◆公開期間 2021年8月23日(月)~9月17日(金)
◆主 催 国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)
◆共 催 文部科学省
◆閲覧料金 閲覧無料
2021年8月23日(月)~9月17日(金)にオンライン開催された「イノベーション・ジャパン2021~大学見本市Online」に、東洋大学からシーズ展示に研究成果を出展いたしました。
イノベーション・ジャパン 大学見本市とは、全国の大学等の技術シーズを一堂に集め企業へ紹介し、産学連携の推進、技術移転のきっかけとなる場を提供することにより、産業活動の活性化を目指す産学連携マッチングイベントです。大学等における研究シーズと産業界のニーズをマッチングさせるイベントとしては国内最大規模になります。18年目を迎え昨年に引き続き、新型コロナウィルス感染症の状況を考慮し、開催形式をオンライン開催として実施しました。
全国の大学による多くのエントリーの中から、JSTによる厳正な審査を経て採用された研究成果が出展され、本学からは以下の2件の研究成果が採用となりました。
開催期間中は、本学の研究成果に多くの企業・団体の方が視聴・閲覧いただきました。
出展分野 ライフサイエンス
出展タイトル 植物の再生を活性化する新規生理活性物質の利用方法
出展研究者 生命科学部 応用生物科学科 教授 梅原 三貴久
技術概要 植物の再生技術は、種子を得にくい植物、遺伝子組換え植物、商業価値のある植物の増殖に必要不可欠な技術です。通常、植物体の再生を誘導するためには、オーキシンやサイトカイニンなどの植物ホルモンを添加します。しかし、最適なホルモンの種類や濃度は植物種によって異なります。今回、上記ホルモンとは別にストリゴラクトンの生合成阻害剤および作用阻害剤を新たな不定芽形成促進物質として利用できることを明らかにしました。
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出展分野 シニアライフ(高齢社会)
出展タイトル スムーズかつ小さな力で段差乗越え可能なキャスタユニット
出展研究者 理工学部 機械工学科 准教授 横田 祥
技術概要 本キャスタは、4節リンク機構の原理を利用し、主車輪と副車輪をリンクで連結した構造を採用します。この構造により、段差進入時に主車輪が段差から受ける前後方向の衝突力を、副車輪が段差を押し付ける力に変換かつ倍力し、小さな力でスムーズに段差を乗越えることを可能とします。さらに、副車輪と主車輪がそれぞれ段差に押し付けられます。この2点で段差を捉えることで、斜めからの段差乗越えでもキャスタの首ふりを抑制し、スムーズな段差乗越えを可能とします。
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