大阪大学・研究セミナー(2017年度)
研究セミナー|使える・伝えるミクロ経済学
セミナー概要:履修の手引き ウェブサイト ゼミ生によるサイト
公式Twitterアカウントは @yasudasemi_ou です!
場所/スケジュール:TBA/水曜日 16:20 - 17:50 (進み具合によっては延長の可能性アリ)
オフィスアワー:水曜日 12:30 - 13:30 文法経本館338号室
安田洋祐(担当教員):yasuda <at> econ.osaka-u.ac.jp
最終更新日:2017年7月7日
お知らせ
[2017/7/7] --- 7月12日(水)の16:30頃(たぶんゼミ開始前)からゼミ写真の撮影があります。
[2017/4/9] --- 今年度初回のゼミを4月13日(水)に行います!
[2017/1/31] --- 来年度の安田ゼミ履修者一覧が経済学部本館に掲示されました。各自確認してください。
[2016/11/26] --- 2017年度のサイトを開設しました。
ゼミの活動
<2017年度1学期>
4月12日
自己紹介
今年度のテーマ選び
ゼミの係決定
ゼミ長 --- 辻
副ゼミ長(カメラ・SNS兼任) --- 花本
合宿係 --- 冨士澤、杉江
インゼミ係 --- 趙、重本
新歓&OBOG会係 --- 面矢、鳥羽
コンパ係 --- 藤野、中村
<第1回ゼミ懇親会>
桜の通り抜け
4月19日
【報告】
経済セミナー(4・5月号)
特集(瀧澤論文)--- 鳥羽
特集(岩村論文)--- 面矢
医療経済学 --- 花本
【報告】数字で見る経済ニュース
日本のニュース
報告者:飲食店における喫煙 --- 杉江
世界のニュース
報告者:CFAフラン --- 重本
4月26日
【報告】
経済セミナー(4・5月号)
特集(村松論文) --- 趙
特集(坂井論文) --- 中村
【報告】数字で見る経済ニュース
関西のニュース
報告者:大阪市営地下鉄の民営化 --- 辻
5月10日
【報告】
経済セミナー(4・5月号)
特集(花薗論文) --- 富士澤
【報告】数字で見る経済ニュース
アジアのニュース
報告者:藤野
【報告】
アメリカの医療制度 --- 新田、前川
<5月12日:ニッポンのジレンマ収録予定>
5月17日
【報告】
行動経済グループ
5月24日
【報告】
因果推論グループ
<第2回ゼミ懇親会>
ピザパーティー(人気投票ゲーム)
5月31日
<安田不在の予定>
【グループワーク】???
6月7日
【報告】
行動経済グループ
【報告】数字で見る経済ニュース
日本のニュース
報告者:
世界のニュース
報告者:趙
6月14日
【報告】
因果推論グループ --- 面矢、藤野
【報告】数字で見る経済ニュース
関西のニュース
報告者:富士澤
6月21日
【報告】
行動経済グループ
【報告】数字で見る経済ニュース
アジアのニュース
報告者:田中
6月28日
【報告】
因果推論グループ
【報告】数字で見る経済ニュース
日本のニュース
報告者:
世界のニュース
報告者:
<第3回ゼミ懇親会>
TBA
7月5日
【報告】
ゼミ合宿プレゼン
長崎、釜山 --- 杉江
伊勢、台北 --- 富士澤
【報告】数字で見る経済ニュース
関西のニュース
報告者:
7月12日
<ゼミ集合写真撮影>
【報告】
ゼミ合宿プレゼン
【報告】
アジアのニュース
報告者:
7月19日
<前期MVP決定>
【報告】
行動経済グループ
【報告】
因果推論グループ
<第4回ゼミ懇親会>
【夏合宿】
TBA
<2017年2学期>
10月4日
【報告】?
TBA
教科書(追加・変更の予定アリ)
『経済セミナー』2017年4・5月号, 2017.
初回講義時に全員分配布します!
特集「経済学で身近な制度を考えよう」を中心に理解します。
1. 行動経済グループ
『行動経済学入門』筒井義郎他, 2017.
『実践 行動経済学』リチャード・セイラー + キャス・サンスティーン, 2009. ← コピー配布予定
【参考図書】
『愛と怒りの行動経済学:賢い人は感情で決める』エヤル・ ヴィンター,2017.
『いつも「時間がない」あなたに: 欠乏の行動経済学』センディル・ムッライナタン + エルダー シャフィール, 2017.
『ファスト&スロー』(上・下), ダニエル・カーネマン, 2014.
『行動経済学入門』多田洋介, 2014.
『ヤル気の科学―行動経済学が教える成功の秘訣』イアン・エアーズ, 2012.
『行動経済学 経済は「感情」で動いている』友野典男, 2006.
2. 因果分析グループ
『「原因と結果」の経済学―データから真実を見抜く思考法』中室牧子 + 津川友介, 2017.
『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』伊藤公一朗, 2017.
【参考図書】
『岩波データサイエンス Vol.3』岩波データサイエンス刊行委員会, 2016.
