「継続は力なり」という言葉があります。いつもなかなか個人レベルではできないことが多いのですが、「継続は力なり」の効果は、医療や教育、心理学、ビジネス、運動習慣の分野で実証研究が数多く報告されています。実際に個人が一番多く、継続的に取り組もうとするのが、おそらく「ダイエット」や「健康」分野だと思います。そういう私も体力とメタボは気になってはいるのですが、健康診断の結果は、毎回ただの太りすぎでしかないため、出発点として行動を起こすことになかなか踏み切れないのが率直なところです。一人だと、やろうという気すらなかなか起きないことを痛感しています。
一般的に個人のレベルだと、一つやることを決めて、習慣的に継続できるのは例外であり、2か月以内に90%以上の人が挫折すると言われています。仕事としてのお盆商戦の全道臨店は、19年間継続していることもあり、移動の車の中は結構暇なので、毎日1万歩ウォーキングを欠かさず長年習慣化できている小松専務に、その秘訣を聞いてみることにしました。そうしたら、①出発点は、健康診断でコレステロール値と血糖値が異常値になったこと、②目標として毎日1万歩を歩くことを決めたこと、③毎日の生活で不足する歩数は約3000歩となり、これをプライベートな時間で達成しようとしたこと、④毎日の記録の見える化として「JALウェルネストラベル」に月550円払ってアプリを利用したこと、⑤このアプリでは、歩数がカウントされるだけでなく、マイルがたまることと、目標歩数を達成すると抽選券がもらえて、ほぼ月間では500ポイント以上獲得でき損はしないので、さらにやる気が継続するという優れものだそうです。⑥この習慣を継続すると「歩かないと物足りなくなる」という話を聞いていてなるほどと感心してしまいました。
小松専務の話を要素で分解すると、毎日の生活リズムで1万歩に足りなくなる3000歩を目標にしたこと、アプリを利用したこと、アプリで進捗がわかるようになったこと、アプリのインセンティブ付与がやる気につながったということになります。これは、継続を成功させる4つの組み合わせに合致します。①小さく始めてハードルを下げる、②仲間や環境の力を利用、③可視化して達成感、④フィードバックとインセンティブで継続維持、です。仲間と一緒にというのは、今日ではなかなか難しいのでスマホ環境を利用したアプリが有効だと思います。さらにこのアプリが科学的検証に基づいて設計されていれば極めて有効な道具ということになります。さらにこのアプリは歩くことで、JALのマイルを日々意識させることができ、利用者のJALの顧客固定化につなげている点でも優れています。調べてみたらこのアプリは90%以上の人が利用継続しているというのもすごい話です。「やっぱりアプリか!」とトドックアプリのさらなる進化に期待しています。