30-地形

広島市の地盤は花崗岩で、その上に風化した真砂土や砂が覆っています。己斐の入り口となる西広島駅や太田川緑地は江戸時代には海で、江戸時代から埋立が行われました。その後も明治・大正・昭和と拡張が行われました。1964年からは山間部に己斐緑ヶ丘団地を手始めに山を切り開いた宅地造成が行われました。造成される前はどのような地形だったのか想像をするだけで楽しくなります。ここでは主に国土交通省が提供する地図を使用して先人達が見た景色を探ってみましょう。

さて、この章にある地形図・地質図・柱状図ですが、実は2011年度に住んでいる家をリフォームする時に木造住宅の柱や梁など地震対策として補強をどこまでするか判断するために利用しました。調査はしたものの、最終判断の決め手となったのは極めて単純な方法で2001年の芸予地震で家が倒壊しなかったので補強する必要はないとの結論に至りました。でも一度はこのような情報に目を通し検討して地形を把握しておくことが大事と思われます。