韓国・仁川セミナー
【海外セミナー】
1/8 就職活動体験報告開催!
【海外セミナー】
2025/08/04〜2025/8/15の2週間、韓国・仁川セミナーに参加しました。
仁川セミナーでは、日本全国(北海道、東京、神奈川、大阪、福岡など)の大学から44名の学生が参加し、そのうち広島修道大学からは10名の学生が参加しました。現地では、1チーム10名程度のグループに分かれ、仁川大学の韓国人学生であるバディ学生とともに活動を行いました。
仁川セミナーへの参加には、総額約173,000円(1KRW=0.11円で計算)の費用が必要です。ただし、さまざまなスカラシップ制度が設けられているため、一定の費用を抑えて参加することが可能です。
まず、成績優秀者(GPAなどをもとに総合的に評価)上位2名は、授業料および宿泊費の1,000,000KRW(約110,000円)が免除されます。今回のセミナーでも、この制度を利用した2名の学生が参加しました。次に、1年生を対象に、1人あたり一律5万円が「チャレンジチケット」として支給される制度があります。今回の参加者には1年生が多かったため、多くの学生がこの制度を利用し、費用を抑えて参加しました。最後に、「ステージ奨学金」という制度があります。これは、派遣が認められた学生を対象に、選考の上、言語能力(ステージ)に応じて奨学金額が決定され、支給されます。(ステージおよび奨学金額の詳細は本サイトの仁川セミナー情報参照)
韓国の物価は日本とあまり変わりませんでした。10,000〜15,000ウォン程でお腹いっぱいになるほど食事を楽しむことができ、とても満足できました。さらに、仁川はソウル市内に比べて物価がやや安いため、あまりお金を使わなくても十分に韓国での生活を楽しめると思います。
日本と大きく異なると感じた点は、交通費の安さです。バスや地下鉄は、乗り換えをしてもほぼ一定料金(約1,500ウォン)で利用できるため、気軽に移動することができます。
現地での活動スケジュールは以下の写真の通りです。
授業では、プログラム開始前に日本で行ったプレイスメントテストによってクラス分けが行われ、初級、中級①、中級②、高級クラスに分けられます。初回授業を受けてレベルが合っていないと感じた場合は、他のクラスへ変更することができたので、自分に適した環境で授業を受けることができました。授業時間は1コマ50分で休憩は10分あります。授業は午前9:30〜12:30、午後14:00〜17:00まで行われます。
修道大学の学生は初級、中級のいずれかのクラスに参加したので、この2つのクラスについて報告します。
《初級クラス》
初級クラスでは、文字や単語・表現などを中心に学びました。授業は韓国語と日本語を交えながら進められるため、あまり韓国語ができなくても心配する必要はありませんでした。ゲームを通して楽しく韓国語表現などを学べたことに加え、修道大学の授業ではまだ習っていない表現も知ることができ、とても良い学習の機会になりました。
《中級クラス》
中級クラスでは、文法を中心とした授業を受けました。授業はすべて韓国語で行われるので、わからない単語や文法が出てきますが、その場で質問したり、先生が理解度を確認してくださるので、とても良い環境で学習することができたと思います。毎回課題が出されるため、授業が終わった後すぐに寮で復習をして、翌日の授業に備えていました。分からない部分を日本人同士やバディ学生に質問し、解決していくうちに、人間関係も深めることができました。
また、授業の始めにはアイスブレイクとして先生と簡単な会話をしたり、韓国の文化や環境などについての話をしてくださったので、韓国語以外の知識も得られるとても良い機会になりました。
《ソンドツアー/송도 투어》
8月6日(水)に行ったソンドツアーについてまとめます。
二つの班に分かれて行動し、Gタワー仁川経済自由区域庁舎と国立世界文字博物館に行きました。この2つの施設は隣り合っており、現地までは大学のバスで移動しました。Gタワー仁川経済自由区域庁舎では、仁川広域市が国際的なビジネスや物流の拠点となることを目指し、インフラ整備や税制優遇処置などを通して企業活動を促進していることなどを紹介していました。また、上の階から仁川を一望することができ、都市の発展や詳細などを学ぶことができました。
次に国立世界文字博物館についてです。ここでは文字の文明について学ぶことができ、ガイドの方が日本語で説明してくれるのでとても分かりやすかったです。また、インカムが用意されており、説明も聞き取りやすかったです。館内にはいろいろな文字の歴史が展示されており、日本語もありました。さらに、印刷機の歴史なども紹介されており、文字がどのようにできたかなどをしっかり学ぶことができました。
その後は、自由行動だったので、みんなでチキンを食べに行きました。食事の後は、現代プレミアムアウトレット松島でショッピングをしました。男女で分かれてそれぞれに行きたいところなどを回りました。仁川についての知識を深めることが出来た良い日になりました。
《ソウルツアー/서울 투어》
