アメリカ・PSUセミナー(夏季)
【海外セミナー】
1/8 就職活動体験報告開催!
【海外セミナー】
授業は月曜日から金曜日の週5日、9:30~12:00、13:00~15:30まであります。午前中はポートランドのサステナビリティやジェンダー、ホームレス問題など、様々な地域の特徴について深く学びました。午後からは日本の学生数名と現地の大学生と好きな物や流行りについて楽しく会話しました!ポップコーンを食べながら映画を見る授業もあり、様々な体験をすることができました。
また、週に2回、学外に出かけ、ポートランドで行われている取り組みや活動について学びました。例えば、ハイキングに出かけて自然や流行について楽しく学んだり、ホームレスに仕事を提供する活動会を訪ねて、話を聞いたりしました。道中ではネイティブの先生や学生と会話をしながら、楽しく英語を学べるため、英語のスキルも上達しました。その帰りには、雑貨屋が多く並ぶ街を訪れて、先生たちとアイスを食べたり、買い物をしたりしました。先生方のサポートのおかげで、店員さんや街の人に質問したり話しかけたりすることができ、教科書的な英語だけでなく、実際の会話を通じて学ぶことができました。
最終日は、それまでに学んだ内容から興味を持ったトピックについて発表しました。みんなで寮の部屋に集まって、お菓子を食べながらプレゼンテーション資料を作成しました。わからないところは先生に聞き、資料や詳しい情報を提供してもらいました。日本の発表の仕方とは異なり、発表者同士で会話をしながら内容を展開していきました。
授業は座学だけでなく、課外活動もありました。Oregon Food Bankで食品のパッキングをしてフードロスについて学んだり、Street Rootsを訪れてアメリカのホームレス問題について学びました。他にも、ポートランドの豊かな自然を感じることのできるアクティビティがあり、Multnomah Fallsを訪れたり、Forest Parkでハイキングをしたりしました。オレゴンは8月でも涼しく湿気が少ないため、気持ちよくハイキングを楽しむことができました。週末にはFarmers Marketが開催され、パンや野菜、お花など、たくさんの出店が並び、活気ある地元のコミュニティを感じることができました。これらのアクティビティを通じて、アメリカの文化を実際に体験し、より深く理解できる貴重な機会となりました。
部屋は2人部屋で、風呂、トイレ、洗面所、キッチンがありました。ベッド、タンス、机、冷蔵庫は備え付けてあり、アメニティとして、サイズの異なる3枚のタオル、ランドリーバッグ、ベッドシーツ、布団が支給されました。キッチン用品などはありませんが、30ドルで大学からキッチンセットを借りることができます。キッチンセットは〇お皿〇包丁〇まな板〇フライパン〇ライスクッカー〇スプーン〇フォーク〇マグカップ〇洗剤〇スポンジでした。箸や調味料はないため、日本から持って行ったものを貸し借りしたり、現地で調達をしたりして過ごしました。洗濯は、ランドリールームにある洗濯機と乾燥機を、それぞれ1.25ドルで使用することができました。また、ランドリールームの利用には、アプリの登録か、ランドリーカードの作成が必要でした。
外食することもありましたが、平日は自炊をすることが多かったです。お昼にはサンドイッチやホットドッグを作って持っていきました。食料はスーパーで買い物をするか、大学にあるFood Pantry という賞味期限が近い食品を無料で配布している施設で調達をしました。日本からパックご飯やインスタントの味噌汁を持っていきましたが、特にお米は持って行ってよかったと感じました。休日には、おすすめされたチキンやピザ、ハンバーガーのお店に行ってみたり、レストランに行きアメリカの接客スタイルを体験しました。日本に比べて物価が高いので、外食の際にはお金のことを気にすることもありましたが、英語でコミュニケーションをとり、アメリカの文化を体験できる貴重な機会になったので、行ってよかったと感じることのほうが多かったです。
去年の参加学生の資料を参考に現金を3万円程度とクレジットカードを2枚持っていきました。アメリカではキャッシュレス化が進んでいるため、支払いのほとんどがクレジットカードでした。メンバーの中にはクレジットカードが使えなかった時もあったので、2枚持っておくと問題があった時に安心だと感じました。また、現金は割り勘をする時などに必要になる場合がありました。そのため3~5万円程度あると安心だと思います。50ドル以上の紙幣が使えない店も多いため、20ドル札以下を持っておくと便利です。
