09.06/14:小野康男:ホワイト・ブルースの生成と流転
投稿日: 2012/06/07 16:26:55
簡単に「ブルース」について話して、オリジナル・ブルース、シティ・ブルース、ホワイト・ブルース、プログレッシヴ・ロックにおけるブルース・ギター、ロックの基盤としてのブルース、といった幾つかのブルースについて説明した後、ブルースをいくつか聴き比べていく、という進行でした。
やたらブルースとかホワイトブルースの音源を聞きましたが、趣味を前面に押し出した授業でしたねえ。ギターでペンタトニックスケールを実演していたし。
中川はバンドしていたので、これはこれでなるほどこういう流れがあるのか、というのは分かりましたが、基本的な知識がないと分からない名前が多かったのではないでしょうか。
中川は個人的には20代前半は「ブルース」を受け付けなかったのですが、30過ぎてからは面白く聞くことができるようになりました。だからみんなもまたいつか「ブルース」を聞いてみてください。病みつきになるところのある音楽です。
ともかくとりあず、ポイントは何だった、ということにしておきましょうか。
「ブルース」は「ホワイトブルース」となることで「ロック」の基盤となった、ということだった、ということにしておきましょう。
以下、延々と授業で聞いた実例です。
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◯オリジナル・ブルース
◯ホワイト・ブルース
◯プログレッシヴ・ロックにおけるブルース・ギター
◯ロックの基盤としてのブルース
以下、しばらく実例を聴き比べ始める。
◯ブルースからホワイト・ブルースへ:All Your Love
ホワイト・ブルース:音の流れがユニット化していく。二小節単位くらいでフレーズがまとめられ始める。
◯ブルースからホワイト・ブルースへ:Blues with a Feeling
Little Waterはシティ・ブルースのひと。
ポール・バターフィールド・ブルース・バンドではギターの重要性が増している。
◯ブルースからホワイト・ブルースへ:Born under a Bad Sign
◯ブルースからホワイト・ブルースへ:B. B. King - Darlin' You Know I Love You; Fleetwood Mac, Need Your Love So Bad
◯ブルースからホワイト・ブルースへ:Hideaway
◯ブルースからホワイト・ブルースへ:Killing Floor
←タイトルは違うが似たような曲。同じくギターリフで作られているし。
◯ブルースに基づくロックなど
Al Kooper & Michael Bloomidield, The 59th Streest Bridge (Feelin' Groovy)
◯日本の事例
乱魔堂 - 一握りのブルース
◯最後:Jimi Hendri, Little Wing
◯おまけ:ペンタトニックスケールを演奏する、趣味に走った小野康男先生