韓国・啓明セミナー
【海外セミナー】
1/8 就職活動体験報告開催!
【海外セミナー】
・啓明大学校(Keimyung University)
・韓国・大邱(テグ)広域市達西区に本部を置く私立大学。
・寮の近くに江倉という地下鉄があり、市中心地やショッピングなどに行きやすく、交通のアクセスが良い。
・美しいキャンパス内はドラマのロケ地としても有名。
クラスはレベルテストで初級クラス・中級クラス・中上級クラス・上級クラスの4つに分かれます。
ここでは、初級クラス1の授業内容を中心に取り上げて説明します!
1 班は、先生が日本語を話せる方でしたので、ほとんど日本語で授業が行われました。最初はハングル文字を覚えることから始まり、配布されたプリントを使って学習していきます。ハングルを覚えた後は、次のステップとして教科書に沿って日常生活で使う単語や身の回りにある単語を学び、それらを活用して文法を習います。授業の中では、ミニゲームとして「3・6・9」というリズムゲームを行うなど、楽しく単語の記憶を定着させていきます。
他の班ではレベルに合わせて、日本語を話せる先生と韓国語を中心に授業を進め、日本語を少し使って説明をしながら学んでいく班やすべて韓国語で授業が進められる班もありました。
授業は、「書く」「聞く」「話す」「読む」を含む統合型になっています。
授業時間は、9:00~9:50、10:00~10:50、11:00~11:50、12:00~12:50 の1コマ 50 分、 10 分休憩です。
《異文化理解》
授業でのディスカッションを通じて、韓国の学生や人々の考え方、価値観に触れ、日本との違いを発見することができました。その過程で、韓国と日本の双方の文化の良い点に気づくことができました。また、韓国の先生から現在の社会の特徴や流行などを直接学ぶことで、国際的視野を養うことができました。
《学習スタイルの違い》
授業は発表やディベートが中心で、学生と先生と双方向でのやり取りを通じて学びの姿勢が強化され、表現力や主体性を伸ばすことができました。大学内にはカフェがあり、学生だけでなく先生もそこでコーヒーを購入して授業を行っていました。
《韓国語能力の向上》
日常会話や授業で使える表現を習得し、実際に学校にあるカフェや周辺のお店で活用することができました。
《専門的な学び》
日本との日常生活や授業、文化などの比較を通じて、新たな知識を得ることができました。
《概要》
啓明大学で行われる韓国について学べる活動です。韓国の学生とバディを組み、野球観戦や韓服体験など、さまざまな体験をしました。
《カリグラフィー・博物館での文化体験》
啓明大学内で様々な体験をさせて頂きました。カリグラフィーでは、筆ペンのような道具を使ってハングルをたくさん書き、実際に写真立ての中に入れる文字を自分たちで考えて書きました。日本語で考えた言葉をハングルに翻訳する際に、バディ学生や講師に教えてもらいながら作成しました。書いた文字の周りに飾り付けをして、オリジナルの作品を完成させました。
博物館では、展示物の説明を聞いた後にマグカップ作りを体験しました。自分の描いたイラストがマグカップの柄になるというもので、自分の好きなキャラクターや飼っているペットなど、色々なイラストが描かれました。日本に帰ってからも使えるため、このような形に残る体験はとても楽しかったです。
《大邱シティーツアー(野球観戦)》
サムソン・ライオンズパークで、サムソン・ライオンズ vs キア・タイガースの試合を観戦しました。学校から地下鉄を使って移動する際、車内にユニフォームを着た人がたくさんいて、現地の野球ファンの熱気を感じることができ、とてもテンションが上がりました。始球式にはWERのマゼンタが来ました。本物のアイドルはレベルが非常に高くて、現実感が湧きませんでした。野球チームの応援団がK-POPの曲に合わせて踊り、観戦者みんなで応援ソングを歌ったり、音楽とその場にいる人たちとの一体感を感じ、普段野球を見ない僕でも来てよかった、また来たいと思えるような時間でした。
《韓服、伝統礼節体験》
