怪訂珍迷解コンピューター用語アホバカ訳語辞典

怪訂珍迷解コンピュータ用語アホバカ訳語辞典

2013/07版

文:伊達美徳

コンピュータに関連する一般利用者相手の用語は、わたしのように40年前のワープロ時代から使っている者にも、いまだにチンプンカンプン。世に出まわっている誤訳の典型は、購読、更新、投稿である。珍訳は、お気に入りである。これらがそのまま通用しているから困ったものである。どうも日本語を知らない業界のお方が勝手に誤珍訳し、翻訳できないときは手抜きでそのまま片仮名である。そのようなできそこないのものを売りつけられたこちらは、実務上で不都合が起きるので、ず~っと怒りつづけてきた。そこで、ここでそれらを罵倒するだけでなく、こちらだって負けずに新しい誤珍訳を発明して普及させることにしたのだ。長い苦労の敵討ちである。これからも日夜誤訳に精を出し、発見し次第、思いつき次第、毎日のように書いていく。読者もご存じあるいは発明した誤珍訳をコメント欄に投稿してくださいませ。採用分には豪華粗品進呈(しないよ)。

逢小運【あいこん、icon】:小さな画像から運が開けるかもしれない

出力【あうとぷっと、output】:力を出すこと

・悪戦【あくせす、access】:悪戦苦闘して到達してもバカなことしか書いてないよなあ

・アダルトサイト【adult site】:当初は幼児の言うようなことばかり書いていたのが、次第に大人びてそれらしいことを書くように成長してきたウェブサイトのこと

・圧縮ソフト:やわらかく圧縮すること

穴魯愚【あなろぐ、analog】:いまだに昔のTV受像機で見ている人を「あな魯愚なるかな」とあざける。反対語「出痔樽」

阿呆利【あぷり、application:どうでもいいことをコンピューターにやらせるための道具

餡泥井戸【あんどろいど、android】:人造人間を動かすコンピュータOSのひとつ

一太郎一太郎や~い(なんで可笑しいか分かるかな)

インストール【install】:受胎させること

・入力【input】:力を入れること

淫種【いんたねっと、internet】:淫猥なるネタに詳しくなる道具

風渦【ういんどうず、windows】:つむじ風

上不細工【うえぶさいと、website】:サーフィン場、波止場

エクセル【excel】:コンピューター用語は一般に元の英語に近いイントネーション(エクセル)ではなくて、東北弁風に尻上がり(エクセル)に発音するのは、どうしてなのだろうか。

OS:風渦タイプと餡泥井戸タイプが有名

お気に入り【favorites】:気に入らなくてもここに登録するほかはないという典型的誤訳だし、なんでここだけ突然くだけた珍訳なのか。ならば「編集」は「お整え」、「表示」は「おめめに見え方」、「検索」は「お探しもの」、「挿入」は「おはめこみ」、「移動」は「お引っ越し」とにしなさいよ。閲覧控えと直しなさいよ

・音線【おんらいん、online】:インタネットで音を聴くこと

・奇異盆【きいぼーど、keyboard】:食いカス、コーヒー、ジュースなどを裏表にこびりつかせる鍵盤

ギガバイト【gigabeit、gigabite、gigabyte】:①アルバイトで100万円稼ぐこと、②100万回噛むこと

愚愚流【ぐうぐる、google】:検索しても検索しても愚かなことしか流れてこない→「やや阿呆」をみよ

食らう奴【くらうど、cloud】:雲行き怪しいIT業界で互いに食いあいすること

繰り突く【くりっく、click:クリを指でいじくること →例:右クリック=右手指でいじくること

・毛痛い【けーたい】:懐中式電子情報交換無線装置

・コピーペースト【copy&paste】:論文制作方法

更新【update】:大誤訳。すべてを新しく書き換えるのが更新なんだよ、ブログに書き足すのは更新じゃなんだよ。新規掲載と直しなさいよ。一部の書き換えとか書き加えるごとに更新を押すとき、せっかく書いてきたこれまでの文章がマッサラに消えるのかと、いつも不安になる。

購読【subscription】:大誤訳である。初期windows95にはメニューバーに「購読」があった。何か買わされるのだろうと、怖くて押したことがなかった。今は「お気に入り」と替わったが、あいかわらずface bakaなどに購読が出てきて、いまだに誤訳と分かっていないらしい。閲覧に直しなさいよ

小面倒【こめんと、comment】:ブログに書き込んだらイチャモンつけられて面倒なことになる

混天地【こんてんつ、contents】:質も量も天と地ほどの差がある映像、音楽、文章等のデジタル

さば【server(英語風ではなくて東北弁風に鯖と発音)コンピュータにサバよんだ内容をサービスする機械のこと

際東【さいと、site】(東北弁風に斉藤と発音)電網のなかで一番東にある場所

シェアウェア【share ware】:数人で共用して使う衣類 類語:シェアルーム

遮断【しゃっとだうん、shutdown】:これってあまりにうますぎる翻訳になったなあ、どうして業界では、こう翻訳しなかったのか不思議である

サムネイル【thumbnail】:クリックすると全然違う写真が出てくる小写真で羊頭狗肉のこと

素股ファン【すまーとふぉん、smart phone】:素股でやるのが好きな人が持つ携帯電話機。わたしは40年も前に、「ラテカトケ」なるラジオ・テレフォン・カメラ・トケイ・ケイサンキが一体の携帯器械があれば便利なのにと考えたことがあるが、今頃になってようやく実現

