【実施報告】2019年度 地域の魅力再発見 食育推進事業 群馬県の食材を活かした「すき焼き」調理講習会を実施しました。

本キャンパスのある群馬県は、EUに日本から唯一輸出されている「上州和牛」、生産量日本1位のコンニャクイモを使った「シラタキ」、知名度の高い「下仁田ネギ」、生産量上位の「春菊」、「しいたけ」など、すき焼きに必要な食材を全て県産でそろえることができる「すき焼き自給率100%」の県です。今回は、下仁田ネギの代わりに、地産地消をかねて、板倉町のネギを使用しました。

今回は、大学祭「雷祭」にて、群馬県の食文化や食育について学ぶことを目的として、11月3日(日)午前の部は小学生を対象に、午後の部は一般の方を対象に実施しました。

本企画は、群馬県若い世代食育推進協議会の活動の一環として、食環境科学部健康栄養学科の3年生がメインとなり、当日の運営・企画を担当しました。

当日は、まず、同協議会学生委員のメンバーが、「ぐんまちゃんと学ぶ食育かるた」を通して、群馬県産の農産物や郷土料理についての講話を行いました。

続いて、今回のすき焼きの食材がすべて群馬県産であること、美味しいすき焼きの作り方について説明し、各テーブルに食材を用意した後に学生が主導となり、調理を行いました。


最後に、講評として食環境科学部 健康栄養学科 井上広子准教授より、今回の体験を通して、家庭においても群馬県のおもてなし料理であるすき焼きを広めていき、また日本の郷土食・食文化についても理解を深めて欲しいと締めくくりました。

来場者からは、楽しみながら、食の大切さを学ぶことができました。また、調理においてコツを教えてもらい大変勉強になりました。今後、自宅や友人とすき焼き食べる機会を増やしていきたいとの感想が多く出されました。
群馬県の豊かな食材で作るすき焼きで、県外や海外から訪れるお客様をもてなしたいという活動と、本学の実践的な食育活動の共同による貴重な取り組みとなりました。