8月8日(金)午前の8時30分からバスで学校を出発し、ソウルへ向かいました。午前中は国立国楽院に行きました。そこでは韓国の伝統的な太鼓である「チャング」の体験をしました。太鼓以外にもたくさんの楽器を使って、みんなで音楽を作り上げる活動はとても楽しかったです。午後は国立民族博物館に行くため、バスで移動をしました。そこでは韓国の伝統的な団扇を作りました。紙で作る団扇でしたが、とても丈夫で風が強く、暑い韓国での生活にとても役に立ちました。2つの活動が終わって自由行動になり、私たちは憧れていた漢江ラーメンを食べるために漢江へ行きました。18人という大人数で漢江の近くで食事をしました。他大学の学生や仁川大学のバディともたくさん話すことができ、とても楽しかったです。デリバリーやコンビニでピザやお菓子、チキン、チーズボールなど食べているうちに、結局ラーメンを食べるのを忘れてしまっていましたが、とても楽しい時間でした。
《カルチャープログラム/문화 프로그램》
8月11日(月)は、午前の授業終了後、午後からカルチャープログラムに参加しました。このプログラムでは「カリグラフィー」と「kpopダンス」の自由選択制で、修道の学生は全員カリグラフィーを選択しました。カリグラフィーでは、講師の先生に作成方法を丁寧に教えていただきました。説明は韓国語で行われましたが、現地学生が通訳をしてくれたので、大きな困り事もなく作品を完成させることができました。書かれている文は様々あり、それぞれが気に入った言葉を選んで作成しました。右の写真に写っている作品には「당신을 응원합니다(あなたを応援します)」と書かれています。
また、kpopダンスでは、JENNIの「like JENNI」を踊ったそうです。ダンス経験者が多く、とてもかっこよく踊っていたという話を聞きました。
《ロッテワールド》
8月13日(水曜日)朝早くからバスに乗り、ロッテワールドに行きました。
ロッテワールドに着くや否や、皆入口へと走り出していき、勢いについていくことができず、迷子になる人もいました。そしてなぜかロッテワールドの近くにあるキッザニアに到着しました。その後、何とか全員と合流することができ、集合写真を撮影しました。私たちは2023年に完成したばかりの新アトラクション「バトルグラウンドワールド・エージェント」を体験しました。これは人気オンライン戦闘ゲーム「バトルグラウンド(PUBG)」を現実で体験できるもので、3D眼鏡を着用したりして、ゲームの臨場感を味わうことができました。その後、食事をとりました。ジャージャー麵またはとんかつのどちらかを頼めるチケットを事前に受け取っていたため、とてもスムーズに食事を終えることができました。食事の後もアトラクションを存分に楽しもうと皆で意気込んでいましたが、急な豪雨により、公共交通機関が停止する恐れがあったため、おとなしくバスで帰りました。帰りのバスでは、皆魂が抜けたように爆睡していました。
《野球観戦》
8月15日(金曜日)最終日は昼からみんなで行動しました。
訪れた球場は高尺スカイドームでキウムヒーローズの本拠地です。とても大きな球場で、食べ物も充実しており、韓国チキンやソトクソトクなど、日本の球場にはない食べ物があり、新鮮に感じました。
キウムヒーローズ 対 kt wizの試合で、みんなカープファンだったこともあり、カープを応援する勢いで応援しました。キウムヒーローズの先発が元巨人のメルセデス選手だったため、より一層楽しむことが出来ました。結果はキウムヒーローズの勝利でした。
寮は大学内に位置しており、生活しやすかったです。部屋は二人一部屋で、エアコン、シャワー、トイレ、洗面台、ベッド、机、椅子など、最低限の設備が整っていましたが、生活必需品は近くのスーパーで買う必要がありました。また、トイレとシャワールームの換気扇を同時につけると変な音がすることがあったため、気を付けておくと良いと思います。
入口は「スピードゲート」と呼ばれるシステムになっており、部屋の鍵であるカードキーをタッチして入ることができます。午前5時から午前12時まで利用可能ですが、その時間を過ぎると通行できなくなるので注意が必要でした。
1階には案内デスクがあり、土日は営業していませんが、寮内施設の利用申請や風邪薬などの常備薬を受け取ることができます。洗濯室には洗濯機と乾燥機がそれぞれ約6台ずつ設置されていました。
洗濯機と乾燥機は別々のため、使用時間を把握し、終わったらすぐに取りにいかないと、待つ人が増えてしまうため注意が必要でした。料金は、洗濯機・乾燥機ともに1200₩で、女子寮は専用のカードを1000₩で購入し、そこに現金でチャージする方式でした。男子寮はスマートフォンで決済ができました。2~3人で一緒に利用することが多かったです。
その他の施設には、ジムや勉強スペース、簡易のキッチンがありました。キッチンはお湯の出るウォーターサーバー、電子レンジ、冷蔵庫があり、冷蔵庫を利用する際には部屋番号を書く必要がありました。
仁川大学周辺の街並みは高層ビルが多く、全体的に都会的な印象を受けました。日本よりも気温は涼しく、過ごしやすい環境でした。
買い物や食事は、仁川大学近くのアウトレットや繁華街のような場所に行ったり、少し遠くのソウルまで行ったりすることが多かったです。 仁川大学からソウル周辺に行くには、バスや地下鉄を利用し、1時間半ほどかかりました。ソウル周辺は観光地ということもあり、たくさんのお店が立ち並んでいました。店員の中には日本語で接客してくれる人もいて、言語面で不便を感じることはあまりありませんでした。
