時間: 木曜 10:30-12:00
教室: 講義室 E
講師: 安田洋祐(yosuke.yasuda<at>gmail.com)
オフィスアワー:原則としてメールでのアポイントメント 場所:B909号室
講義サイト: https://sites.google.com/site/yosukeyasuda2/home/lectures/grips2025_business
最終更新日: 2026年1月7日
[2025/11/13] --- 12/4の講義はオンラインまたは休講(その場合はオンデマンド視聴)になる可能性があります。
[2025/10/08] --- 本ウェブサイトを開設しました。
ミクロ経済学は、経済現象の分析や公共政策の提言に役立つだけでなく、近年では現実のビジネスにも活用・実践され始めています。
授業では、4つのテーマに関する[講義]およびグループ[発表]を通じて、即戦力としてビジネスに活かせる「武器としての経済学」を学びます。その上で、さまざまな実務的な課題への応用力を身につけることを目的とします。
[講義]では、理論的・学問的な厳密さをそこまで追求せずに、直観や現実との関係を重視した解説を行います。ただし、参考図書や論文を紹介することで、厳密な議論やより上級のトピックに興味がある受講生のニーズにも応えるように配慮する予定です。
[発表]では、予め決めたグループで議論しながら報告テーマを決め、調査や分析を行ってもらいます。その上で、スライド資料などを共同で作成して講義内で発表してもらいます。
ビジネスに活用されているミクロ経済学の知見や考え方を人に説明することができる。
ビジネス実践されているミクロ経済学の考え方を、他の事例に応用することができる。
ミクロ経済学の理論を使って、ビジネス課題について解決案を提示することができる。
[講義]内での議論への貢献(40%)、グループ[発表]および[期末レポート]の提出(60%)を元に評価します。
発表について
全部で3回のグループ発表を行う予定です。
グループ発表ごとにA, B, Cの3つのグループ分けを行います。
発表時は、各グループで少なくとも2人は報告者を出してください。
各受講生は、少なくとも1回は報告を行ってください。
期末レポートについて
本講義で学んだ内容が、どのように現実のビジネスや政策に応用・実践できるかを検討してください。
グループ発表で扱ったトピックを選ぶ場合は、同じ内容ではなく、追加的な分析・考察を必ず加えてください。
分量については特に指定しません。(できれば、数ページから長くても10頁以内でお願いします)
提出期限は2月12日(木)正午とします。
教科書は特にありません。
参考図書
スティーヴン・レヴィット他『レヴィット ミクロ経済学 発展編』東洋経済新報社, 2018.
(Lecture 4, 8, 12は受講生による発表の予定です。これら以外の回は教員による講義となります)
第1部:プライシング
スライド資料 --- Teams(学内専用)にアップロードしました!
Lecture 1. オークション:本音を聞き出すには 10/9
自己紹介&イントロダクション
第二価格ルールにおける交渉と入札
<キーワード> プライシング、トレードオフ、BDMオークション、ゲーテの封筒、ゲーム理論、戦略的思考、第二価格(セカンド・プライス)
Lecture 2. 価格差別:独占企業による最適な価格戦略 10/23
独占企業の利潤最大化
価格差別(第一種、第二種、第三種)
参考文献:尾山・安田(2013)『[改訂版] 経済学で出る数学 高校数学からきちんと攻める』
第1章「1次関数と市場メカニズム」
第2章「2次関数と独占・寡占市場」
<キーワード> 独占価格、独占数量、一物一価、グループ別価格、完全価格差別、二部料金、スクリーニング
Lecture 3. 応用編:クーポンと抱き合わせ販売 10/30
参考文献:『レヴィット ミクロ経済学 発展編』
第10章「市場支配力と価格戦略」
<キーワード>
Lecture 4. グループ発表(1) 11/6
「プライシング」に関連する、現実のビジネスや政策を調べて報告してください。
あるビジネスや政策においてプライシング手法が使われていることを発見・指摘するだけではなく、その評価や改善策(もしあれば)についても検討してください。
アンケートフォームのリンクをTeams(学内専用)に掲載しました!
第2部:戦略とジレンマ
スライド資料 --- Teams(学内専用)にアップロードしました!(12月4日改訂)
Lecture 5. ジレンマ:個人最適 ≠ 全体の効率性 11/13
Lecture 6. コミットメント:選択肢を減らす効果 11/20
Lecture 7. 複数均衡:経路依存とブラック均衡 11/27
Lecture 8. グループ発表(2) 12/11
「戦略とジレンマ」に関連する、現実のビジネスや政策を調べて報告してください。
あるビジネスや政策において戦略的なジレンマに陥っている状況を発見・指摘するだけではなく、なぜそう解釈することができるのか(現状分析)やジレンマから抜け出すための改善策(もしあれば)についても検討してください。
アンケート・フォームをTeams(学内専用)にアップロードしました!
第3部:マーケットデザイン
スライド資料 --- Teams(学内専用)にアップロードしました!(12月23日改訂)
参考資料:Vulkan, N., Roth, A. E., and Neeman, Z. (Eds.). (2013). The Handbook of Market Design. OUP Oxford.
Lecture 9. マッチング:最適な人材配置 12/18
参考文献:坂井豊貴(2010)『マーケットデザイン入門:オークションとマッチングの経済学』
第7章「一対一マッチング」
第8章「一対多マッチング」
参考文献:ハーリンジャ―(2020)『マーケットデザイン』
第9章「基本的なマッチングモデル」
第10章「研修医マッチング」
Lecture 10. 交換問題: 貨幣のない経済システム 12/25
参考文献:坂井豊貴(2010)『マーケットデザイン入門:オークションとマッチングの経済学』
第5章「財と財との交換」
参考文献:ハーリンジャ―(2020)『マーケットデザイン』
第11章「配分マッチング問題」
Lecture 11. 投票:正しい民意を集計する方法 1/8
参考文献:坂井豊貴(2025)『[新版]社会的選択理論への招待 投票と多数決の科学』
第7章「マジョリティ・ジャッジメント」
Lecture 12. グループ発表(3) 1/15
「マーケットデザイン」に関連する、新たなビジネス実装/社会実装を提案してください。
なぜその実装に意義があるのか、本当に実装するとしたらどのような課題が出てくるか、といった点も合わせて検討してください。
第4部:その他のトピック
スライド資料(pdf)
Lecture 1.5. ノーベル経済学賞+α 10/16
2025年のノーベル経済学賞
Popular information(受賞理由に関する一般向けのプレスリリース)
第一価格ルールにおける交渉と入札
一物一価:独占企業による最適な価格戦略
スライド「2次関数と不完全競争」
<キーワード> ノーベル賞、イノベーション、技術進歩、創造的破壊、経済成長、外部性、第一価格(ファースト・プライス)、2次間数
Lecture 7.5 繰り返しゲーム:長期的関係と協力 12/4
Lecture 11.5 市場理論:良い転売 悪い転売 1/22
<他の候補>
Lecture xx. レモン市場:情報の非対称性を乗り越える
Lecture xx. モラルハザード:インセンティブ設計
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