1/8 就職活動体験報告開催!
海外留学では、日本での日常とは異なる環境に身をおくことになり、日本ではまず起こらないことを経験することが多々あります。これらのカルチャーショックは、大いに自分自身の成長につながりますが、理解・準備不足から危険な状況に巻き込まれることもあるかもしれません。留学においては、渡航前も渡航中も、「自分のことは、自分で責任を持つ、責任ある行動を取る。決して他人任せにしない。」という意識が最も大切です。
他方で、トラブルが起きた場合、決して一人で我慢したりせずに、現地担当者や同行者に相談することも必要です。まったく反対のことを言っているように思われるかもしれませんが、トラブルを一人で抱え込まないよう、タイミングを見極めて適切な相手に相談することは自分の身を守ることにつながります。黙っていては誰も助けてはくれません。言葉の問題で意思が十分伝えられない時は、メール等で国際センターに相談しましょう。
以下に留学中に予想される危険とその対応について大まかにまとめたので、よく読んでおいてください。
なお、留学プログラムへの派遣前には、危機管理に関するオリエンテーションを行うので、必ず参加してください。
行動に気を付けよう。
危ないところには行かない、危険そうなことには関わらない。犯罪が起きやすい場所や時間帯には一人で行動しない。開放感から、はしゃぎすぎたり、集団で騒いだりしない。人前や街中で、財布の中身や高価な貴金属などをちらつかせない。等々、それぞれの国・地域のルールや習慣を理解し、常識的な言動を心がける。
見知らぬ人を容易に信用しない。
外出時にはパスポート、現金等の貴重品は肌身離さず持ち歩く。
ホームステイ先や寮では、パスポート、現金はスーツケースに入れて鍵をかけておく。
常に自分の所在を明らかにし、連絡が取れるようにしておく。
家族に定期的に連絡をする。
滞在先の法律遵守はもちろんのこと、薬物使用や未成年の飲酒など、日本国内の法律に抵触する行為は行わない。
当該国・地域において、「日本人の生命・身体」に危害を及ぼす事案が現実に存在し、それがある程度継続的に発生している場合、または、治安等の悪化により日本人の安全にとって何らかの悪影響が及ぶ可能性がある場合に発出されるもの。
レベル1:十分注意してください
レベル2:不要不急の渡航は止めてください
レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)
レベル4:退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)ポット情報
テロ、デモやストライキも含む治安の急激な悪化及び自然災害や感染症の発生等々日本人の安全にかかわる重要な事案が生じた際に、速報的に出される情報。
国際テロ組織の動向に関する情報等は、特定の国や地域に限定できない場合が多いことから、「広域情報」で呼びかけることが一般的であり、「危険情報」「スポット情報」とあわせて確認することが必要。
当該国・地域の犯罪状況、出入国手続き、滞在時の留意事項、その他風俗、習慣、病気、緊急時の連絡先など安全に関する必要情報が詳細に記載されている。
海外安全アプリをインストールすることで、スマートフォンのGPS機能を利用して現在地及び周辺国・地域の海外安全情報を表示したり、渡航先に対する海外安全情報が発出された場合にプッシュ通知で受信したりまた、各国・地域の緊急連絡先を確認することができる。
次のホームページは必ず確認してください。派遣先特有のリスク情報と対策、事例集も掲載されています。
緊急事態発生時には登録データをもとに現地の大使館・総領事館が安否確認や支援活動を行います。また、留学先の安全情報が随時、入手できます。
渡航地域がテロや戦争、感染病(SARS、MERS、インフルエンザ、新型コロナウイルス等)の情報に注意しましょう。自分が知っていることを他人に伝え、自分が知らない情報を友人から聞いて、お互いに協力をして危機を乗り切ることも大切かもしれません。また、そういった際には、本学や現地大使館・領事館の緊急連絡先もすぐにでてくるように準備だけは怠らないようにしましょう。危機のレベルによっては、外務省や本学が帰国や非難勧告をすることもあるので情報には十分注意して下さい。
