Q1)
ある情報の重要度というのは、どれくらい追っていると判断できるようになりま すか?
A1)
そこは難しいところで、CAポータルの仕事をしていた時に散々痛感したんですけ れども、
情報発信って仕事としてはほとんど情報の価値判断なんですね。
これは伝える価値がある情報かどうかを判断するというのが一番難しいところです。
それがすごく難しいというのは、例えば普段CAポータルを見て、
こんなん紹介しなくてもいいやろーとか思ったりする記事とか結構あると思うの ですが、
そういったところからもわかっていただけるかと思います。
誰かにとって価値があるかどうかと、みんなにとって価値があるかどうかはまた 別なので、
どんなテーマでも結構時間がかかるかなと思います。
例えばOAなんて結構本当に難しいテーマで、私も1年半くらい勉強していますが、
まだわからないことがいっぱいあります。
勉強すれば勉強するほどだんだん重要な情報というのがわかってくるという感じで、
具体的な時間というのは難しいですけれど、1年とか2年とかかかると思います。
Q2)
なぜチェブラーシカをアイコンに使っていらっしゃるのですか?
A2)
最初にアカウントを作った時に、近くにあったチェブラーシカのコップを写真に 撮っただけなんです(笑)
今さら変えるのもなんなので。
Q3) 疲れることはないのでしょうか。疲れたときには、どうしているでしょうか。 A3)
むかしカレントアウェアネスの担当だったころは毎朝毎夜疲れ果てていましたが、
情報収集が仕事ではなくなった現在は無理のない範囲で情報収集しているので、あんまり疲れきってしまうということはないです。
めんどくさいなあと思うことがまったくないとは言いませんが。
本当に知っておかないとまずいような情報は見逃しても必ずどこかで目にしますし、
もういいやってときはぽちっと全部既読にしたりもします。
しんどさが続くようなときは方法を見直すタイミングだと思っています。
(ストレス解消という意味なら、疲れたときは気の済むまで寝るか長風呂に入るか服を買うかしか私にはないです。) Q4) 小樽商科大学附属図書館では主にFacebookを用いて図書館の様子やイベントなど の出来事を発信しています。 が、FacebookだけでなくTwitterやブログなど他のメディアでも発信した方が良 いのでしょうか? 私は同じ情報を多方面で発信することは大変な事ですし、
重複する内容であれば ひとつのメディアで構わないのではないかと考えています。 A4)
情報発信はコストがかかりますし、なにか特定のメディアに絞るというのもひとつのご判断です。
情報発信には目的があるはずで、それがターゲット層に対してきちんとリーチできる手段であれば十分だと思います。
利用者アンケートを取ってみると、図書館からの情報伝達手段としてはメールがいちばん効果的なんだろうと思えてきますが……
(もちろん情報発信の目的は一方向の情報伝達だけではありません)。
個人的には、ソーシャルメディアは苦手なので、ウェブサイトに情報をきちんと刻んでいって、
必要に応じてFacebookやTwitterのようなツールでちょっとしたコメントをつけて広めていくという方法が好みです。 Q5) 大学図書館職員として、一番時間を割いて学ぶべき事は何だと思いますか? A5) 一般的にはそのひとがどういう働き方をしたいかによる(べきだ)と思いますし、なんとも答えづらいです。
周囲と似たようなことを勉強していたって希少価値は生まれませんし。。
私自身が何に重点投資しているかということで良ければ、「学術情報流通」「Web技術」「デザイン」
「きちんと読むこと」「きちんと書くこと」のようになるでしょうか。
ただ、いちばん身につけたいと思っていることは「ファンを作る力」とでもいうものです。
相手が利用者でも同僚でも業者さんでも、好感を持ってもらえる、一緒に仕事したいと思ってもらえる、
ということが安定してできると強いですよね。学んで身につけられるのかって言われたら、よく分かりませんが。 Q6) 暑い地域での資料保存の対策など。 A7) 直接タッチしてない業務なのでなんとも申し上げられないです。すみません。