韓国・啓明セミナー
【海外セミナー】
1/8 就職活動体験報告開催!
【海外セミナー】
セミナーの初日は、筆記と簡単な面接のレベルテストが行われました。テスト後に1クラス各12人程度に分かれ、毎日午前9時30分~午後12時30分、1日3時間の受講。スクリーンやホワイトボードを使った授業は、文法や会話練習もとても分かりやすく、休憩時間にはスクリーンでK-POP鑑賞したり、リラックスした雰囲気でした。先生は個別にとても丁寧な対応してくださいました。授業がだんだんと進んでいくうちに、韓国語が自然と頭に入ってきていることに感動しました。
そして最後の授業では、3週間に学んだ集大成である「修了試験」を受験。この試験のためにしっかり勉強しました。結果セミナー参加者の全員が無事合格!語学力アップと他言語を学んでいく意識がさらに高まりました。
留学先の「啓明大学・城西キャンパス」は、1954年アメリカのキリスト教宣教師によって建てられた名門私立大学校。四季折々に美しい景観が見られる、映画・ドラマのロケ地としても韓国で有名な場所です。
私たちは、そのキャンパス内の寮で生活しました。キャンパス内はとても広く、スクーターを借りて移動できるようにもなっています。各部屋にはWifiがあり、寮内の飲食スペースは冷蔵庫や電子レンジ・自動販売機・テレビが設置。韓国テレビ番組や、日本のアニメの韓国語吹替バージョンなども楽しむことができます。寮の地下一階に、ランドリールーム(有料)があり、夜間の寮はオートロックとなり防犯面で安心です。
文化授業は、朝鮮半島の歴史・武術・韓服・食・伝統的な遊びなどを幅広く学びました。ハングルカリグラフィー、ポジャギ、韓国料理、テコンドー、楽器演奏、民族衣装、韓国マナーなど実践的で、個人では体験できないようなプログラムでした。
校外学習は釜山と慶州へ2か所。釜山では美しいビーチリゾートの「海雲台」、韓国映画・ドラマの撮影ロケ地の「国際市場」へ訪問。韓国の伝統的な建築様式が建ち並ぶ「慶州」では、博物館や遺跡、歴史的建造物などを見学。現地で直接触れる文化・郊外学習は、毎日が新鮮な驚きと発見の連続で、韓国への理解が深まり、ぐんと価値観や視野も広がりました。
日々の食事は、朝食は学内の食堂でとり、昼と夜はコンビニで買い物したり、外食やデリバリーを注文しました。滞在中、食べられないものはほとんどなかったです。韓国の食事と言えば、辛い、色合いは「赤」の印象がありましたが、現地ではよく、白米飯、スープ、おかず、キムチといった献立の配膳、外食でメイン料理しか頼まなかったとしても、テーブルにたくさん副食が並びます。定番キムチをはじめ、大根の漬物や小魚の煮つけなど副菜が盛り沢山で、バランスの良い食事が多いと感じました。
クラスメイトやバディたちと放課後に学校周辺や市内へ外出して、地元の可愛い雑貨屋やブティックに行ったり、K-POPの流れるカフェで時間を過ごし気分転換しました。週末には有志で夕食会を開き、互いに授業の感想や生活体験を情報交換。滞在中の記憶に残る楽しいひとときでした。休日には、釜山やソウルなどへショートトリップ。勉強した韓国語をすぐに使う機会もあり、学習の成果を感じることができました。
セミナー費用は総額で、ソウルや釜山への旅、KTXや地下鉄等の交通費、宿泊費等など想定すると約30万~40万円程度。現地での支払い、ほとんどがクレジットカード払いです。現金は、たとえば、寮のコインランドリー、自動販売機や交通カードのチャージ時などで必要になります。20万ウォン(約2万円)程度は換金しておいたほうが何かと便利かもしれません。大学敷地内でも銀行があり、両替換えも可能です。
日本と似ていながら、異なる面もある韓国。その社会や生活習慣の相異は不思議で面白く、興味がどんどん湧いてきました。
韓国式の食事では銀色ステンレス製の器やスプーン、お箸は使います。日本とは異なり、食器を手で持ちあげることはマナー違反です。
交通手段はバス・電車・地下鉄。地下鉄は時刻表がなく、今どこを運行か、あと何分で到着かの案内表示のみです。釜山やソウルへの遠距離移動は、日本の新幹線のような「KTX」が便利です。
車の通行ルールは、日本とは逆の右側通行、左ハンドル車。タクシーは比較的運転は荒く、一般道路でも過剰なスピード、信号無視、頻繁なクラクション走行が多いです。道路横断は注意が本当に必要です。街中の移動では、主にSWINGという電動キックボードが置いてあり(免許要)、坂道も楽々登ることができます。
ネット情報のみでは、どうしても断片的で独断的な文化理解になりがちですが、実際に足を運ぶことでしか気づけないこともあると強く感じました。
3週間で多くの貴重な経験をしました。楽しいことがほとんどでしたが、言葉が通じなかったことや、マナーの違いに戸惑い、苦労する面もありました。そんな中で、先生たちや現地学生のバディのサポートで、言語・文化の相異点を受け入れ、韓国の生活に徐々に慣れていったと思います。また、自分からも進んでコミュニケーションをとること、言葉はまず真似して使うことで異文化に対する理解もさらに深まったと思います。
この経験を通して、今後も外国人と積極的に接することや、相手を知る努力、その違いを批判するのではなく、尊重していくことで、新しい価値観を身に着け、そして何らかの社会貢献ができたら嬉しく思います。
「チャレンジしてみたい」という気持ちが少しでもあるならば、迷わず参加してください。最初は周囲に知り合いがいなくても、韓国人学生バディや他校の学生と交流し仲良くなるチャンスです。セミナーでは、韓国人学生バディがたくさん話しかけてくれ、韓国語会話の能力も自ずと高くなります。
このセミナーは、語学力ゼロでも参加はできますが、初歩的な韓国語、数や挨拶、頻繁に使う日常会話などは、事前学習することをお奨めします。自分でまだ未熟な部分を把握し準備をすることで、短い留学期間をさらに楽しめて、韓国語の勉強への意欲もさらに上がります。そしてもっと語学力を上げたいのなら、日本人留学生同士ではなく、韓国人学生バディと積極的な交流を強くおすすめします。
セミナー終了の帰国前には、以前より自分の韓国語能力やコミュニケーション力が上がっていることに気が付くと思います!