アンケートへの講師回答
「学習支援企画担当に聞いてみたいこと」への野中さんの回答
北図書館閲覧担当との立場・権力の差。
基本関係ないです(例:次世代北図書館WGには入っていない)。せっかく北図書館にいるのでよい形で北図書館に関われればよいと思いますが、まだあまりうまくできていません。全学の学習支援のインフラを整備しつつ、せっかく北図書館に席があるので直接的なサービスでも少し貢献したいとは思っています。(今年は「多読図書の展示」「授業必読図書リザーブ制度」などは主体的に提案、実施したと言えるでしょうか。)
各セミナー・ガイダンスをFacebookで広報しないのには理由(学生に情報を届けるには非効率的?など)や狙いがあるのでしょうか。
ただの「さぼり」です。ただし、開催のための広報媒体としての優先順位は低めととらえています(アンケート結果に基づく)。北大Facebookの運用を見極めてから(ブランド戦略重視なのかそれとも?とか)とも思ってました。また、内容についても「記事の投稿は事前&事後?我々が伝えたい内容は何だ?」などが今年はびしっと決まらず見送りました…。ともあれこのあたりを早めに整理して、来年度はやりたいと思っています。
専任職員の十分な確保が難しい時や、学生の新規利用の呼び水としてなど、学生同士が支援しあう体制があれば魅力的ですが、学生が積極的に参加しようと思える条件をつくるのに良い方法は、例えばどんなものがあるでしょうか?
思い浮かびません。関係ないかもしれませんが、今年行った長期研修でセブンイレブンの人の話を聞くことがあって、そこで出た質問の中に「こない人をどうやって呼び込むのか?」というものがありました。その時セブンイレブンの人の答えは即答で「販促しかない」と言ってました。つまり安売りとか、粗品をくばるとかそんなのですよね。セブンイレブンでもそうなのか、と。つまり、人を動かすということは大変なことだと思っています。なにかイベントをやって、一人でも来てもらうのは大変なことだと思っています。よって良い方法はなくて、お金も使って自分も汗もかいて苦しみながらやって、やっと少し成果が見えてくるって部類のものかとは思っています。
調査支援との、仕事の分担・区分け(なんとなくわかりますが…)
えっと、今回のお話でなんとなくわかっていただけたでしょうかね?
学生のニーズを把握するためにどんな取組みをされていますか。
これも今回のお話の中である程度しましたが、基本定型な答えはないように思います。話さなかったことで私が過去に少しやったことは
・ リモートアクセスのログの分析(個人認証なのでどういった所属のどういった身分の人がどのような行動をとったかがわかる。リモートアクセス限定ですが。)
・ 室蘭時代に係員さんと非常勤さんに、1日閲覧室にいて学生の行動観察をして気がついたことを報告せよ、ということをやったことがあります。(自分でも1回だけやってみた。)
あとは基本バイトの学生など知り合いの学生にはいろいろ根掘り葉掘り聞いていましたね。
また、お話しましたが、図書館サポーターに詳しくインタビューしてみたいとは思っています。
ちまたに事例や論文はたくさんあるので、いずれ少しまとめて読んでみたいと思っています。
北図書館がリニューアルしますが,それによって学習支援企画担当の仕事はどのように変わりそうでしょうか?
変わらないと思います。ただし北図書館にはイベントが実施できるスペースが増えたので「知のライブな交流」となるようなイベントの呼び込みを少しずつ営業しようかなとか思ってます。
教育支援というと「先生方が学生に教える力」の支援だと思うのですが,それに類するものは,図書館ですでに何かやっていたでしょうか(勉強不足ですみません!)。教育支援の方法について,何かお考えのことがありましたら教えてほしいです。
現在、現状を記したパンフレットとホームページを準備中です。4月にはパンフレットは全教員へ配布+ホームページをオープンします。これを見ていただければと思います。ただし、これは現状を記したものになります。FDへの支援なんかも考えられるのかな。室蘭時代は、FD関連部署予算で購入したFD関連図書をまとめて図書館においてもらうようにしてたりしてました。これからアクティブラーニングや反転授業などで課題解決に取り組むような授業が増える等従来の教育方法が変わっていく中で、いろいろ食い込める部分はあろうかと思っています。いいネタ思いついたらぜひ教えてください!
担当が発足して約1年になろうとしていますが、他の担当や部局図書室にこういう所をサポートしてもらえたら嬉しいというような事はありますか?
ありがとうございます!でも逆です。我々がサービスポイントのサポートをしたいと考えています。我々はインフラ屋です!ぜひやりたいこと、我々にやってほしいこと、手伝ってほしいことなどありましたらお知らせください!
ライティングなどのアカデミック・スキルを指導する役割を図書館員でなく学内の他組織に担ってもらうとしたら、今後図書館員はどんな役割を担うべきと思いますか?(人と人を繋いだり、全体をコーディネイトする役割なのかなとぼんやり考えているのですが。漠然とした質問ですみません。)
文献の収集や整理のプロでいいと思っています。
物理的に図書館の中にワンストップでいろいろな学習支援組織や国際交流系、キャリアセンターなどの組織をもってきて、全体のコーディネイトをすることもあるかもしれませんが、今後必要な役割とまでは思っていません。そのシチュエーションになったらやるのみなのかなと。あまり能力だとは思ってないかもです。また個人的にはそれをやるには、それらの組織を束ねる、組織や人がいないとうまくいかないのではと思っています。つまり図書館職員個々の能力というよりも、組織的な運営がきちんとできる体制を作れるかどうかという組織マネージメントのほうが大事なのではないかと思います。
事後アンケートの質問への河野さんの回答
Q 河野さんの1日の仕事のスケジュールを教えてください。
質問ありがとうございます!河野の1日のスケジュールですが、ルーティンがない業務をしているせいか毎日やってることが変わります。
締め切り前は1日中同じtaskをやっていますし、スライド4枚目でご紹介した「お出かけ」も、これまでを平均すると週1~2回はどこかに「お出かけ」していますし。
下にここ最近のスケージュール例をいくつか出しますので、「毎日違うことやってるな」という感じで見ていただければ幸いです。
・3月4日
一日かけて平成27年度図書館情報入門のアクティビティ作成
13時半頃、作成中の「教育活動支援パンフレット」について業者と打ち合わせを行った
・3月5日
08:30~11:30 メールチェック、出張報告会の準備など
11:30~13:00 カウンター当番
14:00~16:30 学習理論についての文献読み込み、出張報告会の準備など
16:30~17:00 北図書館閉館準備
夕刻、明日医学部図書館で学生への調査があると聞き同伴させてもらうことに
・3月6日↓
08:30~09:50 メールチェック、10時からの調査に向けての準備など
10:00~12:00 医学部図書館で学生の情報探索行動実態調査に同伴
13:00~15:00 カウンター当番
15:00~ 野中係長と図書館情報入門のアクティビティ内容を検討
16:30~17:00 北図書館閉館準備
講習会の資料作成にかかる時間ですが、河野が担当した回を例に挙げます。
・先生との打合せ:30分
・おおまかな内容、アウトラインの決定:30分
・初めて触る複数のデータベースについて勉強:100分
・パワーポイント作成:2日
資料作成は「ここまで」という明確なゴールがないですし、本番直前まで修正をかけたくなってしまうので、どうしても時間がかかってしまいます。