補足事項

▼報告4の質疑応答の中で触れたプレゼンに関する本の詳細はこちらです。

・「スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン : 人々を惹きつける18の法則 / カーマイン・ガロ著 ; 井口耕二訳」

▼アンケートで寄せられた報告3に対する質問への回答はこちらです。

Q) スライドで使ったフォントが知りたいです。

A) こちらは源柔ゴシックフォントというフリーのフォントです。

丸みや太さなど様々なバリエーションがありますが、わたしは今回「P Bold」というタイプを使用しました。

以下のURLからダウンロード可能です。http://jikasei.me/font/genjyuu/

Q)切り口、内容の膨らませ方、構成、スライドの完成度など、「編集する力」がすごいなと感じました。

何らかの情報を編集することについて、発表としてまとめる際に、もしくは普段から、

意識していることがあれば教えていただきたいなと思いました(みなさん、聞きたいのでは)。

A)未熟者にこのような質問をいただき恐縮です。どうもありがとうございます。以下、長くなります。

スライドについては、他の方のスライドを見ていてもそうなのですが、美しくないものよりは、やはりかわいい・きれい・おもしろいものが好きです。

今回はSlideShareにアップすると決まっていたので(提案したのは自分ですが)、なおさらみっともないものは作りたくないと思って少しがんばりました。

情報の編集…難しい質問ですが、新田館長が出張報告会の際によくおっしゃっている「報告には提案が必要」という言葉に少なからず影響を受けている気がします。

若手の頃は、出張に行くのは情報を持ち帰ることが目的だと考えていました。「情報をできるだけ混じり気なしに職場へ運んであとは偉い人にお任せする」もので、自分はある意味ストローというか、メッセンジャーのような役割だと思っていたんです。

でも館長先生の言葉を聞いて、それは間違いで、自分がどう学びどう考えたかが重要なのだと、はたと膝を打ちました。提案するためには自分の頭で考えなくちゃいけないですからね。汚い例で申し訳ないですが、情報を食べて、消化して、その結果出てきたもの(絞りかすという意味ではないです笑)が大事なのかなと。纐纈さんの発表に「知識の再構造化」という話があったように、「learn-unlearn-relearn」つまり「学んで、一度それを解きほぐして、自分なりの知を作り上げる」のが大切なんだと思います。

今回の発表でも、短期研修の全てをお話するのは時間的にも無理でしたので、ある程度恣意的になったとしても、自分がおもしろい・大事だと思ったことをお伝えしたつもりです。

と、えらそうに語ってきましたが、もちろんすべてを自分の頭で考え出したと言いたいわけではなく、私はよいと思ったものはわりにすぐにパクります 笑。発表のはじめに結論をお話したのは、先だっての「インストラクショナル・デザイン勉強会」で先生がやっていた手法を真似したかったからです。それからスライド について種明かしをしてしまうと、お手本にしたのはhttp://bikkuri.me/archives/1487/ です。どうですこのパクり具合?笑

なのでご質問の「意識していること」の答えは、「自分の頭で考えること」と同時に「いいと思ったことはすぐに真似して実践すること」と言えるかなと思います。で、それって結局リテラシーにもつながってくるのかなと感じているところですが、長くなったのでこの辺で。