2019年度食環境科学部主催おいしい科学実験講座 を開講しました。

食環境科学部主催のおいしい科学実験講座が2019年7月30日(火)に開催されました。今年のテーマは「すがたを変える油脂!」~○○するだけで見た目も味も大変身!?~という事で、沢山の高校生と共に食とサイエンスについて学びました。

本講座は食育教育推進の一環として、高校生を対象に毎年夏季に行われている講座です。

今回の講座では、普段気に留めず口にしている食材に焦点を当て、本学食環境科学部の教員および在校生と一緒に「食事」の中に隠されているサイエンスを体感しました。

午前はグループでマヨネーズを手作りし、調理における乳化について体験しながら学びました。また、それを用いてチキン南蛮を調理して昼食として食べる事で、自分で作る楽しさと、人と一緒にテーブルを囲み、食事する楽しさを体験しました。

午後は油脂に関する実験と講義を行い、油脂の分類をはじめ、分子模型などを用いて実際に自分達が調理した食品中の油の分子構造とその変化について理解を深めました。

市販品を利用するのではなく、調味料から自分で作ることで味や仕上がりの違いを実感したことと、その違いの中に存在するサイエンスについての解説を聞くことで、食事への興味と理解を深めました。 

参加者からは「楽しく調理し、おいしく食事をすることができた」や「調味料について理解が深まり、今後は意識して調理に取り入れたい」などの感想を頂き、本講座で伝えたかった食事の楽しさやそこに含まれるサイエンスについて理解を深めていた様子でした。また当日は、参加した高校生と教員や在校生達が楽しく会話している姿も見受けられ、高校生達から「大学の印象が変わった」や「大学の先生は親しみやすく、何でも話せる」などの感想を頂きました。