目的 代表理事挨拶 定款 事業報告書・活動計算書
NPO法人「ところざわ福祉の住まいづくりをすすめる会」は、埼玉県所沢市およびその周辺地域において、ユニバーサルデザインの視点からの住まいとまちの改善に関する普及と実践を通して、障害者や高齢者の自立支援及び介護負担の軽減に資する福祉のまちづくりの推進に寄与することを目的とします。
“NPO法人ところざわ福祉の住まいづくりをすすめる会”のホームページをご訪問いただき、ありがとうございます。令和5年6月より、本会の代表理事を引き継いだ権田和司と申します。よろしくお願いいたします。
さて、本会の名称に入っている「福祉の住まいづくり」とはどういうことでしょうか。
「福祉」の概念はWelfareからWell-beingへと変わってきています。すなわち、持続的な幸せや人生の豊かさに価値を置き、自らが望むライフスタイルを実現していくために“住まい”や“まち”をデザインすることと言えるのではないでしょうか。
私たちは、これからの「福祉の住まいづくり・まちづくり」は、ユニバーサルデザインの施設整備や心のバリアフリーの醸成にとどまらず、個人が主体性を持って“住まい”やその周辺を取り巻く“住環境(まち)”に働きかけるさまざまな工夫やふるまいまでも含めた幅広い活動と捉えたいと考えています。
本会は平成25(2013)年12月15日に設立し、既に10年以上が経過しています。その間、高齢社会における“住まい”や“暮らし”を取り巻く諸課題を、福祉と建築の双方の視点から発見し解決策を考え普及啓発する活動をしてきました。
近年では、セミナーや勉強会を通した知見の蓄積とそれを踏まえた小冊子の発行による普及啓発を軸に展開しています。
これからは、住宅の課題にとどまらず、まちづくりレベルや認知症の人の暮らしやすさなど、幅広い課題に対応することが求められてきます。そこで、介護、医療、リハビリ、建築、不動産、まちづくりにかかわる方、さらには士業やIT関係技術者の方なども含め、多彩な知恵と技術を結集し、高齢社会における福祉の住まいづくり・まちづくりに取り組んでいけるよう、多方面からの参加協力を歓迎いたします。
今後とも“NPOとこすま”をどうぞよろしくお願いします。
令和6年(2024年)6月10日
権田和司