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Windows 3.1
米マイクロソフトが開発したパソコン用OS。英語版は92年4月に 発売、日本語版は93年5月に発売された。全世界で爆発的に普 及し、パソコンOS市場でのWindowsの地位を不動のものにした。
前バージョンのWindows 3.0で不満の声が高かったプログラムマ ネージャとファイルマネージャの使い勝手を大幅に向上したほ か、TrueTypeフォントや日本語入力ソフトMS-IMEが付属した。さ らにアプリケーションソフトの間でデータを連携して処理するOLE や、音声や動画再生などのマルチメディア機能も備えた。
しかし16ビットCPUを前提に設計したため、メモリーを十分に搭 載したパソコンでもメモリー不足エラーが出ることがあった。また MS-DOS上で動作するため、MS-DOSと同じく半角で8文字と拡張 子3文字という短いファイル名しか使えず、Windows 95/98のよう なプリエンプティブ・マルチタスクでないなどの制約があった。
これらの欠点を解決した後継OSとして、95年8月にWindows 95 が米国で発売された。日本語版は同年11月に登場した。
Windows 95 Windows 3.1の後継に当たるOS。英語版は95年8月24日、日本 語版は95年11月23日に発売された。32ビット化、マルチタスク機 能の強化、ユーザーインタフェースの大幅な改良、ネットワーク機 能やマルチメディア機能の標準装備、プラグ・アンド・プレイ対応 などが特徴。
Windows 95は従来のWindows 3.1のAPIに加え、Win32という Windows NTと同じ32ビットのAPIを備える。そのため、Windows 3.1 用の16ビットアプリケーションに加えて、32ビットアプリケーション も動作させることができる。32ビットアプリケーション動作時には、 Windows NTと同じくプリエンプティブマルチタスクが可能。
ユーザーインタフェースはWindows 3.1から様変わりした。 Windows 3.1ではソフトを起動するためのプログラムマネージャと ディスクやファイルを管理するためのファイルマネージャが独立し ていたが、Windows 95ではこの2つを統合した。最大8文字と拡張 子3文字というファイル名の文字数制限も緩やかになり、最大255 文字の名前を付けられるようになった。
小規模LANの機能を標準で備え、専用のサーバーを使わず に、ディスク共有やプリンター共有ができる。電話回線経由のリモ ートアクセス、電子メール、FAX送受信機能も備えた。また、インタ ーネットやUNIXマシンとの接続で使われるTCP/IPプロトコルを標 準で備え、このことがインターネット普及の起爆剤のひとつになっ た。そのほか、周辺機器を取り付けた時のセットアップが簡単に なるプラグ・アンド・プレイ機能もサポートした。
Windows 98 米マイクロソフトの個人ユーザー向けOS。Windows 95の後継OS にあたる。英語版は98年6月25日、日本語版は7月25日に発売さ れた。主な新機能には、インターネットを利用する操作性を改善し たことや、USBやIEEE1394といった新しいハードウエアへの対応 の強化、システムユーティリティの追加などがある。FAT32など Windows 95で途中から追加された機能も搭載している。
インターネットを利用する環境としては、エクスプローラとWebブ ラウザーのInternet Explorer 4.0とを統合し、自分のパソコンの中 のデータとインターネットのWebページとが同じ操作で見られるよ うになった。また、アクティブデスクトップという機能を搭載し、デス クトップ上にWebページを常に情報を更新させて表示させることも できる。新しいハードウエアへの対応としては、例えば、USBのキ ーボードやマウス、ハブなどの汎用デバイスドライバーを搭載。 WDMという新しいデバイスドライバーの形式を採用した。
またマイクロソフトは99年9月に、Windows 98 Second Editionと いうアップデート版のWindows 98を発売する。Second Editionで は、Windows 98の不具合の修正と、LAN上の複数のパソコンで1 台のモデムやTAを共有してインターネットを利用できるインター ネット接続共有など、いくつかの新機能の追加を行っている。
あのマイクロソフトのWindows95の次期バージョンOS。コードネー ムはMemphis。98ではDVDやUSBなどの新しいデバイスなどが サポートサポートされます。今回のバージョンアップでWindowsと インターネットブラウザであるインターネットエクスプローラとの融 合が注目されました。タスクバーやアクティブディスクトップなどよ り使いやすいものとなっています。
Windows NT Microsoft社 が開発した、 GUI ベースの32 bit の OS 。
米マイクロソフトが93年に発売した、マイクロカーネル技術をベ ースにした32ビットOS。NTとは、New Technologyを意味する。最 初のバージョンはWindows 3.1。日本では94年1月に同3.1、同年 12月に同3.5、96年1月に同3.51が発売された。99年6月時点の最 新バージョンは96年12月に発売された同4.0。
Windows NTは、Windows 95/98に比べて安定性やセキュリティ 機能などが高い。例えば安定性の面では、NTでは動作するアプ リケーションに別個のメモリー空間を与え、1つのアプリケーション が暴走してもほかのアプリケーションやシステムに被害を与えな い。また、ファイルシステムにNTFSを採用。NTFSはディスクの読 み書きの記録を保存するため、ファイルシステムに障害が発生し てもこれを参照して復旧することができる。
セキュリティの面では、標準搭載されているシステム管理ソフト ウエアを使い、システムの変更を伴う操作に対するユーザーの権 限の範囲などを決めることができる。NTFSでは、ファイルやフォ ルダーに対してユーザーのアクセス権を設定することも可能だ。
アプリケーションの稼働環境としては、Win32という32ビットの APIを搭載し、Windows 95/98と同じアプリケーションが動作する。 また、Windows 3.1やMS-DOSの16ビットアプリケーションを実行す る機構も備える。
特にWindows NT4.0では操作性にも配慮し、デスクトップ画面な どにWindows 95のユーザーインタフェースを取り入れた。また、最 初の出荷以降、5種類のサービスパックと1種類のオプションパッ クを追加で提供して不具合の修正や機能強化を図っている。
Windows NT4.0の市販パッケージには、同Workstationと4CPUま で対応できる同Serverがある。対応CPUは、x86、Alpha、MIPS R シリーズ、PowerPC。ただしMIPS RシリーズとPowerPCのサポー トはWindows NT4.0で打ち切られ、後継OSとなるWindows 2000で は対応しない。
また同社は97年に、同Serverにクラスタリングソフトなどを付け、 8CPUまで対応できる同Enterprise Editionを発売。98年9月には サーバー上ですべてのアプリケーションを実行しクライアント側に 画面を転送する同Terminal Server Editionも発売した。