堺市博物館、大阪大学歴史教育研究会の共催事業として、堺の国際交流の歴史などにスポットをあてた「日本と世界が出会うまち・堺 2014」プロジェクトを実施します。
このプロジェクトは、主に高校生を対象にして、公募形式によって堺の国際交流の歴史等を研究発表してもらうとともに、歴史を知ることの意義についての一般市民向けの講演も実施するものです。
堺は、ユネスコ世界文化遺産登録をめざす百舌鳥古墳群が造営された古代以来、アジアをはじめとする多彩な国際交流の歴史をを持っています。とりわけ、15 世紀から17世紀には、日明貿易、琉球貿易、「南蛮貿易」、朱印船貿易などの国際交易で繁栄し、「日本のベニス」と呼ばれました。千利休に代表される茶の湯文化なども、この時代に大きく花開きました。このような堺の国際交流の歴史等を学習・研究することにより、日本や世界の歴史に対する理解を深めるととも に多文化共生の心を育み、アジアをはじめ世界各地域との新たな架け橋となる人材の育成をめざします。
研究発表・講演会(※終了しました)主催:堺市博物館・大阪大学歴史教育研究会後援:大阪府教育委員会日時:2014年(平成26年)9月15日(祝日)13:00~17:00場所:サンスクエア堺ホール(JR阪和線堺市駅下車すぐ)プログラム(1)中学生・高校生による研究発表(2)桃木至朗・大阪大学大学院教授による講演 「市民のための世界史」を堺から発信する参加者の所属校(応募順)大阪府立堺東高等学校、帝塚山学院中学校高等学校、山口県立豊浦高等学校、雲雀丘学園中学校・高等学校、帝塚山学院泉ヶ丘中学校高等学校研究対象・テーマ(順不同)千利休、南蛮貿易、阪堺電車、堺のものづくり、萩の反射炉など当日の風景