本内容にはネタバレがあります。また、外部からのリンクは問題ありませんが、一つ上のページ(ガールズ&パンツァー最終章 シナリオ予想)にすることを推奨します。
はっきり言って、三回戦の対戦相手が書いてあるも同然。サンダース大附vs継続は継続高校が勝ち、三回戦の対戦相手は継続高校となる。理由は検閲伏字部分の差。青師団vsサンダース大附では全く伏字がないのに対し、ヨーグルトvs継続では継続の戦力分析と使用車両が、BT-42以外全てが伏せられている。継続の使用車両を隠匿したいという意図がが明らかで、三回戦でもおそらく特二式内火艇のような、隠し球的新戦車を出したいという意図が感じられる。サンダース大附ではこれができないわけで、この状況から継続高校が勝ち上がるのは明らか。
この隠し球的新戦車だが、おそらくISU-152になるのでは。T-100やSMKといった多砲塔戦車の可能性もあり得るが、歴史的にはフィンランド軍は使用していないし、既にNbFzが出ているので新味という意味では欠ける。ただし別にノルウェーもNbFzで侵略されただけでNbFzを運用したわけではないので、可能性はないわけではない。
ということは二回戦が吉川先生お当番会の日本戦車大活躍になったのとバランスを取る形で?三回戦は齋木先生お当番会になるということ。杉山Pには忸怩たる思いがありそうだが、監督近辺のシャーマンの扱いが悪そうなので…
トーナメントの反対側では、黒森峰には伏字はない。聖グロとプラウダにも戦力表示に伏字はなく、戦い方の部分のみ。アンツィオはP40の数を伏せているが…まあ見栄でしょう(笑)大穴的には、島田愛里寿がP40とともにアンツィオに参戦!なんて展開があれば、吉川先生大喜びでしょうけど…最有力は聖グロに愛里寿が編入する展開だが、それほど可能性が飛び抜けているわけではない。
三回戦で起こりそうなのが、試合途中であんこうチームの4号が撃破されてしまう展開。サメさんチーム以外で、大洗チームの成長を描くとすれば、みほ抜きで勝つ展開しかなく、しかも今回は、隊長とフラッグ車の関係でそれができる状況にある。決勝でこれをやる可能性もあるが、決勝の最後にみほvs愛里寿を持って行きたいのではないか。ただし一つの試合を2回の上映に分けている現在の形式では、前半の回で4号が撃破されてしまうと、後半の公開までのイベントの盛り上がりやグッズの売り上げ、コラボ展開等で支障が出てしまう。おそらく後半の回の早いうちに撃破されて、その後大洗が崩れて立て直して勝つ展開になりそう。多分サメチームの無双回はここ。
では継続側はどうやって4号を撃破するのか?継続高校の戦い方は、史実重視だとモッティ戦術だが、これは実質、一回戦でBC自由が大洗を橋の上に追い詰めた戦い方とほぼ同じ。場所を森の中の小道に変えただけ。しかも史実では、とどめを刺さずに厳冬の森の中で凍死するに任せるという、戦車道としては問題が起きそうな戦い方。もう一つは今まで見せてきた、BT-42の超機動性を利用した奇襲戦術。おそらく使用車両をそっくり伏せているところからして、4号・三突・T-34・ISU-152といった有力車両を多く集めて遅滞戦闘を行いながら、BT-42で大洗の4号をピンポイントで狙ってくるのでは。
ミリタリーコメンタリーなどでよく「みほはカメさんチームの扱いが悪い、最初に強引に戦車道を再開させられたことを根に持っているのでは?」と言われているが、これにはもう少し合理的な理由がある。カメチームが単独で向かう任務というのは、アンツィオ戦のP40誘引、プラウダ戦の38(t)無双、黒森峰戦の後方撹乱、大学選抜戦の山頂偵察・どんぐり小隊でのカール撃破と、いずれも判断が難しい任務。ただ特定の行動を続けるだけでなく、どのタイミングで行くのか?引くのか?を自分で決める必要がある。このような、単独あるいは少数で行動して、しかも行動を自分で決める必要がある任務というのは、決断力が求められるが、この決断力が大洗で一番高いのは、みほを除けば間違いなく角谷杏。なにせ生徒会長として学園艦を仕切っているわけなのだから。だからこそ、ここぞというときはみほはカメチームを出しているのだが、言い換えると危険な任務になるので結果としてこの状況。
一方、最終章ではカメチームがフラッグ車になってしまったために、この単独行動ができなくなってしまった。正直これだけで、大洗としては戦術に結構な制約が出る。代案は4号が同じ任務をこなすことだが、これを行うと、今度はみほが他のチームの状況を把握できなくなってしまう。もしかしたら三回戦で4号が撃破される展開は、4号の単独行動中に起きるのかもしれない。
大洗と継続の両方で、4号と三突を使っているため、同士討ちが発生する可能性もある。正確には大洗と継続ではそれぞれサブタイプが異なるのだが、戦場で遠距離なら間違えてもおかしくない。また一回戦のBC自由戦で、試合途中で色を塗り替える欺瞞作戦がルール上可能であることと、同士討ちでも白旗が揚がることは実証済み。あんこうチームの4号が同士討ちで撃破される、というのも説得力がある。たとえば継続側が同士討ち狙いで、大洗と同じ色に塗った4号や三突で奇襲してくるとか、逆に大洗が欺瞞作戦を意図して4号や三突を塗り替えたら、味方が間違えて撃ってしまったとか。同士討ちを避けるのも、指揮官の腕ではあるのだが…