韓国伝統衣装の韓服(ハンボク)を着て、礼節やお茶とお菓子を頂く際の作法を体験しました。女性用の韓服は「チマ・チョゴリ」といい、チマはスカート、チョゴリは上着を意味します。男性用は「パジ・チョゴリ」と呼ばれ、パジはズボンを意味します。
普段着ることができない結婚式用の韓服も着ることができました。
伝統礼節では、友達や目上の人に対する挨拶の仕方が異なり、さらに男女で動作にも違いがあることが新鮮でした。
《テコンドー》
韓国発祥の武道・格闘技であるテコンドーを体験しました。
テコンドーの特徴は、足技を多用した攻撃です。実際に「アプチャギ(前蹴り)」や「アプトリョチャギ(前廻し蹴り)」といった基本の蹴り技を教わりました。テコンドーはオリンピック種目としても知られており、『足のボクシング』とも呼ばれます。
最後に板に自分の目標を書いて、一人ずつ前に出て割りました。それぞれが書いた目標が叶うといいと思います。
《サムルノリ体験、K-POPダンス》
韓国の代表的な伝統音楽の1つであるサムルノリの体験をしました。打楽器だけで演奏されるアンサンブルで、「サムル」は「四つの物(楽器)」を、「ノリ」は「遊び、演奏」を意味します。楽器によって難しさが違っておもしろかったです。
K-POPダンスの体験では、韓国で人気のあるアニメの挿入歌である「Golden」という曲を踊りました。振りが長くて難しかったです。
《釜山》
日本へ帰国する前日に、三週間お世話になった寮を離れ、釜山へ出発しました。ホテルに到着し、少し休んだ後、海雲台という海沿いをバスで移動しました。そこには綺麗な海と超高層ビルが立ち並んでいました。そして、班ごとに分かれヨットに乗り込み、約1時間ほど釜山の海を巡りました。とても気持ちよく、最高な気分になりました。二度とない経験が出来たと思います。そして2時間ほど自由時間を過ごしたの後、再度集合し、レストランに行きました。そこでの食事も最高でした。みんなで過ごす最後の時間に、ヨットツアーや美味しい食事を楽しむことができ、最高の締めくくりとなりました。
啓明大学の寮では、基本的に2人1部屋で部屋割りされます。部屋割りは、参加者の人数によって、異なる大学の学生と一緒の部屋になることもあります。
寮に到着後、それぞれの部屋で名札、洗濯カード、部屋の鍵、寮の鍵、コンビニのクーポンを受け取ります。また、啓明大学からトートバッグとパソコンケース、オリジナルボールペンのプレゼントがありました。
寮には、共有できるものとして、シャワールーム、洗面所、トイレ、物干し竿、エアコン、ドライヤー、ウォーターサーバー、洗濯機、乾燥機があります。ドライヤーとウォーターサーバーは共有スペースから取りに行きます。また、洗濯機と乾燥機は地下にあります。
個人で使用できるものとしては、クローゼット、デスク、ベッドがあり、ベッドには枕と布団が用意されています。
点呼の時間は午後11時です。午後11時には自分の部屋に戻るようにして、決まりを守りましょう。
食事は、プログラムに含まれている食事以外は、自分たちで自由に選んで食べました。
現地では、たくさんの韓国料理を食べることができます。授業がある日の朝は学食を食べる人や、校内にあるCUというコンビニで買って食べる人が多かったです。
お昼は、学食や現地のバディに教えてもらった近くのおいしいお店に行ったりしました。また夕食は自分たちでお店を調べて食べに行ったり、バディに頼んでデリバリーをして寮で食べる人も多かったです。
また韓国の飲食店は、ほとんどのお店に「반찬」という無料でセルフサービスで取れるおかずがありました。日本にはない仕組みなので驚きました。また意外に1人前の量が多いので、1人で食べる機会もありましたが、みんなでシェアして食べることが多かったです。現地の人や他大学からも参加している人がいるので、ぜひ、みんなと一緒に食べてみてください!ちなみに、私はたくさん食べた後は、歩いたり、寮の地下にあるジムでカロリー消費したり、運動やストレス解消をしました。
朝食(食堂)
昼食(食堂)
買い物は放課後に友達と大邱市内に行ったり、休日はソウルなどに遠出して買い物をしたりしました。若者に人気の服屋をバディに案内してもらいました。他にも、大邱市内には安くて可愛い雑貨屋や服屋がたくさんありました。
