スペイン・サラマンカセミナー
【海外セミナー】
1/8 就職活動体験報告開催!
【海外セミナー】
サラマンカは中世部、カスティーリャ・イ・レオン州にある都市で、人口はおよそ14万人です。
街の中心部にある歴史的な建造物や広場は、1988年にユネスコの世界遺産にも登録されました。
街の全人口の1/4ほどが大学生という「学生の街」です。学生で、活気がある若者の街でもあります。活気があり、夜もバルやクラブでにぎわいます。
また、カフェや書店が多くイベントもたくさん開催されています。
一方で、歴史的な建物や静かな広場もあり、落ち着いた雰囲気も感じられる街です。特に有名なのが、黄金色の石(サラマンカ石)でできた建物です。
太陽の光で街全体が黄金色に輝き、とても美しい景色が広がります。
サラマンカの中心にあるプラサ・マヨールは、18世紀に建てられたバロック様式の美しい広場です。
建築家アルベルト・チュリゲラによって設計されました。この広場の建物は、すべて黄金色の砂岩でできており、夕方になると光に照らされて金色に輝きます。また、建物には国王や文化人の肖像も飾られています。
プラサ・マヨールは、昔は闘牛や政治的な集会に使われていましたが、現在は市民や観光客がくつろぐ場所となっています。おしゃれなカフェやレストランも多く、にぎやかです。夜になると広場はライトアップされ、とても幻想的な雰囲気になります。クリスマスの時期や夏には音楽イベントが開かれ、市民が集まります。プラサ・マヨールは、サラマンカを象徴する場所であり、歴史と美しさが融合した空間で、現在でも多くの人々に親しまれています。
1・2限目 9:00~11:00(10分休憩あり)
LENGUA ESPAÑOLA(スペイン語クラス)
スペイン語クラスは8人程度の少人数クラスでした。韓国人、中国人、日本人などアジア人が多いクラスで構成されていました。このクラスではスペイン語の基本的な用法を学びます。具体的には、動詞の活用、過去形や現在形などを扱います。課題はほぼ毎日出され、筆記試験は二回行われました。授業の間には10分間の休憩があり、その時間を利用してカフェで軽食を取ることが出来ます。
3限目 11:10~12:00
AMPLIACIÓN DE LÉXICO(語彙クラス)
このクラスは、1限目と同じクラスメイトでした。この授業では、時間の表現方法や家族構成、形・素材・用途などの物の説明の仕方を学びました。テストは筆記試験が2回あり、課題もほぼ毎日出されました。課題の内容は主に作文が多かったです。
4限目 12:10~13:10
ACTIVIDADES PARA LA COMUNICACIÓN(スピーキングクラス)
このクラスではクラスメイトは14人程度でその大半が韓国人でした。長文読解や会話の練習が多く行われるので、予習と復習が大切になります。プレゼンテーションが2回行われ1回目はグループでスペインの祭りについて発表しました。2回目のお題はフリーだったので、私は趣味についてプレゼンテーションをしました。また、試験として口頭試験が1回ありました。
5限目 13:15~14:20
LABORATORIO DE IDIOMAS(スペイン語研究クラス)
この授業は、ヨーロッパ圏の学生が多く参加していました。個人的にこの授業が一番苦戦しました。授業では、部屋の配置の説明や注文の仕方、お店の名前などを学びました。特にリスニングの練習が多く行われました。課題は時々出され、試験ではリスニングとアクセントに関する試験が1回ありました。
クラスの注意点
基本的にクラスはスペイン語のみで行われます。ほとんどの先生が英語を話すことが出来ないので、ある程度スペイン語の勉強をしてからの参加がおすすめです。先生が言っていることを理解できないことが何回かありましたが、私はその度にクラスメイトに尋ねていました。それは違う国籍の人との交流を深めるチャンスになりました。また、先生はとてもフレンドリーで分からないところは理解できるまで優しく教えてくれます。
クラスでは、みんなが積極的に発表をしているため、取り残されないようにするためにも、自分から進んで発表し、授業に積極的に参加することが大切です。
寮
寮はMI CASA INNという寮に滞在しました。この寮は新しい建物で、清潔でした。電子レンジや冷蔵庫も備え付けられており、日常生活に必要な基本的な設備は整っていました。しかし、ドライヤーやトイレットペーパーは支給されなかったので、トイレットペーパーは寮から徒歩5分くらいの場所にあるスーパーマーケットで買いました。部屋の掃除は週に1回行われて清潔な環境が保たれていました。共有スペースも充実していて、キッチンやテニスコート、NETFLIXの視聴部屋、ジムなどがありました。1階のリビングではイベントが開催されることもあり、寮生同士の交流の機会も多くありました。大学までは徒歩で30分ほどかかりますが、門限はなく自由に出入りすることが出来ます。
食事
