H. sanuchi
Hexarthrius sanuchi (ヘクサルトリウス・サヌチイー)。サヌチフタマタクワガタの和名を持つ。
当サイトでも、サヌチフタマタクワガタと表記する。
Hexarthrius sanuchi Fukinuki, 2004
サヌチフタマタクワガタ。
2004年11月1日、標本商吹抜清民(Kiyotami Fukinuki)が Hexarthrius sanuchi として記載した。
昆虫フィールド, No.39, 2004, "フタマタクワガタのカンボジア産 1 新種について"
ホロタイプ(オス、体長89mm)は2000年9月にカンボジアのボコール山にて採取された。
「sanuchi(サヌチの)」はカンボジアの標本商スヴァイ・サヌチ(Svay Sanuch)への献名であり、ラテン語の属格へと変化させ sanuchi としたもの。
カンボジアの南西部に分布。
♂の上翅は赤茶色の班紋を持つ個体と黒色のみの個体がある。但し、これら上翅の色は遺伝しないようである。
日本では2008年6月3日に植物防疫所が輸入規制無と判定した。
日本での生体輸入量は2010年に1♀、2014年10月に1♀のみ(共にボコール山産)。