Outlookに他人の予定表を表示させる方法を追加
画像の基礎知識 画像情報圧縮の基本技術
走査:ある順序で画素を選択すること。 走査は水平または垂直方向に行われる。 ライン:水平方向の画素全体。 画像の信号表現:画素の位置をx,y(横軸)、明るさをz軸(縦軸)とした波形。 デジタル表現するには、横軸を標本化、縦軸を量子化する。 標本化点の少なさ=画素の大きさ。画素が大きいほど画像はぼやける。 量子化のビット数(レベル数)が多いほど高画質。高画質を得るためには 通常8ビット、256レベル必要とされる。 階調値(画素値):量子化ビット数で表される数値。 3色成分によるカラー画像表現: YIQ成分:日本や米国のテレビ放送(NTSC方式)で使われている。 YCrCb成分:ヨーロッパのテレビで使われている。 Yは輝度成分、それ以外は色差成分。
DPCM:注目画素(これから画素値を符号化しようとする画素)の画素値の符号を、 実際の画素値と予測値(近傍の画素値から求めた値)との差(予測誤差)を もって符号化する方式のこと。
利点:予測誤差は偏りが大きく(一定の値に偏る)、符号量削減効果が大きい。
圧縮効果は低いが処理が簡単で忠実な符号化が可能なため、 JPEGやMPEGの一部に利用される(忠実?)
画像の周波数(空間周波数):色の濃淡が単位距離に対して変化する回数。 波形は周波数成分で表すことができる。 画像波形(画像のデジタル信号表現)も空間周波数成分の組み合わせで表すことができる。
画像の各画素値からDCTを行うとDCT係数群が得られる。 各DCT係数群は画像の各周波数成分の振幅(大きさ)を表す。 画素数と周波数成分の数は一致する。DCT係数=周波数成分と画像情報は等価。 画素値の代わりにDCT係数を符号化してもよい。
DCT係数を符号化する場合、情報省略をする。 高周波成分を大きく省略する。高周波成分は明るさが激しく変化するので全体には影響しない。 低周波成分は重要。特にDC(直流)成分=明るさ一定の成分は全体の明るさがシフトするため 特別に扱う。
少ない符号量で符号化する方法。
インタレース(飛び越し走査方式):奇数ラインだけの画像と偶数ラインだけの画像を交互に取り出す。 奇フィールド:奇数ラインだけの画像。MPEGのトップフィールド。 偶フィールド:偶数ラインだけの画像。MPEGのボトムフィールド。 フレーム:全画素を含む画像。奇偶両フィールドで1フレーム。
静止画はノンインタレースの方がきれい。
フレーム間予測符号化:動画像圧縮の最も基本となる技術。 原理的にはDPCM符号化と同じで、直前に処理したフレームの画像との差を元に、 現フレームの符号を作成する。静止領域では差がゼロとなる。
動き補償予測:重要。前フレームのある部分が現フレームで別の部分に移動した場合、 その移動距離(位置の差)を用いて前フレームの画素値の差を取れば、 ゼロの差が多くなり差分値の偏りが大きくなる。 差分値と移動距離の情報が必要。
DCT:重要。動画像圧縮では、動き補償をして得られた差分信号からなる画像に対し、 DCTを適用する。