シリーズ「福祉の住まいづくりに期待すること」の3回目として11月17日に福祉住環境コーディネーター検定を立ち上げた福祉住環境コーディネーター協会の川瀬健介理事を招き、「福祉住環境コーディネーター協会の活動を通じて思うこと」を伺いました。
11月17日の夜、所沢市こどもと福祉の未来館でNPOとこすまの勉強会を開催しました。
今回のテーマは「福祉の住まいづくりに期待すること」シリーズの第3回目として、福祉住環境コーディネーター協会理事の方を招いて、同協会の設立時の思いや活動の現状、課題などをお話しいただきました。
介護保険制度が発足する前に、福祉住環境を考える人材を育成したいとの思いから、現在まで続く福祉住環境コーディネーター検定試験が開始されたこと。高齢期の住まいの諸課題の解決を目指すとともに、生涯学習やまちづくりに至るまで、トータルに考え活動することが大切であること。等々のお話しがありました。
勉強会後半の意見交換の時間では、他の専門職と比較して、福祉住環境コーディネーターの存在がほとんど知られていないことや、あえてこの資格を取得せずとも、住宅改修や福祉用具に関する仕事は普通に行われている現状があること。そして今後は、この検定資格の国家資格化を目指すのか、それとも福祉用具専門相談員の業務とのすり合わせを行い一体化していく方向を目指すのか、いずれかの方向を考える時期に来ているのではないか、との意見も多く出されました。
様々な課題が浮き彫りになった勉強会でした。
(Facebookでの報告)