6月6日に総代会が終了しました。私たちは、ここで合意された方針に基づいて業務をしっかり遂行していく役割を担っているのです。この総代会の最後に恒例となっているのが、組合員さんの選ぶコープ商品の順位を決める「ラブコープ総選挙」の結果発表です。今年は、第1位がなんと「CO・OP たこ焼き50個」でした。コープ商品の第1位が「たこ焼きかよ!」と正直驚きました。昔だったら「無添加コープママさんウインナー」、「コープクリーン」、「コープのキャロットジュース」など、革新的で安全安心の願いの高い商品でしたが、時代が変われば、変わるものだと思いつつ、どうして「たこやき」が1番になったのだろうかと気になって仕方がありません。そこで、事実に基づいて考えることにしようとデータ分析をしてみることにしました。

 たこ焼きの2024年の店舗の利用動向からは、昨年8月の米不足の際に、前年比158%と大きく伸長して、その後も増加推移となり、年間を通して供給高は約5000万円で前年115%の伸長を実現していました。宅配では、店舗の約2倍の利用金額で9000万円を超える人気商品でした。米不足の時期での変動は見られませんでしたが、年間通して109%とこちらは安定的に伸びていました。次に年代別の利用動向からは、20代から40代の組合員さんの利用が120%も伸びていて子育て世代の利用が増加したことが顕著です。また一方で70代以上でも120%以上の伸びを実現しておりました。さらに「同時併売のバスケット分析」からは、50代以下は、冷食・時短おかず・おやつ・飲料との併売が多く、60代以上は、酒・餃子・枝豆、たいやき等の併売が多く、酒のおつまみか軽食需要での併売が顕著でした。さらに、価格について検討すると、「たこ焼き50個」の供給価格は、648円であり、1個あたりでは実に13円です。そうすると10個食べても130円となり、菓子パン1個と比較しても安いお得な商品であるのです。さらに重量も10個で200gとなり、「たこ焼き50個」は菓子パンを超えて腹持ちがする極めて優れたコスパの高い軽食ということがいえます。まとめると「たこ焼き50個」は、昨年の8月の米不足で価値が再評価され、新米価格の高騰が後押しとなって人気が出て、子育て層だけでなく、年金が上がらない高齢世帯も含めて切実な「食費の負担軽減」という重要課題の解決に大きく貢献している商品であるという別の姿が見えてきます。「たこ焼き50個」は組合員さんが選んだ1番商品ですが、今の時代を映し出す典型的な商品でもありました。

 生活も社会も時代も変化していく中で、私たちに求められる商品も変化に対応していくことが重要だという教訓を「たこ焼き50個」から学ぶことができました。

 余談ですが、この時期に、店舗と宅配で備蓄米1500トン(5㎏ 1780円)を組合員さんに提供できたことは、組合員さんの食費の節約貢献としても、よかったと思いました。