『計量経済学の第一歩 - 実証分析のススメ』有斐閣, 田中隆一, 2015.
『実証分析入門 データから「因果関係」を読み解く作法』森田果, 2014.
『貧乏人の経済学―もういちど貧困問題を根っこから考える』アビジット・バナジー + エステル・デュフロ, 2012.
『その数学が戦略を決める』文春文庫, イアン・エアーズ, 2010.
『ヤバい経済学 [増補改訂版]』スティーヴン・レヴィット + スティーヴン・ダブナー, 2007.
3. 政策提言グループ ←1&2終了後
『日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用』日本経済新聞社, 大湾秀雄, 2017.
『スマートグリッド・エコノミクス -- フィールド実験・行動経済学・ビッグデータが拓くエビデンス政策』有斐閣, 依田高典+田中誠+伊藤公一朗, 2017.
『その問題、経済学で解決できます。』東洋経済新報社, ウリ・ニーズィー + ジョン・リスト, 2014.
『善意で貧困はなくせるのか?―貧乏人の行動経済学』, ディーン・カーラン + ジェイコブ・アペル, 2013.
(4. ビジネス・テクノロジーグループ ←1&2終了後)?
"Machine, Platform, Crowd: Harnessing Our Digital Future", Andrew McAfee and Erik Brynjolfsson, 2017.
『限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭』ジェレミー・リフキン, 2016.
合宿:課題図書候補
選択の科学, シーナ・アイエンガー, 2014.
それをお金で買いますか, マイケル・サンデル, 2014.
教科書(旧プラン)
"Matchmakers: The New Economics of Multisided Platforms" by David S. Evans and Richard Schmalensee, 2016.
関連書籍
"Platform Revolution: How Networked Markets Are Transforming the Economy - and How to Make Them Work for You" by Geoffrey G. Parker and Marshall W. Van Alstyne, 2016.
"Platforms, Pricing, Commitment and Variety in Two-sided Markets" by Andrei Hagiu, 2008.
"The Economics of Information Technology: An Introduction" by Hal R. Varian, Joseph Farrell and Carl Shapiro, 2004.
『ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー 2016年 10 月号』(プラットフォームの覇者は誰か), 2016.
『角川インターネット講座11 進化するプラットフォーム グーグル・アップル・アマゾンを超えて』出井 伸之(監修), 2015.
『シェアリングエコノミー』アルン・スンドララジャン, 2016.
『シェアリング・エコノミー--Uber、Airbnbが変えた世界』宮崎康二, 2016.
参考文献
『急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則』マルコム・グラッドウェル, 2007.
『「ネットワーク経済」の法則―アトム型産業からビット型産業へ…変革期を生き抜く72の指針』カール・シャピロ, ハル・R. バリアン, 1999.
『ザ・プラットフォーム―IT企業はなぜ世界を変えるのか?』尾原和啓, 2015.
『プラットフォーム戦略―21世紀の競争を支配する「場をつくる」技術』平野敦士カール, アンドレイハギウ, 2010.
『図解 一目でわかるITプラットフォーム』高橋暁子, イイヅカアキラ, 2012.
『アルゴリズムが世界を支配する』クリストファー・スタイナー, 2013.
『シェア―<共有>からビジネスを生みだす新戦略』レイチェル・ ボッツマン, ルー・ ロジャース, 2010.
参考論文
To be written...
関連教材など
(昨年度の講義ページより部分的に転載)
メイン・テキスト候補
Everything I Ever Needed to Know About Economics I Learned from Online Dating Amazon
Power System Economics: Designing Markets for Electricity Amazon
Security and Game Theory: Algorithms, Deployed Systems, Lessons Learned Amazon
サブ・テキスト(文庫・新書)候補
文庫本 (関連するブログ記事)
<行動経済学>
*ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?(上・下)
予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
明日の幸せを科学する
選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義
<市場・経済政策>
急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則
ロングテール‐「売れない商品」を宝の山に変える新戦略
経済政策を売り歩く人々―エコノミストのセンスとナンセンス
市場の倫理 統治の倫理
<労働・貧困>
仕事のなかの曖昧な不安―揺れる若年の現在
僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版
貧困の終焉: 2025年までに世界を変える
<統計と戦略>
*その数学が戦略を決める
「みんなの意見」は案外正しい
もっとも美しい数学 ゲーム理論
比較制度分析序説 経済システムの進化と多元性
<マネー>
*それをお金で買いますか
マネーの進化史
ウォール街の物理学者
貨幣論
<経済史>
*「豊かさ」の誕生 成長と発展の文明史(上・下)
高度成長
銃・病原菌・鉄 1万3000年にわたる人類史の謎(上・下)
歴史は「べき乗則」で動く―種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学
国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(上・下) ← 合宿向け候補?