〈交通手段〉
交通手段については、バスや地下鉄を利用することが多かったです日本と同様に、交通カード(T-moneyカード)に現金をチャージしておき、乗り降りの際にタッチするだけで簡単に利用することができました。目的地までの経路や、バス・地下鉄の時刻については、NAVERマップという地図アプリで調べながら移動しました。
韓国のバスは日本に比べて発進や停車が急なため、車内で立って乗る場合は、しっかりとつかまっておく必要があると感じました。また、地下鉄では駅構内の案内に日本語が表示されていることがあり、利用しやすかったです。運賃は日本と比べてバス・地下鉄ともに安いと感じました。
食事はプログラムに組み込まれているものと、組み込まれていないものがあります。プログラム内の食事では、学生やバディ全員で集まって食事をします。また、ミールクーポンが配布され、学内でトンカツやサラダなどを食べる機会もあります。プログラムに含まれていない食事は、各自が自由に食べることができます。バディにおすすめの場所を教えてもらい、一緒に食べに行くことも多かったです。韓国の料理は全体的に辛いものが多かったですが、個人的に辛いものが好きなので、とてもおいしかったです。
2週間の留学で使用した合計金額は、カードと現金を合わせて約10万円でした。
<日用品>
日用品は、仁川大学の近くにあるダイソーで現地調達しました。トイレットペーパーやゴミ袋、スリッパなどが1000₩~5000₩程度で販売されているため、日本から持参しなくても大丈夫です!
<食事>
朝食は、仁川大学内にあるコーヒー店やコンビニで、500円以下で十分でした。
夕食はお店によって金額に差はありますが、大体2000円前後でボリュームのある食事をとることができます。
<交通費>
近くの飲食店に行くのにバスを利用しました。バス代は片道1500₩でした。
仁川〜ソウルまで片道3500₩でした。これはバスと地下鉄を継いだ場合の料金です。他にも交通手段はあるので、最安値や最速ルートなどを探してみてもいいかもしれません。
<カードと現金>
複数で食事に行ったりするときに、バディなどとまとめてお金払うことが頻繁にあるので、2万円ほど換金しておいたほうがよいです。さらに、日本円も持って行き、足りなくなったら換金することをオススメします!
学内にあるコーヒー店
サムギョプサル 1人当たり約2000円
麻辣湯 約1200円
授業やその日のプログラム終了後は、基本的に自由時間として過ごしました。夕食は、コンビニで購入したり、出前を利用したり、外食を楽しんだりと、それぞれが思い思いに過ごしました。
特に土日は一日中自由に使えるため、ソウルへ出かけて買い物をしたり、旅行のように観光を楽しんだりすることが出来ました。また広島修道大学の学生だけでなく、他大学から参加していた学生とも交流し、一緒に行動する機会も多くありました。そのため、自由時間は学びの場で得た人との繋がりを広げ、現地の文化を体験する貴重な時間となりました。
実際に仁川セミナーに参加してみて感じたのは、挑戦してよかったということです。私は海外に行ったことがなく、韓国語も学び始めたばかりだったため、不安はたくさんありましたが、2週間充実した毎日を過ごすことができました。現地の授業やプログラムでは、観光と異なる体験ができ、新鮮な気持ちを味わうことができると思います。また、バディや他大学の学生との新たな出会いもあり、交友関係が広がるのも良い点だと思います。海外でしかできない貴重な体験がたくさんあると思うので、行きたいと思ったら迷わず参加することをおすすめします!
初めて海外に行く人や、海外経験はあるけど韓国に行くのは初めてという人に、特におすすめしたいです。私は実際に初めての海外で、韓国語も全く話せない状態で不安でした。しかし、バディは日本語が話せますし、授業もレベルの高いクラスから低いクラスまであるので、韓国語を初めて習う人でも安心して学ぶことができます。韓国で初めて自分一人で注文できた時は、自身の成長を実感でき、とても嬉しかったです。日本国内の他大学の学生も参加するため、たくさん友達を作れます。また、海外に行くことで多様な価値観を身につけることができると思います。ぜひ参加してみてください。
少しでも留学に興味があり、行ってみたいと思うなら私は行くことをお勧めします。やはり、日本と韓国では、人々の習慣や、物事の考え方などが自分の思っている以上に異なり、行くことだけでもとても勉強になることが多いです。加えて、現地の方と話すことでコミュニケーション力の強化につながります。最初は言語の違いに戸惑い、大変だと感じるかもしれません。しかし、言葉だけでなく身振り手振りを加えて話すことで、他者に物事を伝える上で非常に大切な"表現力”を身に付けることができると思います。留学は行かないよりも行ったほうが必ず自分の成長につながり、なにより楽しいです!!!!!! そして景色が好きな人は絶対韓国に行くべきです!!!! 景観がとても美しく。また行きたいと思える国です。本当に최고です。
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