Hexarthrius rhinoceros sadaoi (ヘクサルトリウス・リーノケロース・サダオイー)。
当サイトでは、リーノケロースフタマタクワガタ サダオ亜種と表記する。
Hexarthrius rhinoceros sadaoi Mizunuma, 1994
リーノケロースフタマタクワガタ サダオ亜種。
1994年5月30日、水沼生物研究所所長水沼哲郎(Tetsuo Mizunuma, 1949.5.1- )がリーノケロース種の亜種として記載した。
世界のクワガタムシ大図鑑, 1994, pp. 26 (fig. 78), 28, 258, Plate 139 - No. 343
Zoological Record, Volume 132
ホロタイプ(オス)は1993年2月にインドネシアの西スマトラ州パガイ島にて、パラタイプは1993年2月にパガイ島にてオス3個体、1993年4月にシブルト島にてオス2個体が採取された。メスは未検。
「sadaoi(定男の)」は記載者の父である水沼定男(Sadao Mizunuma)への献名であり、ラテン語の属格へと変化させ Sadaoi としたもの。
インドネシアの西スマトラ州メンタワイ諸島に分布。極めて標高の低い地域に生息する個体群と言える。
2007年、フランスの昆虫学者ユーグ・E・ボーマン(Hughes E. Bomans)はショドワール亜種のシノニムとした。