質疑応答

【事後アンケートからの質問】

▼茂出木さんへ

Q)  最後におっしゃっていた「プレゼンテーションに頼らないやり方もある」とは、例えばどのようなことを想定されていますでしょうか。

A)

私自身、”例えば”で話せるほどまとまっていませんが、張り切ってパワーポイント30枚作らなくとも、

     同じ内容が1分の立ち話で決着すればその方がお互いの時間が節約できて、それでいいじゃん!

     という思いがずーーとあります。

  つまり、綺麗なパワポを作ることが目的じゃなければ、上手なプレゼンをすることも目的ではなく、   なんなら何もぜずとも「君に任せた!」と言ってもらえれば最高!だなとそれを目指しています。 【当日、会場から出た質問】  ▼茂出木さんへ Q)  どのようにして茂出木さんが「伝えることが伝わっているか」を考えるようになったのか、   あるいはもともとそういう思いがあって周りに伝えるようになったんですか?  A)   そういう質問は初めてですね。   そもそも人より情熱を込めて話しているつもりはないのですが…(笑    東大で初代リテラシー係の係長になったとき、あるデータベースを契約するかしないかの勝負プレゼンをしたのは記憶しています。   そのプレゼンに負けても私がそのDBを使うわけじゃないから、私にとっては困らないのですが、先生方には研究上不可欠なDBだという思いがありました。   そのとき、プレゼンは自分のため話すわけではないという思いを持ちました。    情熱をこめてということに関して言えば、どんなに若くてペーペーな立場でもプレゼンターになったら   「私はここに立つべきである」という気概を持ってプレゼンに臨むべきだと思います。  Q) 東京外大ではプレゼン準備をしたら、周りのみんながツッコミを入れるような文化があるんですか?  A)   少なくとも私が外大に来てからは、「ここで課長(茂出木)に見てもらわないともったいなくない?」と若手職員は思っているのではないかと思います。   私もそのように(「言っちゃなんだけど、プレゼンの講師でわざわざ北大から呼ばれているのよ!私は!」って課員にも伝えてますけど(笑   最近では、資料提出の〆切を意識して、早め早めに準備して「見てください。リハーサルに付き合ってください」と言ってきてくれます。  Q) 質問の余地を残しておくのと、プレゼン中にすべて話すのと、どちらがよいのでしょうか。  A)   私は少しは余地を残しておきます。   ただ場合によっては質問が会場から出ないこともありえますので、その場の雰囲気を想定しながら、   最初からすべてを盛り込むと方法も必要かもですね。。    私は、当日は事前に用意していた原稿そのままで話すことは基本なく、会場の雰囲気、反応を見て、   適当にアレンジしちゃうので、それも込みで「余地を残す」ように心がけています。   ▼守内さんへ  Q) 今回はダイジェスト版でしたが、本来は何分くらいの講習会なのですか?  A)   90分です。  Q) 対象は誰向けの講習だったんですか?  A)   学部三年生向けでした。