ソフトウェア【software】:柔らかい衣類

謀れっ【たぶれっと、tablet】:要するに小さくて薄いPCを、わざと名前を変えて、別物みたいに謀って、売りつけているのだよ

血出痔【地でじ、digital:こういう音色の悪い略語を使うやつの気が知れないよなあ 類語「出痔樽」

・突っついた【ついったあ、twitter】:①どうでもよいことを突っついて言い合う道具 ②長文を書く能力のない人のための電子メール術

出~たっ【でーた、data】(英語風ではなく東北弁風に尻あがり発音):PCの中でどこに行ったか分からないデータがタマタマ見つかると「出た~っ」と喜ぶ。

出痔樽【でじたる、digital】:→「血出痔」を見よ。反対語「穴魯愚」

出歯椅子【でばいす、devise:コンピューターにぶら下がる乳飲み子たち

寺買人【てらばいと、terabeit、terabyte、terabite】:①お坊さんがアルバイトすること、②お坊さんが噛みつくこと

投稿【post】:大誤訳である。わたしがブログを始めるときに、書いた記事をどうやれば掲載できるのか分からず困っていたが、ためしに投稿を押したら掲載できたので、呆れたことがある。自分のブログに自分が書き込むがどうして投稿なんだよ、掲載と直せよ

トラックバック【truckback、trackback】:貨物自動車が後退すること

・ドラッグ&ドロップ【drug&drop、drag&drop】:薬を飲んで吐き出すこと

・熱湯【ねっと、net】(英語風ではなく東北弁風に熱湯と発音)網のこと。この網をつかってどうでもいいことを伝え合うのがインターネット

・熱湯沸く【ねっとわあく、network】:網にひっかって逃げられない仕事

版順【ばあじょん、version】:これは名訳になった。windows95、97、me、XP、7と版改訂ごとに順番に買わされてしまった

ハードウェア【hardware】:硬い着物のこと

・合言葉【ぱすわあど、password】:「合言葉」って立派な日本語があるのにIT屋が知らなくて翻訳できなかったらしい →例:「山ー川」

・パソコン通信:懐かしいなあ、その前はワープロ通信といったなあ、270bpsなんてホントに遅かったもんなあ

・顔本

【ふぇいすぶっく、face baka 馬鹿面】:①訃報にも「いいね!」と言い合う馬鹿面サイト ②自分の日常をいちいち暴露して喜ぶ人が愛用するサイト ③誰でも彼でも「友達」にしたがる変なサイト

・職業艶女【ぷろぐらまあ、programer、proglamor】:いまどきグラマーと言ってもわからないか

・職業売女【ぷろばいだあ、provider】:いまどきこんなもの売ってはまずいだろうに

・フリーソフトウェア【free software】:柔らかな衣類を脱ぐこと

・ブリーフケース【brief cace】:下着パンツ入れ

・ブロードバンド【broad band】:くだらぬものでもどんどん結んでしまう幅の広い帯

・風呂愚【ぶろぐblog】:風呂の中の屁のごとく愚にもつかぬことをだらだら垂れること

・減る分【へるぷ、help】:読んでも分からずちっとも助からないのでOh Help!

ホームページ【home page】:自分のこれを開設して初めてホームレスではなくなる

・私的黒柔【まいくろそふと、microsoft】:①ミニソフトクリーム ②小さくて黒くて柔らかなこと

・マック【mac、macintrash】:1980年代はじめてのPCが可愛らしい初期MAC、しょっちゅう固まっては真っ暗画面、しかもその真ん中に導火線が燃える爆弾マークが登場、これは心臓によくなかった。windows95に替えたら、これもしょっちゅう固まって、画面に「お前が不正な操作したからだぞ」って出てきて、おおいに腹が立った。macintrashはマックを揶揄した実際にあるスラング。

・マナーモード【manner mode】:どうもこの言葉そのものが誤訳というか、いわゆる日本英語(engrish)らしい。昔、ある国会議員が「エケチット」といって嗤われたことがあるが、これもエケチットモードと翻訳すればよかったのに。

・稀にある【まにゅある、manual】:稀には分かることもあるがほとんど意味不明の文書

・眼射る【めえる、mail】 (英語風ではなく尻あがりに東北弁風に発音)猫も杓子も文章書きになって、ちょっとは眼を射るようなことも書けるようになるかと思ったけど、書いてる内容がアホだからそうはならなかった

・メガバイト【megabeit、megabite、megabyte】:①アルバイトで100万円稼ぐこと、②100万回噛むこと

・藪奥【やふおく、yahoo auction】:安物を買おうと思ってだんだんとネットの藪の奥まで引きずり込まれること

やや阿呆【やふう、yahoo】:→「愚愚流」をみよ

・USB【ゆうえすびい】B級アメリカ

・誘中風【ゆうちゅうぶ、you-tube】:なかには観てると中風になる恐れのある動画もあるのか。

・指切た【ゆびきたす、ubiquitous】:指でいじくっていてモヤモヤ来たすこと

・離切止【りせっと、reset】:ああ、ここでこれまでの人生を切り離し止めて、別の人生に行けたならなあ

・淋苦【りんく、link】:飛んでみたら変なウィルスに感染して苦い思いをすること

・魯愚入【ろぐいん、login】:「山」と言われて「川」と答えると中に入れさせてくれること

・話唖奴【わあど、word】:(英語風ではなく尻あがりに東北弁風に発音)こう書けああ直せと余計なおせっかい焼きのこと、お前は黙ってろっ

泡風呂【わあぷろ word processor】:たとえば、ワープロを泡風呂、インタネットを淫種、ヤフーをやや阿呆のように、実に的確なる出鱈目日本語に変換するソフトウェア

(初版は2010年、これは2013年7月版。時に応じて補綴していく予定)

2010年11月初版はこちら

2011年6月改訂版はこちら

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