韓国ならではだと思ったのが、対象の商品を買うと、もう1つ無料でついてくる「ワンプラスワン」という制度です。日本にはない仕組みで、1つ買うともう1つ付いてきて、お得な制度だと思いました。
日常的に利用していた主な交通手段は地下鉄でした。特に学校の前に地下鉄の駅があるため、買い物の際には自然と地下鉄を利用することが多くなりました。駅までは数分という便利な立地で、留学生としては恵まれた環境だと感じました。韓国の地下鉄は運行本数も多く、安心して利用することができます。
普段の生活は、ほとんど学校周辺で完結することが多いため、利用する路線は限られていますが、その路線を使うことで市内に行くことも可能です。実際に、週末や授業が終わった後、友人と一緒に市内に出かけました。移動が非常にスムーズで、乗り換えも分かりやすかったです。車内では、韓国語だけでなく英語や中国語、日本語などのアナウンスがあるため、留学生でも使いやすい環境が整っていると感じました。
韓国の硬貨は10ウォン、50ウォン、100ウォン、500ウォンがあり、紙幣には1000ウォン、5000ウォン、10000ウォン、50000ウォンがあります。日本円と比較すると、桁をひとつ取った数がおおよその目安となり、為替レートにもよりますが、例えば10000ウォンは日本円でおおよそ1000円になります。
韓国での買い物は現金よりもカード決済が主流で、私自身も滞在中に現金を使う機会はほとんどありませんでした。特にカフェなどでは、お店の外にセルフ注文機が設置されていることが多く、韓国語ができない私はスタッフの方と直接やり取りすることなく、注文から支払いまで完了することができました。また、そのセルフ注文機はカード決済のみ対応しており、現金は対応していないところが多かったです。さらにお店に限らず、カプセルトイ販売機など、カード決済に対応している場所が多く、キャッシュレス社会を実感しました。
公共交通機関でも交通系ICカードが一般的で、地下鉄やバスでは交通系ICカードを利用した方が安く乗車することができました。また、タクシーでもカード決済が主流です。私が交通機関を利用する際は、WOWPASS(左下のオレンジ色のカード)を利用していました。このカードは韓国への外国人観光客向けに作られた『プリペイドカード』『両替』『交通系ICカード(t-money)』を一つにまとめたカードです。WOWPASSではなく、交通系ICカードを買う人もいました。WOWPASSを持っていると、交通機関だけでなく、韓国内のカード決済ができるお店でも使えるし、WOWPASSのアプリを入れておくと、交通カードにチャージもできるので便利でした。そのため、WOWPASSのを購入した人の中には、クレジットカードを使わず、現金をWOWPASSに入れて、WOWPASSだけで生活している人もいました。もちろん、公共交通機関で現金を使うこともできますが、ほとんどの人は現金を使いません。お店によっては、現金で支払おうとすると、スタッフにカードを勧められることもあります。特に大きな額の紙幣を出すと、嫌がられることもあるため注意が必要です。
公共交通機関の運賃を日本と比較すると、日本よりも安く乗車することができました。大邱では、地下鉄は一般が1700ウォン、交通系ICカードを利用すると1500ウォンでした。満13歳から18歳の子供は、1700ウォンで、交通系ICカードを利用すると850ウォンとなり、満6歳から12歳の子供は500ウォンで、交通系ICカードを利用すると400ウォンで乗車することができました。日本と同じく、年齢による割引が設けられていました。タクシー料金も非常にリーズナブルで15.07kmの移動が16600ウォンでした。日本では同じ距離でおよそ5000円ほどかかるため、韓国の方がとても安く乗車することができます。
カフェ文化も発達しており、ドリンクのサイズは日本よりも大きいサイズでありながら、価格は日本よりも安いことが多く、気軽に買うことができました。
