日本ハムが北広島に移ったのは2023年でしたが、今では大成功のボールパークとしてエスコンフィールド北海道は注目を浴びています。私は日本ハムが北広島に移ったら、経営的には難しくなるのではないかと心配していたほうでした。それは豊平区にある札幌ドームでの日ハムの平日の試合時には、絶えず2万人を超える観客動員数を維持していましたし、さらに19時からの1000円での割引入場者数も3000人を超えて、仕事帰りに観戦する人も多かったからです。北広島へ移ってしまったら、JRで北広島まで行って、さらに駅から球場まで19分も歩かなければならないという距離感は絶望的で、熱烈ではない普通のファンはわざわざ行くのだろうかと懐疑的でした。しかし、この予想をはるかに超えて、エスコンフィールド北海道の2023年初年度の業績は絶好調で、札幌ドーム球場に比べて売り上げは約100億円も増加の251億円となり、さらに経常利益は過去最高益の36億円を記録し、大成功の船出となりました。2024年も新球場2年目のジンクスを越えて成長しています。
昨年の秋に小村社長に経営結果のレクチャーをしてもらったのですが、開幕当初は来場者から非常にたくさんのクレームをいただいたそうで、これを球団職員が半年ぐらいで徹底的に改善したそうです。私たちの組合員の声に基づくカイゼン活動と全く同じです。さらにこの改善対応をSNSで積極的にファンに発信したことで、クレームから好感度の向上に転換できたということです。また野球のない日のエスコン球場への入場料は無料として、旺盛にイベントを開催することで、平均1万人以上の来場者を獲得するということで、駐車場や飲食、グッズ販売も好調に推移しました。開業2年目ジンクスを乗り越えて400万人を集めるエスコンフィールドですが、この話は、ともすれば店舗事業との共通点も多いと言えます。チームが勝ち組になること=勝つことは前提ですが、さらに店に行くことの魅力を足し続けられるかどうかということが重要になります。「一人でもおいしいお店」を進化させ続けることができるかということです。
また、球場自体が日本初ともいえる本場アメリカ仕様の臨場感あふれたエンターテインメント性の高い施設で、入れば否が応でも盛り上がります。その球場自身が世界の最先端に学んで、この日本で「イノベーション」を起こしている結果として、道外の来場者が35%にも到達して、北海道への集客装置化として機能するまでになりました。球団の業績好転の結果としてチームも2024年度中に選手の補強もでき、リーグ2位に躍進できました。
さて、今年はコープさっぽろも60周年であり、2025年度の後半戦に勢いを加速させるべく、エスコンフィールドで8月20日(水)の日本ハム対オリックス戦を「コープさっぽろデー」として開催することとなりました。私も始球式にチャレンジします。札幌ドーム球場から数えて日ハム戦始球式は通算5回目となりますが、この3年間中断していたピッチング練習も再開して、臨みたいと思いますので、声援よろしくお願いいたします。