アリゾナセミナー
【海外セミナー】
1/8 就職活動体験報告開催!
【海外セミナー】
私は2025年2月3日から、2025年3月2日までの約1か月間、アメリカのアリゾナ州に留学しました。大学3年という就職活動もある大事な時期で、留学に行くかどうかは申し込み寸前まで迷いました。ちょうどその時期に大規模な企業説明を控えており、就職活動に支障が出るのではないかと心配していました。なぜもっと早くに行かなかったのかとも後悔もしました。サークル活動やボランティア活動などの忙しさを理由に、1、2年生の間では行くことができませんでした。
また、私が行った年はたまたま他に参加者がおらず、私一人でした。入学手続きやお金関係は修道大学の担当職員の人に教わりながら一人でしなければいけませんでした。行きの飛行機は、担当職員の方の引率がありましたが、帰りは一人で帰らなければいけませんでした。満足な英語力もなく、相談する日本の友達もいませんでした。
こうした不安要素がある中、私がどうして留学へ行き、そして他の広島修道大学の学生の方へ留学を勧めるのかを少しだけお話しようと思います。
高校の時から海外に行って英語を習得したいという思いはありました。しかしながら、勇気が出ず時間だけが過ぎていました。3年生になり、大学の活動が落ち着いたこともあり、留学の説明会に行きました。留学に行った学生が楽しそうに話しているのが印象的でした。そこで行きたい思いが再燃し、留学に行くことを決意しました。物価高であったのでお金のこと、就職活動があるため時期のことなど、何度も相談を重ねました。
私の留学に行くことについて軸にしていたものが、視野を広げることと周りにある当たり前に気づくことでした。就職してしまえば、簡単に留学はできません。大学生という、時間のある時に行かなければチャンスを逃してしまうと考え直し、行くことにしました。
これからは、アリゾナはどんなところか、またアリゾナセミナーで何を体験するのか詳しく書き記したいと思います。基本的にアリゾナセミナーは、春季休みに1カ月間アメリカのアリゾナ州に滞在するプログラムです。滞在期間中はアリゾナ州立大学という米国有数の大規模大学にあるGlobal Launchという部署の提供する外国人留学生向けの英語授業を受けます。滞在方法はホームステイです。
アリゾナ州と聞くと、グランドキャニオンと思い浮かべる人が多いと思います。
私がアリゾナ州を簡単に説明するならば、サボテン・乾燥・ハイテクです。
場所などの概要は今回省かせてもらいますので、気になる方は調べてみてください。時差が16時間もあるため、家族や友達と連絡は取りづらいと思います。
1か月暮らした私の主観がメインとなりますので、ご了承ください。
あちらこちらにサボテンがあるほど、砂漠地帯です。日本とは比べ物にならないほど乾燥しているので、水筒は必須になります。私が行った時期は2月でしたが、半袖を着ている人を多く見かけました。1年を通して温かく、雨はほとんど降りません。しかしながら、昼と夜の寒暖差は大きく1枚羽織るものがあればいいと思います。
アメリカとなると治安が気になるところですが、私は滞在中に事件に巻き込まれることや何かを盗まれることもありませんでした。滞在先から通う、アリゾナ州立大学は警備体制が充実しているので、安心して通うことができます。
道路は広く、平地なので歩きやすいです。テンピ周辺には、様々な施設があり、ショッピングや動物園、植物園などもあります。先ほど、ハイテクだと記載をしましたが、「Waymo」という無人タクシーが走っており、アリゾナ周辺でよく見かけました。運転手がおらず、自動運転のため、初めて見たときは驚きました。
主な交通手段は、バスとライトレールです。ホームステイ先の自家用車やタクシーという手段もあります。バスは、日本のように混むこともなく、乗り口と降車方法さえ覚えることができれば大丈夫です。バスもライトレールもアプリのQR決済で乗ることができるので、難しくありません。無料で乗ることができるバスもあります。バスは遅れることもあれば、早めに出発してしまうため、現地の方は、来たバスに乗るという方法を取っているみたいです。
無人タクシー「Waymo」
ザ・アメリカンな食事である、ハンバーガーやピザなどを楽しむことができます。また、アリゾナ州は南西に位置するので、ブリトーやタコスなどメキシコ料理を食べる機会が多くありました。
