授業目的と 授業スケジュール(予定)

投稿日: 2012/02/10 8:07:02

◯授業の目的

音や聴覚から文化にアプローチすると、何がどのように「見えて」くるだろうか? ここで「文化を理解する」という意味で「見える」という言葉を使っているように、私たちの文化は、基本的には視覚的に構成されている。しかしだからこそ、音や聴覚から文化にアプローチすることで、それまで「見えて」いなかったものが「見えて」くることが期待できるだろう。このオムニバス授業の目的は、その可能性の片鱗を垣間「見せる」こと、である。学生にとっては、聴覚文化論の可能性を知ること、あるいは、音や聴覚から文化にアプローチする事例と方法を学ぶこと、といったことがこの授業の目的となる。

このオムニバス授業では、教育人間科学部人間文化課程を中心に毎回異なる教員に出講していただき、各自の教育・研究に基づき、文化に音や聴覚から文化にアプローチしてもらいます。

◯授業スケジュール(予定)

予定です。

変更する可能性は、十分あります。

1 04/12 中川克志 導入

2 04/19 小宮正安 ウィーン・フィル 超多民族オーケストラの秘密

3 04/26 平倉圭 ゴダールの「ソニマージュ(音+映像)」:出来事を再作成する

0503は学祭でお休み

4 05/10 谷口文和 電子音響技術と歌声

5 05/17 鷲見徹也 都会のサウンドスケープ

6 05/24 今井晋 ミュージシャンシップの形成:アマチュアバンド活動のエスノメソドロジー的相互行為分析を通じて

7 05/31 長谷川秀樹 コルシカ島の民族音楽(コルシカン・ポリフォニー)について

8 06/07 茂木一衞 クラシック音楽の現代的活用

9 06/14 小野康男 ホワイト・ブルースの生成と流転

10 06/21 小川昌文 アメリカとハンガリーの音楽授業

11 06/28 川添裕 日本伝統文化の音

12 07/05 榑沼範久 地球物理学者・寺田寅彦(1878-1935)のサウンドトラック

13 07/12 辻本香子 芸能のスポーツ化と都市で生きる若者たち:香港の龍舞活動を通して

14 07/19 津野宏 歴史の彼方の音楽演奏―録音された公演

15 07/26 中川克志 まとめ

(2012/04/16:2と3の平倉先生と小宮先生の順番が入れ替わりました。)