2011年度秋学期:フルクサス

投稿日: 2012/02/06 13:36:51

フルクサスは多様な側面を持つ「グループ」なので、中川の解釈も、色々ある解釈のうちの一つ、です。

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◯オンラインのフルクサスの映像資料

ubu.comにはFluxus Anthology37 Short Fluxus Filmsもあります。

フルクサスの「イベント」を集めたfluxus performance workbookも、色々なところからダウンロードできます。ここからもできるようです。

You tubeにもかなりあります。

けっこう典型的な「イベント」の例として、二つ埋め込んでおきます。

Geroge Brecht, Drip Music, 1959

Nam June Paik, One for Violin (Solo),1962

途中で、「日常の芸術化」という観点からネオ・ダダとポップ・アートに言及します。

ロバート・ラウシェンバーグ《モノグラム》(1955-59):「ネオダダ」の例として使い易い作品(コンバイン絵画)です。

Richard Hamilton

授業では「フルクサスの音楽」に焦点を絞り、「楽器の破壊音」をケージ以降の音楽的素材の拡大ゲームに終止符を打とうとする身振り、として解釈する予定です。

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「ハプニング」(以下のようなもの)も「イベント」も、一般名詞だけど、モダン・アートではジャンル名の一つとして使われます。

ちょっと奇妙な感じかもしれないですね。