Windows/iMemo
iMemo (複素メモ) Ver 6.5(2014-12-24)
は、Windows98/Me/2000/XP/Vista/7/8.1パソコン上で動作する、2分割メモ帳形式の複素関数グラフ電卓ソフトです。
複素数を含む計算式を、メモに書くようにそのまま入力して計算できる、電気計算用の自分専用ソフトとして開発をスタートしました。メモ帳やワープロが、文章を入力するだけでなく、文章を考えるために利用されるように、式を計算するだけでなく、式を考えるために使える電卓が目標です。
インターネットで見つけた計算式をコピーした場合も、最小限の修正で計算に利用できます。
Ver1.9から、グラフ表示が可能になりました。
Ver2.1から、ユーザー定義関数が使用可能になりました。
Ver2.5から、括弧やコメントの色分け表示に対応し、テキストエディタとしての機能を向上しました。
Ver2.7から、内部分数計算を可能にし、2進/10進変換に伴う誤差を低減しました。
Ver2.9から、計算過程(画面の上下分割)表示を追加しました。
Ver3.0から、テンプテートを追加しました。数値のdB表記に対応、符号反転の優先順位を変更しました。
Ver4.4から、ユーザー定義関数の複数引数が可能になりました。
Ver4.5から、ホットキー計算による、外部テキストエディタ上での計算に対応しました。
Ver4.9から、VBScriptが使えるようになりました。
Ver5.0から、関数、VBScriptのキーワードと予約語の色分け表示、入力補完に対応しました。
Ver6.2から、2の補数形式の2進数表記(入力、結果表記)に対応しました。
Ver6.4から、ダブルクリックで1語選択したとき、選択文字列の色分け表示に対応しました(ESCで解除)。
Ver6.5では、選択行のみ印刷に対応しました。
[1]概要
複数行計算に便利な、テキストエディタ形式の電卓ソフトです。
ホットキー計算モードで、他のテキストエディタ上でも計算できます。
(1)使いやすい画面構成
計算式入力と計算結果を左右に分離した、2分割メモ帳形式のレイアウトです。
左に計算式を入力すると、右の同じ行に計算結果が表示されます。
(2)快適な操作性
1文字ごとの編集に対応して、全行を瞬時に自動再計算します。
深さに応じて括弧を色分け表示し、キャレット入り括弧を強調表示します。
括弧の大きさも、深さに応じて3段階に切り替えています。
(3)日常計算に
内部分数計算により2進/10進変換に伴う誤差を防止し、安心して計算できます。
そのまま履歴が残り修正もできる、式入力型の電卓として直感的に使えます。
(4)工学計算に
変数を使った複数行の計算式を、見通しよく作成&計算できます。
Eng記号、dB表示、度分秒表示、2進数や16進数にも対応します。
複素数を計算でき、電気計算用の演算子や関数が用意されています。
電卓部で計算した式を使って、2次元の数式グラフを作成できます。
(5)VBScriptも
通常の計算行とVBScript行を混在して使えます。
ESCキーでのループ中断、自動再計算によるリアルタイムデバッグが可能です。
[2]VBScript
通常の計算行とVBScript行を混在して使えます。
#>で始まる行は、VBScript文の実行行です。
#?で始まる行は、VBScript式の評価行です。右のAns領域に、評価結果(計算結果)が表示されます。
iMemoの通常の計算行と、VBScript行が混在していても、先頭行から、順番に計算していきますが、
#>で始まる行が連続する場合、連続行をまとめてVBScriptを実行します。
VBScript行では、@演算子を使って、iMemoの変数、関数、計算式にアクセスできます。
ESCキーでのループ中断、自動再計算によるリアルタイムデバッグが可能です。
ループ中断用に、iMemo.EscStopが自動挿入され、ESCキーで中断できます。
?演算子は、変数値などを右に表示できるように、iMemo.Ans関数に変換してVBScriptを実行します。
自動挿入、自動変換されて、実際にVBScriptで実行する内容は、下画面で確認できます。
(注)VBScriptをメインで使用するのであれば、iMemoよりもHotVBSを推奨します。
[3]動作環境
対応機種:日本語 Windows 98/Me/2000/XP/Vista/7/8.1/10
開発環境:日本語 Windows Vista Home Premium SP2 (64bit) + Delphi7.1
Core i7-2600
使用DLL:ランタイムは不要ですが、
VistaでHELPを見るには、Vistaの指示に従ってツールをダウンロードしてください。
VBScript を使用する場合にはVBScript が必要です。
[4]著作権、使用条件
本ソフトとその付属物についての著作権は、桝岡が保有しています。
本ソフトはフリーソフトウェアです。商用、非商用ともに、無料で使用することができます。
本ソフトの使用によって生じた損害等については、作者は何も責任を負いません。
[5]ダウンロードとインストール
(1)imemo.zip(787KB)をダウンロードしてください。ベクターのiMemoページ (更新に1週間程度かかるようです)も利用できます。
(2)ダウンロードした、imemo.zip を解凍してください。
次の6個のファイルが作成されます。
iMemo.exe (1705KB):本体
iMemoDef.txt (1KB):初期設定ファイルの例
iMemoTemplate.txt (7KB):テンプレートファイルの例
iMemo.hlp (167KB):ヘルプファイル
iMemo.cnt(2KB):ヘルプ目次
iMemo説明.txt (4KB):説明のテキストファイル
(3)解凍後、imemo.zip はエクスプローラで削除してもOKです。
(4)ファイルを、お好みのフォルダに置いてください。
(5)お好みにより、ショートカットを作成してください。
以上で、インストールは完了です。
エクスプローラで iMemo.exe をダブルクリックすると起動します。
iMemo 終了時に、iMemo.exeのあるフォルダに、
iMemo.ini : iMemoの設定保存ファイル(テキストファイル)
iMemoDef.txt :初期設定ファイル
BackUp.txt : 終了時のMemo領域のテキストバックアップファイル
BackUp.igd : 終了時のグラフのバックアップファイル
が保存されます。
iMemoTemplate.txt :テンプレートファイル
は、テンプレートの画面を閉じるときに自動で上書き保存されます。
次回起動時には、保存された設定とMemo領域のテキストが読み込まれます。
(起動時に設定や動作が変な場合、iMemo.iniを削除してみてください。)
レジストリへの書き込みなどは行いません。
[6]アンインストール
iMemoが不要になり、削除する場合、エクスプローラでファイルを削除してください。
[参考]ソースコード
現在、ソフトのメンテナンスが困難な状況なので、ソースコードを公開します。
iMemo65_source.zip (2023-11-29、1,781KB)
自由に、改変、公開が可能です。改変版を公開する場合は、桝岡にメンテナンス等の責任が無いことを明確にするため、ソフト名と著作権表示を変更してください。
Windows10+Delphi7で動作を確認しています。
パッケージ iMemo65_source\Lib\iMemoLib.dpk を開き、コンポーネントをインストールしてください。
プロジェクト iMemo65_source\Edit\iMemo\iMemo.dpr を開いてください。
コンポーネントは、他のソフトでも使用しているため、iMemoVer6.5公開後に改変されている可能性があります。
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