<新書>
武器としての交渉思考
経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには
競争の作法 いかに働き、投資するか
こうして組織は腐敗する 日本一やさしいガバナンス入門書
途上国化する日本
高校生からのゲーム理論
戦略的思考の技術―ゲーム理論を実践する
マーケットデザイン
幸せのための経済学―効率と衡平の考え方
行動経済学入門
行動経済学
経済物理学の発見
自動車の社会的費用
社会的共通資本
会社はこれからどうなるのか
*は特にオススメ
行動・実験経済学
←新3回生の多くが関心があると答えた「行動経済学」。一般向けの啓蒙書が多数出版され、その知見が世間から注目される一方で、やや良い加減な言説がまかり通っているのも実状。きちんと行動経済学を理解して、現実の制度設計に役立てる。
『行動経済学入門』(日経文庫, 多田洋介, 2014年)
<テキスト候補>
『行動経済学』(有斐閣, 大垣昌夫&田中沙織, 2014年)
『行動ゲーム理論入門』(NTT出版, 川越敏司, 2010年)
『実験経済学』(東京大学出版会, 川越敏司, 2007年)
『実験経済学入門』(新世社, 下村研一, 2015年)
『経済心理学―行動経済学の心理的基礎』(培風館, 竹村 和久, 2015年)
『Advances in Behavioral Economics』(Colin Camerer他(編著), 2003年)
『Behavioral Game Theory: Experiments in Strategic Interaction』(Colin Camerer, 2003年)
『Misbehaving: The Making of Behavioural Economics』(Richard Thaler, 2016年)
<副読本候補>
『予想どおりに不合理』(早川書房, ダン アリエリー, 2013年)
『意思決定理論入門』(NTT出版, イツァーク・ギルボア, 2012年)
『行動意思決定論―経済行動の心理学』(日本評論社, 竹村 和久, 2009年)
『行動経済学』(中公新書, 依田高典, 2010年)
『セイラー教授の行動経済学入門』(ダイヤモンド社, リチャード・セイラー, 2007年)
『プライスレス 必ず得する行動経済学の法則』(青土社, ウィリアム・パウンドストーン, 2010年)
『買いたがる脳 なぜ、「それ」を選んでしまうのか?』(日本実業出版社, デイビッド・ルイス, 2014年)
『オタクの行動経済学者、スポーツの裏側を読み解く』(ダイヤモンド社, トビアス・モスコウィッツ&ジョン・ワーサイム, 2012年)
仕組み作り(行動経済学、フィールド実験、マーケットデザイン、etc)
←行動経済学やゲーム理論などの知見を生かした社会の「仕組み」作りを考える。2015年度にオークションについてはかなり分析したので、今年度はマッチングの制度設計やフィールド実験の有用性を学ぶのが良いかもしれない。
『実践 行動経済学』(日経BP社, リチャード・セイラー&キャス・サンスティーン, 2009年)
<テキスト候補>
『Who Gets What — And Why: The New Economics of Matchmaking and Market Design』(Alvin E. Roth, 2015)
2016年3月に日本語訳が日本経済出版社から出る予定
『経済セミナー2015年7月号』(日本評論社, 2015年)
『マーケットデザイン入門―オークションとマッチングの経済学』(ミネルヴァ書房, 坂井豊貴, 2010年)
『オークションの人間行動学』(日経BP社, ケン・スティグリッツ, 2008年)
『A Primer on Auction Design, Management, and Strategy』(David J. Salant, 2014年)
『Auctions』(Timothy P. Hubbard&Harry J. Paarsch, 2016年)
『The Handbook of Market Design』(Nir Vulkan他(編集), 2015年)
<副読本候補>
『その問題、経済学で解決できます。』(東洋経済新報社, ウリ・ニーズィー&ジョン・リスト, 2014年)
『善意で貧困はなくせるのか?―貧乏人の行動経済学』(みすず書房, ディーン・カーラン&ジェイコブ・アペル, 2013年)
『ヤル気の科学―行動経済学が教える成功の秘訣』(文藝春秋, イアン・エアーズ, 2012年)
『その数学が戦略を決める』(文春文庫, イアン・エアーズ, 2010年)
『市場を創る―バザールからネット取引まで』(NTT出版, ジョン・マクミラン, 2007年)
『マーケットデザイン: 最先端の実用的な経済学』(ちくま新書, 坂井豊貴, 2013年)
『マーケット・デザイン オークションとマッチングの経済学』(講談社選書メチエ, 川越敏司, 2015年)
ミクロ経済学・ゲーム理論
←学問的な土台に基づいた議論や提言を実行するために欠かせないミクロ経済学やゲーム理論の知識を身につける。洋書ではあるものの、記述が丁寧なTadelisを(サブゼミで?)輪読したり、ワークブックを解いたりするのが良いかもしれない。
『Game Theory: An Introduction』(Steven Tadelis, 2012年)
『ゲーム理論ワークブック』(有斐閣, 岡田章他, 2015年)
『ミクロ経済学の力』(日本評論社, 神取道宏, 2014年)
<副読本候補>
『ミクロ経済学[増補版]』(ミネルヴァ書房, 林貴志, 2013年)
『ひたすら読むエコノミクス』(有斐閣, 伊藤秀史, 2012年)
『高校生からのゲーム理論』(ちくまプリマー新書, 松井彰彦, 2010年)
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