第36回「We're back!」

発表資料

「私がこれまでしてきたこと」久保田壮活さん

「日本一小さな国立大学「小樽商科大学」の図書館と研究支援」結城憲司さん

「おいでよ おびひろの森 ~出向報告~」三隅健一さん

「Three years in NII -NII出向報告-」纐纈直也さん

質疑応答

Q1. 北大図書館の良い所と、もっとこうしたらいいんじゃないかという事があれば教えてください。

三隅:人がたくさんいるのは良い所。わからない事を聞けたりするし周りが助けてくれる。

纐纈:人に相談しやすいのは良い所。人数が少ないと聞きづらいこともある。頼れる人もいる。

久保田:組織体制というか、図書館の人が協力できるのは良い所。東大だと職員数が多いが部局の壁が厚くて大変なこともある。北大は資源も共有できる。

結城:こういう勉強会の場を設けてやっているのは良い所で、小さい所だと無理。

事務系だとこういう勉強会をやっているところは中々無く、非常に良い取り組み。

北大は働きやすさもある。ただし、働きやすさから「図書館」だけに留まっている人がいると感じることがあり、

もっと大学の視点で考えて欲しいなぁと思う所もある。

小さい大学はもっと全体が一体になって頑張っているのでそこは見習える点。

Q2. 転勤・転任はいかがでしたか?

久保田:生活の場を移すというのは大変。住居の手続きとか。ただ行った先は自分にとても合っていて、環境も良くハッピーだった。

これまでと全く別の所に行った時、それまでの当たり前が「違う」「おかしい」となる、かならないか。

それが自分の仕事のやり方を捉え直す機会になる。

結城:今まで3回経験している。毎回緊張するし、やだなーと思うこともあるが、行けばなんとかなる。

人に頼ることの大事さを知ったこともあり、今はあまり心配していない。

居心地の良い所に居続けるのではなく、自分の仕事を捉え直す機会にして、自分を変えるきっかけにして欲しい。

三隅:やり方が違うことにびっくりすることもある。間違っていると思うこともある。

それを「これからはこっちにします」とするのは気を遣う。「何でそうなっているのか」良く話を聞くようにしている。

そうすることで勉強になるし、そういう気持ちを持っていた方が良いと思っている。

纐纈:仕事が劇的に変わって大変なことも多かった。スピード感について行けないと感じることもあった。

でも色々助けて貰ったり、助け合ったことが良い経験になった。

Q3. (結城課長に向けて)小樽の時の研究支援の話でお金の話以外を、また研究支援課長としてこれからどういう研究支援をしていこうと考えているかを併せて伺いたい。

結城:小樽では研究協力系の仕事をしていて事務仕事が多かった。

北大図書館で何をしようと思っているかについては、何をやるべきかまだ見えていない。

支援の内容は、研究内容と学部によって変わると思うので、

部局の視点で需要を把握したり先生方にこういう支援をした方が良いということを考えて貰って、その提案を後押しすることができればと考えている。

積極的にやっていけば広がる面白い分野だと思っている。

Q4. (纐纈さんに向けて)NIIでどういう研究支援をやっていたか

纐纈:NIIは、面白い、センセーショナルな研究をやっていこうという先生がいる。その研究内容を発信していくことが一つの研究支援だと思っている。

またこれからオープンサイエンスの基盤を作っていく所で、研究データをこれからどう管理して、保存して、検索可能とするかなどを考えていて、

これが研究支援にどうつながっていくかという所。

第36回勉強会のまとめです。

第36回勉強会『We're back!』のまとめ - Togetter

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