以上のことから韓国では、日本以上にキャッシュレス化が進んでおり、日常生活のあらゆる場面でカードやIC決済が活用されていました。留学中は、現金を持ち歩くよりもICカードやクレジットカードを活用する方がスムーズで安心です。また、物価に関しても交通費やカフェの価格などは日本よりも安く、生活しやすい印象を受けました。
地下鉄
バス
タクシー
《平日》
授業終了後は、大邱の市内まで行き、買い物をしたり、夕飯を食べたりしました。中には、現地のバディ学生と共に自由時間を過ごすメンバーもいました。また、寮内の共同スペースで日本人学生や現地バディ学生と交流を深めたり、寮でゆっくりと過ごしたりなど、それぞれのライフスタイルに合わせて自由な時間を過ごしました。
《休日》
休日には、釜山やソウルなどへ遠出をして、個人で自由な時間を過ごしました。それぞれ観光をしたり、韓国料理を楽しんだり、カフェに行くなどして、大邱とは違った都会的な雰囲気を楽しみました。
《自由時間内で得られたこと》
授業やプログラム外で、自分の力だけで韓国の生活を送ることができたことは、語学学習をするうえで大きな力になったと感じます。また、プログラム外でバディ学生と関わることで、より実践的な韓国語を学べることができました。語学学習の基礎を築くうえで、座学も重要ですが、実際に韓国語を使って、韓国人と話すことで、アウトプットの学習ができたのではないかと思います。
《自由時間中に気を付けると良いこと》
啓明セミナーに参加すると、自由時間中に東城路(トンソンロ)という中心部に行く機会が多くなると思います。トンソンロは大邱でも栄えた場所で、様々なお店があり、ショッピングや観光が楽しめる場所です。しかし、宗教勧誘が大変多い場所でもあります。そのため、街中を歩いていると宗教信者が様々な方法で声をかけてきますが、必ず無視をしてください。見た目だけでは、相手が信者なのかどうかは区別がつきません。実際にあった例では、若い女性が「この紙にハートを描いてもらえませんか?」と関係ない話題で足を止めさせようとしていました。もし、親切心で立ち止まってしまっても、「すみません」と言うか、うまくかわしにくそうであれば、走って逃げるなどして、すぐにその場を離れることをお勧めします。慣れない場所で慣れない言語を耳にすると焦ってしまうかもしれませんが、まずは深呼吸して、しっかり自分の身を守るようにしましょう。
韓国はキャッシュレス化が進んでおり、現金を使える場所もありますが、大半はクレジットカードで決済が行われています。クレジットカードは一瞬で決済が完了するため、非常に便利で使いやすいですが、その分、どれくらいお金を使ったのかという感覚を失いやすいと体感しました。中には、外国人専用の観光カード「WOWPASS」を利用して、使う金額だけチャージをして決済に使っている人もいました。帰国後に請求額が大きくならないよう、計画的にお金を使うことをお勧めします。
東城路(トンソンロ)
初めての海外生活や異文化体験に対して、不安や緊張を感じる方も多いかと思います。実際、私も出発前は言語や生活の違いに戸惑うのではないかと心配していました。しかし、現地に行ってみると、多くの新しい発見や出会いがあり、毎日がとても充実したものになりました。
まず第1に、このセミナーに限らず、留学に行く際に必要なのが事前準備です。韓国ではキャッシュレス化が非常に進んでおり、ICカードやクレジットカードが日常生活のあらゆる場面で利用されます。特に、セルフ注文機などでは現金が使えないことも多いため、カードの準備は必須です。また、渡航前に海外でも利用できるカードかどうかを確認しておくことをおすすめします。
留学期間は決して長くはありませんが、その中で得られる経験や学びは非常に深く、将来にもつながる貴重な財産になります。日本とは異なる環境の中で生活することで、自分の中の「当たり前」を見つめ直す良い機会となりました。ぜひ、参加してみてください。
留学初日は1人で心配していましたが、現地の人や他大学の学生と仲良くなることができ、とても良い経験になりました。海外で約3週間生活することは確かに不安だと思いますが、とても良い経験になると思います。
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