ウェブサイトの継続公開について

更新:2024年12月

「居留問題を考える会」のウェブサイトの継続公開について

「居留問題を考える会」ウェブサイトをご覧いただきありがとうございます。

当会の活動終了に伴うウェブサイトの公開について、ご説明させていただきます。

 当会は1999年に発足し、日台国際結婚を始めとする台湾在住日本人など、台湾で生活している外国人の居留環境の改善を目的に活動しているボランティアグループです。会員は、性別を問わず、国際結婚の日本人や台湾人、日本人永住者などがいます。法律の制定のための陳情活動、情報収集及び提供、各機関への協力、各地での座談会開催等各種の活動を行っています。2024年12月末現在約420名の会員が台湾各地にいました。

最近は国際化が進み、海外に暮らす日本人が多くなりました。滞在目的は仕事、留学、遊学、結婚など様々ですが、生まれた国を離れて外国で生活するのは、海外旅行のように楽しいだけではありません。精神面だけでなく、法律や制度の面でも外国人として制限をいやおうなしに受けます。日本では当然と思われる制度や保障が外国にはなかったりと、日本ではあり得ない不自由さを海外では感じることがあります。

台湾もその例に漏れません。国際結婚だけを見ても、以前は台湾から日本へ留学する男性と知り合い結婚して台湾に来る日本人女性が大半でしたが、その後は第三国で出会って結婚したり、日本人が仕事や留学で台湾に来て知り合う場合も増えてきています。それゆえ、台湾に対する知識や認識もそれぞれ異なり、結婚して台湾に住んで、現状に直面して初めて法律や制度の不備、手続きの煩雑さなどを知ることになります。

そのようなとき、当会がこれまでに各種の活動を通じて得た法律や手続きなどの情報や生活のノウハウを当会会員だけでなく、皆様にもこのサイトを通じて提供し、皆様と共有していきたいと思い、このサイトを通じて情報を発信しておりました。

既に、26年前の当会発足当時の目標であった、在台外国人に関連する法律の制定または改正が行われ、在台外国人の居留環境が非常に改善されました。当会のこれまでの26年間に渡る運営の中で、様々な情報に出会い、当サイトを通じて皆様に提供してきましたが、2024年末を以て、当会は全ての活動を終了します。それに伴い、当サイトも情報の更新ができない状態となり、終了することになりました。

然し、皆様からのサイトの継続を要望する声が多く寄せられましたので、暫定的に1年間引続き公開させていただきます。それ以後の継続については、状況を見て決めさせていただく予定です。2025年以降の公開内容は、2024年12月末現在の内容であり、公開期間にも限りがありますが、引続き当サイトをご利用いただければ、幸いです。よろしくお願いいたします。

役員一同