マクドナルドやバーガーキング、スターバックスなど日本でも馴染みのある店があるので安心できます。マクドナルドやバーガーキングではモバイルオーダーやタブレットを使って注文することができました。日本食が好きな人も多く、中でも寿司やラーメンはよく売られていました。レストランなどで食べると、量が多いので注意が必要です。食べきれない分は持ち帰れる店もあります。お値段は高めです。
大学では、大きな食堂があるためそこで昼食を取っていました。様々な種類の食事を楽しむことができます。大学内に3つもスターバックスがあるため、私も含め空き時間はそこで過ごしている人が多かったです。
ホームステイ先では、ホストマザーが料理好きだったので色々な国の料理を食べることができました。ピザやメキシコ料理、アフガニスタン料理、インドネシア料理などを食べました。お返しに、かつ丼を作ったらとても喜んでもらえました。テンピに日本食材のスーパーがあったのでそこで材料を調達することができました。
アリゾナ州立大学は、通称ASUと呼ばれます。大学内で迷子になるほど広大な大学です。
私はGlobal Launchという部署の提供する留学生の英語プログラムで入学しました。同じような英語を学ぶために留学しに来た学生が沢山います。サウジアラビア人が多く、中国人、韓国人、また日本人もいました。第2言語の難しさを分かち合うことができました。大学内の職員の方は皆とても親切で、困っていたら解決するまで支えてくれます。チューター制度もあり、週に一回相談することもできました。
平日は毎日学校に通うことになりますが、私のクラスは1日に2コマほどしかなかったので、放課後のアクティビティを楽しむことができました。時間割は入学前にテストで振り分けられたレベル別クラスによって違いますが、私の場合は、1番早い授業の開始が10時30分からで、1番遅い授業の終わりが4時15分でした。基本的に、英語のスピーキング、リスニング、コミュニケーションの授業です。先生はレベルにあった英語を使ってくれるので、授業が全く分からない、というようなことはありませんでした。課題もそれほど多くないですが、パソコンは必須です。スライドを使った授業で、ミニゲームの時はとても盛り上がりました。ペアワークやグループワークを行うので、クラスメイトと自然に仲良くなれます。
Global Hangout
先ほど紹介したGlobal Launch内で交流が持てる、放課後の活動の1つです。
週1回、Global Launchの学生や職員が一つの教室に集まって、お話をしたり、ゲームをしたりします。UNOは全世界共通らしく、ほとんどの人が当たり前にルールを知っていました。一人の人が呼びかけると、国籍関係なく集まってUNOをしていました。YouTubeで音源を流し、カラオケ大会もしていました。聞いている人たちも踊りだしたりして、ライブのような空気間でした。
そこでは、自由に食べられるピザやお菓子も用意され、一緒に食事も楽しみました。その他にも、チェスや折り紙、塗り絵をしている人もいました。アリゾナでのおすすめの場所や互いの文化を共有することができます。
私は授業が重なって参加することができませんでしたが、他にもバレンタインなどの季節のイベントやインドアスポーツにも参加することができるそうです。
大きな食堂や図書館があるほか、生きた蛇を見ることができる施設もあります。大学内に大きなショップがあり、そこではアリゾナ州立大学限定のグッズを買うことができます。パーカーやTシャツは種類が多く、他にも雑貨があります。大学内で、それらのグッズを身に付けている人も多く、お土産で買っておくべきだと思います。
1カ月で把握しきれないほど多くの施設があるので、是非何回も探検するべきだと思います。
Global Launchのビッグイベントとして、日帰りのセドナ旅行が計画されており、私も参加しました。留学生が多数参加しており、そこでも交流をすることができました。セドナはパワースポットとして知られ、壮大で本当にきれいな場所です。お土産も買う人が多くいました。
それぞれの家庭があるように、ホストファミリーは十人十色です。ただし、積極的なコミュニケーションが必要であるのはどの家庭でも一緒だと思います。最初は知らない家で緊張するかもしれませんが、怖がらずに分からないことは聞いてみるといいと思います。特に留学生慣れしているホームステイ先は、合わせてくれるようなことは少ないかもしれないので自分から要望を伝えるべきです。その為にもアメリカの常識や暮らし方は知識として入れておいた方がいいです。また、許可や方法を尋ねる英語やどうしたいかを伝える英語は習得しておきましょう。
