長短問わず、剣での斬り合いでこの部分を狙うことは頻繁に行われます。ですが、もともとよく動く部分ですからね。重めの武器でわざわざここを狙うということはあまりないでしょう。剣相手の戦いでなければ、意外と薄めの防御でいいところかもしれません。
これまた終焉期の鎧の一つ、アークゥィバス・アーマー(arquebus armor)では、左手のみこの部分と手の甲にしっかりした防具をつけて、楯のように用いて相手の攻撃をかわすという使い方をされていたようです。こういう使い方も結構かっこいいかも。
そうそう、肘の部分の防護は歴史的には結構重要視されていたみたいで、チェインメイルをプレートで強化する初期の段階で既に肘当ては使われていまし た。確かに関節部ですから重要ですが、動きやすさを優先させたい冒険者の場合は独立した肘当ては使わない方がいいと思います。絵のように下腕部の防具を ちょっと延ばして肘を守ればいいんじゃないでしょうか。