放課後や日曜日が自由時間になっているため、クラスメートと一緒に様々な場所を訪れ、セミナーに参加している他大学の学生と交流をすることで、仲を深める機会にもなりました。平日は基本的に16時に授業が終わります。寮の門限は22時ですが、学生だけの場合は日が暮れる21時頃まで自由に外出していました。放課後は、スーパーで食料を買ったり、大学のジムで体を動かしたり、ダウンタウンでショッピングを楽しんだりしました。日曜日は1日自由時間だったため、予め行きたい場所を決め、電車やバスを使って出かけました。動物園やバラ園、古着屋、バーガーショップなど、大学から少し移動するだけで多くの素敵なスポットがあります。学校外の活動についても、Conversation Partnerと呼ばれる3名のPSU卒業生や職員が、留学生のサポートしてくれます。おすすめのスポットを教えてくれたり、行きたい場所があれば行き方やチケットの取り方を親切に教えてくれたり、予定が合えば一緒に休日を過ごしてくれたりしたので、休日も充実した時間を過ごすことができました。
文化の違いを感じた点は主に四つあります。
1つ目は、時間に対して寛容であることです。集合時間ギリギリにピアサポーターが来たり、5分から10分の遅れは気にしない人が多いという印象でした。
2つ目は、フレンドリーな人が多いことです。店や路上で初めてあった人に服や髪色、髪形を褒められることが多く、気さくに声をかけられました。レストランでは、お客さんにその日の調子を聞きながら接客する店員が多かったように感じます。
3つ目は、他人の目を気にせず、自由に行動する人が多いことです。日本に比べ、様々なファッションを楽しむ人が多かったです。例えば、体つきは男性のようでも、Y2Kファッションのような、お腹が見えるトップスにミニスカートを着てる人や、日本では目立つであろう髪形をしていても当然のように気にしてない人が多かったことに驚きました。その様子を見て、誰もが自分らしく過ごせる環境が整っていると感じました。
4つ目は、チップ文化です。レストランで会計をする際、伝票にチップの金額が記載されていたり、クレジットカード決済の画面でチップを選択する場合がありました。またコンビニやカフェにもチップを入れるボックスが設置されていました。
しかし、すべての店でチップを払う必要はなく、ファストフード店などでは不要でした。基本的にレストランなどの料理を持ってきてくれる店でのみチップを払えばいいという感じでした。
慣れない海外生活では、ハプニングがつきものです。ここでは、私たちがポートランドで体験したことを紹介します。
1、危険な体験
私たちが、夜ご飯を食べ終えて、バスに乗って寮に帰ろうとバス停で待っていた時、異常な様子の人が道の真ん中を歩きながら暴言を吐き、私たちのいるバス停までやって来て背後まで迫ってきたことがありました。幸い怪我人はなく、何も危害は加えられませんでしたが、背後まで迫られたときには、とても怖かったです。以前からアメリカでは「夜10時を過ぎて一人で外を歩かないように」と言われていましたが、その時は夜8時だったため油断していました。この経験から、夜8時でも十分に危険であると感じました。夜は絶対に一人で出歩かないようにしましょう。
2、ホームレスについて
話しかけてきた人のすべてがホームレスだったと限りませんが、少なくともお金に困っている様子の人から「お金をくれ」と言われたり、断ると一時的に追いかけられたり、罵詈雑言を浴びせられたりして、恐い思いをしました。もちろんそのような人だけではなく、現地の人の中には親切な人も多く、買い物や駅で困っているときに優しく教えてくれたり、電車やバスの中で話しかけてくれる人やおすすめの場所を教えてくれたりする人もたくさんいました。しかし、何らかの危害を加えてくる可能性のある人も多くいると感じたため、現地で金銭を要求された場合は決して渡さず、すぐにその場を離れるなど身の安全を優先してください。
知り合いがいなくて参加を迷っている方もいると思います。私たちは学年や学部が違いましたが、事前のオリエンテーションやセミナーを通じて仲良くなることができたので、心配はいりません。
事前学習として、英会話の練習やポートランドについて調べていくことをお勧めします。実際にアメリカで生活してみると、ネイティブの発音や話すスピードについていけないことも多かったです。しかし、私たちの言いたいことを頑張って汲み取ろうとしてくれ、ゆっくり説明してくれる人も多いので、身構える必要はありません。
3週間は長いようであっという間に終わります。自由時間には、行きたいところ、食べたいもの、やりたいことに積極的に挑戦してみてください。日本より物価が高いので、お金を気にしてしまうかもしれませんが、きっとお金以上の価値があると思うので、ためらわず楽しんでみてください!
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