日時 2014年1月17日(金) 18:00-20:00
場所 新所沢コミュニティーセンター第一会議室
講師 伊藤博(本会代表理事)
講師からの報告
1月17日(金)午後6時から8時まで、所沢市の新所沢コミュニティーセンターで、
ところざわ福祉の住まいづくりをすすめる会の勉強会「福祉住環境入門」講座を
開催しました。
ところざわ福祉の住まいづくりをすすめる会は、福祉・医療・建築のネットワー
クで“高齢期の住まい”を考え、より良い福祉住環境・福祉のまちづくりの実現
をめざすことを目的に、昨年の12月15日に設立しました。現在は埼玉県にNPO法
人の設立申請を行っています。
今回は、結成して初めての勉強会ということで、「福祉住環境入門」をテーマに
私・伊藤博が講師を務めました。多くの会員の方が参加され、また、本会とは友
好・協力関係にある「福祉住環境コーディネーター協会」の事務局長さんにも
ご参加いただき、とても有意義な勉強会となりました。
講演の内容は次の通りです。
1 日本の住環境の問題点
・日本の住まいの歴史、住環境の問題点 等
2 高齢化と住環境
・家庭内事故の問題 等
3 手すりの取り付け・福祉用具
4 住宅改修の事例検討
・浴室やトイレを中心に改修した事例・2例
5 福祉のまちづくり
講演後の参加者の意見交換会では、次のような意見が出されました。
所沢市の一部の地域包括支援センターは、自分たちが実際に住んでいる地域と
離れているところがある。気軽に介護の相談に行くことができるのだろうか。・
住宅改修が必要な理由書は、福祉住環境コーディネーター2級以上の人は作成
できると聞いているが、所沢市での扱いはどうなっているのか。
個人の住宅改修の問題から、老人施設の配置も含めた福祉のまちづくりのあり
方も、同時に考える必要性が理解できた。
「福祉住環境コーディネーター協会」という会員数7千名以上の全国的な組織
がある。その事業案内に、ところざわ福祉の住まいづくりをすすめる会主催の勉
強会なども、紹介させていただきたい。
今後は月に1回程度の勉強会を積み重ね、会として何が課題なのかを会員の皆さんと
話し合いながら、近い将来の事業化を見据えた活動を進めていきたいと考えています。
なお、今回講義に使用したプレゼンテーション方法が、参加者の方々にとても好
評でした。マグネット黒板に、A4の用紙にキーワードを手書きした紙を次々に掲
示していく方法で、「KP法」と呼ばれるプレゼンテーション手法です。
この方法は、私の古くからの友人である 川嶋直 さんに教えていただきました。
http://www.youtube.com/watch?v=6ROgvpY4x6U
興味のある方は、ぜひ川嶋さんの著書「KP法」をご一読ください。facebook
での紹介サイトもあります。
(伊藤博)