その他、一般的に病気にかかったときには、派遣先の大学の担当者に相談して適切な処置をお願いして下さい。決して1人で我慢したりせずに、些細なことであっても、健康上の問題が起きたら、必ず相談して下さい。
法律はその国の国民だけでなくその国に滞在している万人に適用され、普段の生活の中で日本の法律と異なる点が多々あります。たとえば、国によっては、麻薬が自由に手に入る環境があり、みなさんの周りで麻薬を持っている人がいるかもしれません。麻薬などをすすめてくる人がいるかもしれませんが、それは国や地域によっては違法行為であり、毅然として断ってください。最悪の場合は強制送還や、国によっては極刑に処せられることもありえますので重々注意することが必要です。
飲酒についても同様に、日本とは年齢制限が異なったり、学生寮内では飲酒が禁止されていたりすることもあります。必ずルールを守ってください。法律やルール違反には厳格な処分が下されます。
留学する本学の学生は、全員海外旅行傷害保険に加入しなければなりません。海外旅行傷害保険は、海外で病気にかかったり、怪我をした時等に対応できる保険です。その他、もしみなさんが留学中に病気になり、保護者が現地に赴く必要が生じた時には、この保険から渡航費用が出ます。さらに、留学先で、他人または自分の高価な物を誤って壊したりした時にも、この保険でカバーできます。
保険の加入掛け金は、滞在日数及び補償額によって異なります。いずれにしても、海外で通用する保険への加入はみなさんの義務です。
留学中の安否確認をするために、広島修道大学は、2018年度より危機管理サービスに加入いたしました。留学プログラムに参加する学生は全員登録することが義務付けられています。OSSMAヘルプラインは24時間365日利用可能なので、困ったことがあればまずはOSSMAヘルプラインに電話してください。また、渡航先で事件・事故等が発生した場合は、安否確認メールが送られてくるので、必ず応答してください。旅行中に起きた事件・事故等不測の事態に対応するため、留学プログラムで定められる滞在先(滞在都市)以外に旅行・滞在する場合は、必ず事前にOSSMAの旅程登録を行ってください。
ホストファミリーや派遣先の大学担当者に相談しましょう。また、国際センターにも必ず報告してください。
病院に行く場合は、海外旅行傷害保険証書を必ず持参し、診断書を書いてもらいましょう。
普段から体調管理を心がけましょう。食べ過ぎ、飲みすぎに注意してください。
普段服用している胃腸薬やかぜ薬は必ず持っていきましょう。
歯の治療は、海外旅行傷害保険の対象外です。出発前に必ず治療を完了しておきましょう。
大きな大学では死角になる場所も多いので、キャンパス内といえども、夜の一人歩きは禁物です。
地域や大学によっては、キャンパス内での窃盗、暴行などに注意しましょう。
学内パトロールサービスがある大学の場合は利用しましょう。
まずは、受け入れ大学の担当者やホストファミリーに相談しましょう。国際センターに必ず報告してください。
盗まれたものの品名、盗まれた日付、時間を必ず記録しておいてください。
自分の荷物や貴重品を置きっぱなしにせず、常に携帯しましょう。
到着直後の慣れない環境下では、窃盗等のターゲットになるかもしれません。キョロキョロしたり、荷物から離れたりしないように気をつけましょう。
“カタコト”の日本語で話しかけてくる人には要注意!
国際空港では国内線への移動に時間がかかることがあります。空港情報、乗換情報を予め手に入れておきましょう。
自分では冗談のつもりでも相手は嫌だと思っていることがよくあります。ましてや、文化の異なる国では特に自分の言動に細心の注意を払いましょう。
パスポート、eチケット等は、スーツケース等の手荷物預けにするものには、絶対入れないこと。
アルコールは、機内に持ち込めない。その他、ソフトドリンク等の飲み物も機内に持ち込めないので注意。
時差がある国では、現地の時間に時計を合わせることを忘れずに。
アメリカに渡航する場合は、スーツケースに鍵をかけることができないので注意。
手荷物等を預ける場合の重量制限を事前に確認しておくこと。重量をオーバーすると超過料金を取られます。
いつでも連絡が取れるよう、最低限、現地大学、ホストファミリー、家族、保険会社、旅行会社、現地大使館・領事館、等の連絡先は携帯しておきましょう。