ゼロから学ぶゲーム理論 | NHK文化センター
場所：NHK文化センター梅田教室
大阪市北区角田町8-1 梅田阪急ビルオフィスタワー17階
スケジュール
第1回目：4月14日（土）、10:30～12:00
第2回目：5月12日（土）、10:30～12:00
第3回目：6月2日（土）、10:30～12:00
講師 -- 安田洋祐：yasuda <at> econ.osaka-u.ac.jp
受講申し込みはNHK文化センターのウェブサイトから！
最終更新日：2018年6月2日
お知らせ
[2022/1/3] --- 最新版のスライド資料はこちらです。
[2018/6/2] --- お陰様で、本日をもって全３回の講義を無事に終えることができました。いつも熱心にご参加頂いた受講生の方々、サポートして下さった職員の皆さま、改めてどうもありがとうございました！当ウェブサイトはこのまま残しておきますので、ぜひ今後も必要に応じてご活用頂ければ幸いです。
[2018/5/12] --- 講義スライドを改訂しました。
[2018/4/13] --- 講義スライドをアップしました！
[2018/4/8] --- 講義用ウェブサイトを開設しました！
講義の概要・目的
本講座では、戦略的な駆け引きを分析する「ゲーム理論」の基本的な考え方と使い方をゼロから勉強します。
ゲーム理論は「戦略的思考」の科学として、経済学や政治学といった学術研究から、現実のビジネスまで、幅広く活用されています。
全３回の講義で基本をマスターすれば、複雑な経済・社会の動きを掴めるようになるでしょう。
講義日程
講義スライド（リンク）
1. みんなと同じ行動を取るのはなぜか ー 協調ゲーム
【要約】 自分にとって最適な行動がまわりの人々の行動に依存する戦略的状況を分析するゲーム理論。協調ゲームを通じて，なぜ同調行動が起こるのか，その問題点は何か，などを解説。
2. 結果にコミットして優位に立とう ー コミットメント
【要約】 自分の選択肢をあらかじめ減らすコミットメントが，相手のインセンティブを変えて自分にとって有利な結果をもたらし得ることを解説。現在バイアスも現在と将来の自分との間のゲーム的状況と考えられる。
3. 人はなぜ協力するのか ー 繰り返しゲーム
【要約】 個人の合理性によって非効率性な結果に陥ってしまう囚人のジレンマ。将来にわたって同じゲームを繰り返してプレイする状況では，一定の条件の下で協調が達成できることを解説。
参考文献
おすすめ入門書・教科書
関連書・啓蒙書
梶井厚志, 戦略的思考の技術 ゲーム理論を実践する, 中公新書, 2002. Amazon
伊藤秀史, ひたすら読むエコノミクス, 有斐閣, 2012. Amazon
松島斉, ゲーム理論はアート 社会のしくみを思いつくための繊細な哲学, 日本評論社, 2018. Amazon
坂井豊貴, マーケットデザイン：最先端の実用的な経済学, ちくま新書, 2013. Amazon
トム・ジーグフリード, もっとも美しい数学 ゲーム理論, 文春文庫, 2010. Amazon
ジョン・マクミラン, 経営戦略のゲーム理論―交渉・契約・入札の戦略分析, 1995. Amazon
アルビン・E・ロス, Who Gets What (フー・ゲッツ・ホワット), 日本経済新聞出版社, 2016. Amazon
イツァーク・ギルボア, 合理的選択, みすず書房, 2013. Amazon
ロバート・アクセルロッド, つきあい方の科学―バクテリアから国際関係まで, ミネルヴァ書房, 1998. Amazon
マイケル・S-Y・チェ, ジェイン・オースティンに学ぶゲーム理論:恋愛と結婚をめぐる戦略的思考, NTT出版, 2017. Amazon
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