家を建てるとき、柱や梁が組み上がり、屋根の一番高いところに棟木(むなぎ)が取り付けられると、「棟が上がった」といいます。
この「棟上げ」は、家の骨格ができあがる大切な節目。
昔から、家づくりの大きな祝いの日として大切にされてきました。
そして、棟が上がると棟上げ式を行う昔ながらの風習があります。
ぷからーさも棟上げ式を行いました。
大工さんやご近所、日頃お世話になっている方々を招き、大工仕事の労をねぎらい、人々に感謝し、完成までの無事を願います。
そして、沖縄の棟上げ式といえば――
ヤギ汁です。🐐
ヤギ汁には独特の香りがあります。
北海道のジンギスカンを思わせるような、少し野性的な匂い。
好き嫌いが分かれる味ですが、僕は大好きです。
最近では、若い沖縄の人たちの中にも、ヤギ汁を苦手とする人が増えてきました。
そして今では、棟上げ式そのものを行う家も少なくなっています。
そして、棟上げ式には、もう一つ大切なものがあります。
「紫微鑾駕(しびらんか)」です。
棟上げの際、棟梁や家主が「紫微鑾駕」と書いた板や札を棟木に取り付ける習わしがあります。
「紫微(しび)」は、道教で北極星を神格化した神様を表し、「鑾駕(らんか)」は、神様が御輿に乗って訪れることを表す言葉とされています。
つまり、
天の神様を家に迎え、住む人々を守り、家の繁栄を願う。
そんな意味が込められているのです。
「紫微鑾駕」と書いた板を、小屋裏の一番上の梁に取り付けました。
普段は見ることのできない場所ですが、今もそこにあります。
家を建てる。
神様を迎える。
そして、みんなで祝い、完成を願う。
ぷからーさも、そんな沖縄の家づくりの風習を受け継いでいます。