食事は1日3食提供されます。朝食は週に一回食パン30枚、1Lのジュース2本、牛乳1本、ジャムやバター、そしてコーヒー用の粉が部屋に届くので、それを食べます。昼食と夕食はそれぞれ14時、20時にキッチンに自分の部屋番号が書かれた袋が置かれているのでその袋を受け取ります。食事は自室で食べることが可能ですが。一階の共有スペースで留学生のみんなと会話をしながら楽しく食事をすることが出来ます。
注意点
ごはんを取りに行くのが遅くなるとほかの人に取られてしまう可能性があるので、なるべく早く取りに行ったほうがいいと思います。また、布団がとても薄くて寒かったので暖かいパジャマを持っていくことをおすすめします。
授業後の過ごし方
スペインにはお昼寝するシエスタという文化があり、授業が終わった後はとても疲れていたので、寮に帰って昼寝をしていました。起きたらすぐ課題に取り掛かっていました。しかし、時々留学生の友達や長い期間スペインに滞在している日本人の学生の方と食事をとり、交流をしました。またスペインのブランドであるZARAに行って洋服を購入したり、サラマンカの街を散歩していました。
アビラ Ávila
サラマンカからは鉄道で1時間の距離です。アビラ(Ávila)標高約1,130メートルにある、スペインで最も標高の高い県都のひとつです。この町は、中世の雰囲気を色濃く残す美しい歴史都市として知られています。
最も有名なのは、中世の城壁(Murallas de Ávila)です。町全体をぐるりと囲む全長約2.5kmの石造りの城壁は、12世紀に建設され、今も非常によく保存されています。この城壁はスペイン国内でも屈指の保存状態を誇り、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
セゴビア Segovia
サラマンカからは鉄道で1時間半の距離にあります。セゴビア(Segovia)は、歴史ある都市です。古代ローマ時代から続く長い歴史を持ち、美しい建築物や町並みが魅力です。
この町で最も有名なのは、ローマ水道橋(Acueducto de Segovia)です。全長約800メートル、高さ約28メートルにもおよぶこの水道橋は、1世紀頃に建設されたとされ、現在でも非常に良好な状態で保存されています。一切モルタルを使わずに石を積み上げて造られており、建築能力の高さをうかがえます。また、丘の上にそびえるセゴビアのアルカサル(Alcázar de Segovia)も見どころの一つです。このお城はディズニー映画『白雪姫』の城のモデルになったとも言われており、まるでおとぎ話の世界のような美しい外観をしています。
さらに、ゴシック様式の壮麗なセゴビア大聖堂(Catedral de Segovia)も町の中心に建っており、宗教的・文化的な存在感を放っています。こうした歴史的・文化的価値の高さから、セゴビアの旧市街とローマ水道橋は、ユネスコの世界遺産に登録されています。
市内バス
サラマンカ市内には路線バスが走っており、大学やバスステーション、鉄道駅、近くのショッピングモールまでバスで行くことができます。バスを利用するには、現金しか使えないのでユーロをある程度持っておく必要があります。
高速バス
寮から徒歩10分ほどの場所にバスステーションがあります。Renfeよりも少し安く、席も余っている場合が多いです。私はこの交通機関を使って、アビラから帰ってきました。
Renfe
スペイン全土を結ぶ鉄道網です。寮から徒歩1時間程度の場所に駅があり、少し問です。早めにネットで予約をしないとすぐ席が埋まってしまうので、旅行の予定は早めに立てましょう。
※Renfeや高速バスを予約するときはOmioというアプリがおすすめです。このアプリは、日本語に対応しているので簡単に予約することが出来ます。
1.言語交流会
毎週木曜日に言語交流会が行われています。この交流会は、カフェで日本語を学んでいる学生とスペイン語を学んでいる学生が集まり、お互いの文化や言語を共有して楽しむ場です。22時から始まり、みんなとてもフレンドリーで楽しい時間を過ごすことが出来ます。日本人の方もいてアドバイスなどスペインでの生活について教えてもらいました。
2.交流授業や日本文化の催し
日本人留学生がボランティアとして日本語学習者との交流授業や日本文化の催しに参加します。不定期に開催されます。
3.学内プログラム
留学生向けにはダンスの授業や工芸品づくりのワークショップもあり、異文化交流を深める機会が沢山用意されていました。費用はかかりますが、ポルトガルへ行くことが出来るプログラムも用意されていました。
このセミナーへの参加に不安を感じている方もいるかもしれません。
実を言うと、私も最初は授業についていくのが大変で、戸惑うことが多くありました。しかし、先生の話をしっかり聞き、理解しようと努力を続けていくうちに、少しずつ内容がわかるようになりました。大切なのは、自分から積極的に行動し、学ぶ姿勢を持つことだと思います。
たとえ4週間という短い期間であっても、その中で大きく成長することができるはずです。
ぜひ、このセミナーに参加して、新しい挑戦に一歩踏み出してみてください。
※本資料の閲覧にはalphaアカウントでのログインが必要です
※本資料の閲覧にはalphaアカウントでのログインが必要です