同時配信授業とは、インターネットに接続されたパソコンやスマートフォンを使って、教員が講義を行い、学生が受講することによって、講義室に集まらなくても授業が行えます。教員は講義室や研究室から、ビデオや音声を使って授業を配信します。学生は自宅等からビデオや音声を受信します。
ステップ1:配信用の機材を用意する
ステップ2:配信用アプリケーションを用意する
ステップ3:学生に通知する
ステップ4:授業配信
ステップ5:学習評価
業務用のパソコンに、Webカメラやマイク、イヤホンを接続します。Webカメラは内蔵のカメラでも結構です。音質を向上させるため、外付けのマイクやイヤホンを使うことを強くお薦めします。安定したインターネット環境に接続することもお忘れなく。
業務用PC
Webカメラ
マイク付きイヤホン
スマートフォンで使うようなイヤホンプラグ接続のマイク付きイヤホンで十分です。
ネットワーク環境
有線LANまたは安定した無線LANに機材を接続してください。HINES-WLANやeduroamなどの学内公衆ネットワークは、同時利用者が多いと接続が不安定になることがありますので、ご注意ください。
業務用のパソコンに、Google Meet等のソフトウェアを用いて、授業を行うバーチャル会議室を作成してください。ビデオ会議ソフトウェアを使うことで、以下のような授業配信に必要な作業を一括して行えます。
リアルタイムの授業配信
Powerpointなどのスライド画面の提示
チャットツールを使った質疑応答
授業の録画
北海道大学では,教育環境整備の一環として、Google社との包括契約を締結しています。
GoogleはELMSと連携しており、ELMS メールアドレスにてGoogleの機能を使えます。MeetはGoogleのビデオ会議機能です。
詳しくは、「Google Meet」を参照ください。
より詳細な使い方は、Googleのヘルプ(外部サイト)をご覧ください。
学生が戸惑わないように、受講方法を正確に通知しましょう。
学生への通知には、ELMSグループのお知らせを使うのが便利です。HINESのサービスでメーリングリストを作って学生を登録することも便利です。
通知の際には、「授業配信を実施する日時」「使用するビデオ会議ソフトウェア」「会議室のURL」を忘れずに通知しましょう。
同じ会議室を繰り返し使う場合、会議室のURLをELMSのMoodleに貼り付けておくことで、常時周知をすることもできます。
ELMSの小テストを使って、学生の出欠を確認しましょう。ビデオ会議ソフトウェアのチャットを使って、学生からの質問に答えることも心かげましょう。
ELMSの課題を使って、学生の授業に対する理解度を確認しましょう。ELMSのフォーラムを使って、教員と学生、学生同士で話し合いできる場を作るなど、教員学生間のインタラクションが増えるように心がけましょう。
授業配信が終わった後の質疑応答や、課題の提出による学習評価は「オンデマンド配信」の実施方法が参考になりますので、ご覧ください。
オンライン授業で、学生からのフィードバックや質疑応答、課題や小テストを使った「小刻み評価」で学生の学習状況を把握する方法についてご紹介します。