【報告】高校生のための生命科学部理科実験教室を開催しました

2019年7月14日(日)、8月4日(日)に高校生のための生命科学部理科実験教室を開催しました。

理科教育の推進の一環として、毎年夏季に行われている講座です。

地球温暖化対策が課題とされている昨今、化石燃料を代替するものとして、生物資源(バイオマス)を原料としたバイオエネルギーが注目されています。そこで、今年は「バイオエタノールをつくろう!~エコな社会を目指して~」と題して行いました。

午前にバイオエタノールの製造過程や現在の課題について学び、午後は実際に参加者の身近なものからバイオエタノール製造に関わる酵素の抽出実験を行いました。今回はまいたけ、えのき、しめじの3種のキノコから酵素を取り出し、バイオエタノール製造に利用可能か検証しました。 

参加者からは「実験室の広さに驚いた」「初めて扱う機械で戸惑ったが、大学生の方が優しく教えてくれた」など大学の環境を体感し、大学生と触れ合うことで緊張がほぐれた様子が伺えました。また、参加した高校生と講座を担当した教員と大学生が学生食堂で昼食を囲み、大学の授業や生活のことなど色々と質問があがり、「大学生活のイメージを持つことができた」「東洋大学でもっと多くのことを学びたい」など感想をいただきました。