コンピュータネットワーク2演習

元科目担当の横田先生のスライドに沿って以下の演習を用意しました。

第13回の課題とします。

準備:

Windowsのスタートボタンを押して「cmd」と入力し、コマンドプロンプト(Command Prompt)を開きます。

演習:

コマンドプロンプトに1行ずつ以下のコマンドを入力してEnterキーで実行します。

「反応がない」や「表示が止まらない」などの状況になった場合は、

Ctrl + C でコマンドを中断してください。 

以下の資料はN101情報実習室のパソコンで作成しています。コマンドの実行結果はパソコンやネットワーク環境で異なります。この資料と一致しなくても問題ありません。

 ※自宅パソコンで実習を行う場合※
提出物にIPアドレスが記録されることを承知してください。

  1. getmac

パソコンのMACアドレス(物理アドレス)を表示する。
パソコンに複数のNIC(ネットワークデバイス。有線LAN、無線LAN、Bluetoothなど)がある場合は複数のMACアドレスが表示される。

  1. ipconfig /all

パソコンのネットワークデバイス(イーサネットアダプター)の
物理アドレス、IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウエイ
などが表示される。
複数のアダプターがある場合は各アダプターについて表示される。
以下の例はアダプターが1個の場合。

  1. netstat -n
    ネットワークの利用状況を表示する。
    ローカルアドレス(接続元)※1 から 外部アドレス(接続先)のIPアドレスと接続ポート番号※2 と 接続状態※3 が表示される。

    ※1 使用中のパソコンのIPアドレス。127.0.0.1はローカル・ループバック・アドレスで自分自身を示す特別に決められたアドレス。自分から自分への通信ーアプリケーション間の通信ーで利用される
    ※2 ポート番号によってサービス内容を決めてある。80番はhttp、443番はTLS(暗号通信)など。
    ※3 ESTABLISHED接続確立 CLOSE_WAIT通信サービス終了待ち 
    TIME_WAIT切断完了待ち 

  1. netstat -s -p UDP 5

5秒間隔でUDPによる通信統計がモニター表示される。
リアルタイム通信の動画や音声、ゲームサービスなどを利用してみる。
UDPをサービスが利用している場合は表示に反映される筈。

  1. モニター表示を中断するために Ctrl + C (コントロールキーと Cキーを同時に押す)する。

  1. arp -av
    ARPテーブルを表示する
    パソコンとネットワークで接続された機器のIPアドレスとMACアドレスが表示される

  1. ipconfig /displaydns
    パソコンに登録されたDNSアドレスを表示する
    ネットワークの利用状況によっては大量に表示される。

  1. nslookup www.nagoya-bunri.ac.jp

  2. nslookup www.google.com

  3. nslookup www.amazon.com

DNSでドメインネームからIPアドレスを検索する。
IPv4アドレスが表示されるものやIPv6アドレスも表示されるものもある。
Aliases(別名)が表示されるものもある。別名として異なるドメインネームを1つのIPアドレス(Webサーバなど)に割り当ててアクセスしたドメインネームに応じた処理をさせる場合に利用する。

  1. ping www.nagoya-bunri.ac.jp
    大学の現Webサーバ。学外のWebサーバを利用している。

  2. ping 202.236.100.5
    大学の旧Webサーバ。学内ネットワークに接続されている。Webサービスは停止。

  3. ping www.mext.go.jp
    文部科学省のサーバ。pingを受け付けない設定になっている。

以下のコマンドは学外のネットワークで実行した場合、タイムアウトで情報を得ることができない。

  1. tracert 192.168.100.9

  2. tracert 202.236.100.5

  3. tracert www.nagoya-bunri.ac.jp

提出:

Webclassの第13回課題にコマンドプロンプトの内容をすべて選択
(メニュー → 編集 → すべて選択。あるいはCtrl+A)
してテキストをコピペして提出する。
(コピー操作は、メニュー → 編集 → コピー。あるいはCtrl+C)