質疑応答
――短期研修に参加したことで、海外派遣の応募資格を得ましたが、立候補する予定はありますか?
笠井)
今のところありません英語力がないのと、身長が150cmしかないので海外のみなさんは背が高く威圧感があって外国行くの怖いです(笑
――長嶋さんは具体的に何か考えている感じですかね?
長嶋)
そうですね、アタックはしてみようかと思っています。
――河野さんはどうですか?
河野)
先日提案されかけたので、拒否しました(笑
――拒否した要因は英語力ですか?
河野)
テーマがないからですね。提案されかけたときに、もちろん語学も不安なんですが、自分の中でよく準備してきていなかったので。
――行った方の意見として城さん(北大、海外派遣経験者)どうですか?
城)
11月に2週間位アメリカのマサチューセッツ大学アマースト校に行っていま した。
英語は自分なりには準備していきましたが、よく言われるように、行けばなんと かなります。
向こうもネイティブじゃないことは承知してくれているので。
私がやってよかったなって思ったことは、他の方もやっていることですが、 質問リストを用意して事前に先方に送っておいたこと。
そうしないと自分が何を聞きたいのか、その場だけでは伝えきるのは難しいです。
テーマに関しては私の場合は与えられたので…… 野中さん(北大、河野さんの直属の上司)がテーマならいくらでもオレが考えて やるとおっしゃっていますよ(笑
――目録の話あまり触れられませんでしたが、NACSIS-CATどうなるんですか?っていう質問が来ていました。
笠井)
尾城さんのお話では、NIIと大学図書館が業者とお客さんみたいな関係になっていて、NIIに一方的に要求が来ている状況で……
いやいやそうではなく、NIIも大学図書館も一緒にやっていきましょう。
一応NIIにはビジョンがあるんだけど、それぞれの大学でメタデータとかちょっとずつ違っているので、
それをまず共通化しなければならない、そのために皆さんのご協力が必要です、
みなさん一緒にやっていきましょうというお話でした。
図書館総合展でビジョンは示したとのことです。具体的にっていうのはまだですが。
――長嶋さんの数字で見るというお話の中で、レファレンスが減っているのは総合カウンター分をいれていないってだけではないですよね?
長嶋)
そうですね、いろんな要因は推測できますよね。
でも実際数値化してみてびっくりしましたね。こんなにレファレンス件数がだだ下がりし続けているとは思いませんでした。
ありきたりな言い方ですが、ネットの影響というのはやっぱりあるんじゃないですかね。
本当にわからない時に図書館の人に聞いてみるかというのと、グーグルでなんとか凌げそうかなというので違うと思います。
ただ部局だけでなく、トータルで減っていましたので、本当に色々な要因が考えられますね。
――サービスの認知とか?
長嶋)
そうですね。でもだからこそ、昔のことに興味が沸きましたね。
20年前はそんなにレファレンスサービスは認知されていたんですかね。
――レファレンスサービスの件数は増えたほうがいいと思いますか?
長嶋)
量と質の概念が別ですので、難しい問題ですね。
他のやっているサービスとトータルで考えて、という問題もありますので、やはり難しいですね。
――長嶋さんのお話の中でレファレンスを連携したいとありましたが、何か考えていることがありますか?
長嶋)
事例を蓄積したほうがいいかなって思っています。
部局図書室でもやっていて、それを連携できたらなって。
あの図書室のあの人はこの手のレファレンス得意だなとかお互いにわかっていれば、より適材適所で学生さんが満足する人につなげていけるので、
事例の蓄積、共有っていうのは必要なのかなって思います。
今北大は例えば先週こんなこと聞かれましたとか蓄積はされていないので。
ただし、公共図書館では割と一般的かもしれませんが、利用者へ事例集などとして共有することは慎重に考慮した方が良いと思っています。
まずは図書館職員同士での共有を進めることを考えたいです。
※その後、調査支援担当と学習支援企画担当のみでの共有と、統計入力の事務省力化のため、参考業務事例入力フォームを試行(2016/2-3月)。
――レファレンスの能力を育成するっていうのは今されていないと思いますがどうですか?
長嶋)
そうですね、でもそれは皆3年で異動してしまうので、なかなか難しいですよね。
この前受けたんですが、情報科学技術協会(INFOSTA)の検索技術者検定があるじゃないですか。
あれを受けてからレファレンス担当になるっていうのもいいんじゃないかなぁと思います。
また、スタッフ全員である程度全部の分野を少しずつ網羅できていければ理想的なのかなって思います。
とてもじゃないけど、一人で全てっていうのは難しいと思うので。
――みなさん、河野さんの発表の中で行った"スグキク"は楽しかったですか?
(全員挙手)
河野)
学生に授業をする機会があるのですが、聞いても直接指さないとなかなか答えてくれないんですよ。
全体に聞いても顔を伏せちゃって……
――最後にみなさんから
長嶋)
この勉強会、ホントためになるなって思います!
僕の今日のスライドも東大の鈴木さんにデータのひな形をもらって、電通大の上野さんにも情報を頂いたのですが、
この方たちとは短期研修が終わったあとに名刺交換して、後日メールにて挨拶もしたんです。
そういうことしておくと、今回のスライドの情報とかが聴きやすいじゃないですか。
去年の勉強会でこういうことしておくといいということを事前に知ることができました。
あと、研修のアウトプットの場として、やはりこの勉強会は素晴らしいと思います!
笠井)
研修中に、北海道の勉強会のことが何回かアナウンスされていてよかったです(笑
行く前に昨年度の報告を読み直したのですが、河野さんのお話にあったように刺さるものがあって、勉強しなくちゃっていう気持ちになりました。
あとはSNS、何かやっておいたほうがいいです。
名刺交換のときに結構「Facebookやってますか?」とか聞かれること多いので。
河野)
短期研修に限らずですが、
今日話を聴いて、知らなかったことや刺激を受けたことがあって、「いい話だったな」って思うのもいいですが、
それらは今後の自分の興味に繋がることになるかもしれません。
話を聞いて終わりにせず、講義資料を読んでみるとか、自分なりに調べてみてください。
~事後アンケートより~
クリッカー(的なもの)を体験するのは2回目でしたが、やはり面白かったです。
sugukikuはコメントも書けるのが良いですね。
口頭でおっしゃっていたかもしれませんが、講習会等には既に取り入れられているのでしょうか。
特に学生さんの眠気対策にはとても効果的だと思いますが、反応はどうなんでしょう。
河野)
sugukikuはまだ講習会等には取り入れていません。
今回の勉強会では実験として実施させていただきましたが、手ごたえがありましたので、いつか実現してみたいです。
なおsugukikuではありませんが、講習会中にクイズを用意したりはしています。
集中して聞く部分の途中にアイスブレイクとして入れたり、最初に興味を持ってもらうために入れたり。
眠気対策にも有効だと思います。