ブルデューの文体は非常に難解なので、『実践感覚』からは実際の分量としては合計8ページほどの抜粋(pp.83-48, pp. 86-89, pp.95-98)を使うことにします(それでも非常に読みにくいと思いますが)。ただ、もう少し広い範囲の議論を知る必要もあるため、次の『構造と実践』で補完します。※「授業予定表」には『実践感覚』の「構造、ハビトゥス、実践」の章全体のファイルがあります。
2番めのブルデューの『構造と実践』からの抜粋では、インタビューの形でブルデュー自身が『実践感覚』の内容について語っています。合計17ページですが、口語体なので『実践感覚』よりもだいぶ分かりやすいはずです。順序としてはまず下の『構造と実践』抜粋の方を先に読み、そのあと『実践感覚』第3章抜粋にチャレンジするのが良いと思います。
なお、参考のため、ブルデューの仕事を特に人類学との関係から解説したものとして、田辺繁治『生き方の人類学』(第9回で取り上げる本)の第2章も掲載しておきます(一番下、新書判で31ページ)。第9回の準備にもなるので、良かったら読んでください。
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