ほとんどの家が平屋で、庭があり大きいです。私のホームステイ先はプールがあり、2、3組泊まれるようなゲストルームもありました。自分専用の部屋が用意されていました。日本に比べておそらくどの家庭も広いです。机とドレッサーがあり、暮らすには十分でした。当たり前ですが、部屋の中は土足です。日本人にとっては慣れないので、すぐ脱ぎ履きができるサンダルを持っていきました。洗濯や掃除は、家のものを使って自由にする感じでした。下着や靴下などは多めに持っていくと安心です。簡易ハンガーも持って行って良かったと思います。
私の家は留学生の受け入れを積極的にしていたので、ハウスルールは紙に記していましたが、実際に行く前のメールでのやりとりで把握しておくべきだと思います。例えば、夕食はリビングで食べることやシャワーを11時以降に使わない、10時以降に帰るときは連絡するなどがありました。個人的には、シャワーが日本の使い方と異なるので混乱しました。また、日本からシャンプーなど使い慣れたものを持って行くべきだと思います。
ホストファミリーは毎晩映画を見る習慣があったため、夜の8時からは、同じホームステイをしていた友達と一緒に実写版のワンピースを見ました。
アメリカの人の多くは、自由なライフスタイルであると思います。そのため、ホストファミリーがどこで何をしているのか知らない状況が多くありました。事前に予定を聞き、どうすればよいのか聞くのもいいと思います。
私のホームステイ先では、週に一度大きなホームパーティーを開きます。20人以上の留学生を中心とした学生や大人です。そこでホストマザーがふるまった料理を一緒に食べたり、ゲームをしたりしました。それぞれの国の文化について話したり、聖書を読む時間もあったため、私にとってとても刺激的でした。また、屋外に出てゴルフを楽しんだり、バレンタインパーティーも行いました。そこで沢山の国の人と出会い、友達になりました。どの方も親切で、私のペースに合わせてくれました。
先ほども記載したように、早めに授業が終わる日もあったため放課後の時間を楽しむことができます。大学内のイベントやアクティビティに参加したり、友達と遊びに行ったりしました。Tempe Marketplaceはテンピにある大きな商業施設です。友達とそこで買い物をしたり、美味しいものを食べたりしました。その他にも、山に登りに行ったり、野球やきれいな夕日などを見に行ったりしました。この時期は、ドジャースがキャンプ中で、大谷さんを目当てに行きましたが、残念ながら見ることはできませんでした。
休日は、毎週教会に足を運びました。クリスチャンというわけではないのですが、教会は静かに聖書を読むのではなく、一緒に歌を歌ったり交流をしたりする場所でとても好きでした。アメリカの教会と日本人教会に行きましたが、共通しているところや違うところなど発見があり、キリスト教についてより深く知ることができました。
不安だらけの中、留学に行く決意をしたことは本当に凄いことです。そんなあなたなら、どんな困難も乗り越えられると思います。英語力は、できるだけ身に付けて行った方がよりコミュニケーションを楽しめると思います。しかしながら、自分の英語力に自信がなくとも、笑顔とジェスチャーが使えれば問題ないです。私も実際そうでした。周りの人は、親切なので不安になりすぎなくても大丈夫です。私は独りぼっちでアリゾナに行きました。しかしながら、帰る前には多くの人に囲まれてお別れをしました。繋がりを大事にしてください。私は留学後、アメリカの友達が広島に遊びに来るということがありました。そこで自分の好きな広島を案内することができました。
1カ月は本当にあっという間です。そこでしか味わえない非日常を楽しんで沢山のことを吸収して帰ってくださいね。
大学生活は、時間の余裕があります。おそらく社会人で留学は容易ではないと思います。この時を大事にして、自分の気持ちに正直になってみてください。国際センターの方々が手厚く支援し、親身になってくださいます。行って後悔することはありません。一歩の勇気を出すことは本当に難しいと思います。けれども、留学はずっと自分の中に残る大切な体験になると思います。是非、留学にチャレンジして、アリゾナセミナーに参加してみてください。
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