日時 2014年6月13日(金) 18:00-20:00
場所 新所沢コミュニティーセンター第2会議室
講師 権田和司(本会副代表理事)
6月13日(金)午後6時から8時15分まで、所沢市の新所沢コミュニティセンターで、NPO法人ところざわ福祉の住まいづくりをすすめる会の勉強会が開かれました。今回のテーマは「福祉のまちづくりを考えよう」です。参加者は11名。
法人副代表理事の権田和司さんが講師となり、平成25年度に実施された所沢市主催の「みんなのアイデアコンテスト」に応募した提案をもとに、参加者の方々と話し合いました。
所沢市のみんなのアイデアコンテストは平成24年度から行われており、今回は所沢市のゆるキャラ「トコろん」を活用する課題のほかに、「ひとり暮らしのお年寄りを支えるためのアイデア」という課題も設定されていました。
権田さんが所沢市に提案したアイデアは、次の4本です。すべて「ひとり暮らしのお年寄りを支えるためのアイデア」に該当する内容です。
1、高齢者の有するまちの記憶の記録・保存事業
「地区のオーラル・ヒストリーづくり」
2、SNSを活用した資源(アセット)情報システム事業
「支え合いのために”できること”登録制度」
3、高齢者にやさしい住まいの普及啓発事業
「ひとり暮らし予備軍のための住まいの工夫」
4、空き地等を活用した移動販売のための広場整備事業
「マーケットガーデン(市庭)ネットワーク」
これらのアイデアを、所沢市の事業として行うのではなく、仮にNPOの活動として実施するとしたらどのような展開が考えられるか、がこの日の勉強会の主題でもありました。
権田さんが提案の説明をされた後に、参加者からは様々な質問や意見が出されました。
・提案1は認知症の予防という観点で有効ではないか
・いずれの提案でも、実際に類似の事業に取り組んでいる団体はあるのか
・提案3では「将来の住み方相談」にウェイトを置くのも良いだろう
・提案4では、実際にどのようなニーズがあるか調査することも重要ではないか
・高齢者向けの配食サービスでも課題が多いので、マッチングできる取り組みも必要
等々です。
会ではこれまで会員対象の勉強会を中心に活動してきましたが、そろそろ具体的な事業化に向けた取り組みも必要になっています。今回の勉強会を機に、事業化へ向けた活動も徐々に開始していきたいと思います。