第24回
都知事選へいざ!
都知事選へいざ!
7月7日は都知事選の投票日です
都知事選は、私の原点です。前にも書きましたが、高校2年の春、革新都政を誕生させた選挙の時、私は学生服の詰め襟に青空バッチを付けて学校に行きました。教頭先生に「外せ」と言われ、少しは抵抗したけれども、しぶしぶ外しました。これが、私の選挙活動デビューです。以来、都知事選は特別な思いで活動しています。だって、私の生まれた所であり、私の育った所であり、子育てもした「私の愛する街」を、今は、三多摩に住む私は、PFASによって水道水すら安心して飲めない、そんな街にしてしまった、絶対に許せない、変えなければ、そんな想いで都知事選を迎えます。
憲法を生かす東京都政を実現を
5月19日に「革新都政をつくる患者・障害者の会」は、決起集会を開きました。候補者が決まる前でしたが、40名参加しました。永山利和さん(呼びかけ人会議代表・元日本大学教授)は、講演で「美濃部革新都政は憲法25条を東京において実現しようとした」と話されました。今度の都知事選は、憲法を守り・発展させるたたかいでもある、と改めて感じました。
都知事選でも、一大争点として
障都連が提出した「心身障害者手当の増額と支給範囲の拡大に関する陳情」が、5月24日の都議会厚生委員会で審査され、継続審査となりました。この陳述は、革新都政時代の1974年、国に先駆けて都独自施策の所得保障として始めた心身障害者手当が、初年度は5000円から始まり、以後毎年500円ずつ支給額アップさせてきました。ところが、1996年から28年間支給額が上がっていません。障都連では何年も前から「支給額アップを」と要請してきました。この陳情は、障都連が昨年10月から取り組み、1400筆を超える署名を集めました。委員会当日、東視協、東京肢障協など12名が傍聴しました。委員会では、自民党磯山議員、共産党原のり子議員、自由を守る会上田議員が発言しました。議員からは「28年間支給額が上がってない、この間、物価は上昇している」「近年は、基礎年金も実質的にダウンしていて障害者の生活はますます苦しくなっている」「所得保障は、社会参加増進にもつながる「支給範囲拡大も必要だ」「障害者権利条約も自治体の所得保障を書いている」「実態を調査し、もっと審査する必要がある」などの発言が続きました。視覚障害者の実生活から支給額アップの必要性を示した質問や、東京の社会基礎調査を使った質問もありました。
福祉局からは「所得保障は国の責任」「基礎年金創設など状況が変わった」「東京都はグループホーム創設などに力を入れている」など障都連の要請行動と同じような回答に終始しました。全く回答としてなっていません。
陳情は、全会一致で継続審査となりました。この意義は、大きいです。障都連では、事前に各党・会派に要請しました。障都連では、この要求を実現するため、さらに運動を進めます。要請行動でも、重点課題として取り組みます。7月7日の都知事選でも、一大争点として提起したいと思います。
私は「革新都政をつくる患者・障害者の会」の代表として訴えを出しました
日本の歴史を大きく変えることにもなりうる東京都知事選が公示されました。
私たちは、障害者と家族の要求を聞き、施策に生かす東京都政実現をねがうものです。
私たち「革新都政をつくる患者・障害者の会」では、「今度こそ革新都政の実現を」と新年早々1月4日から活動をはじめ、決起集会を開いたり、街頭宣伝を繰り返し行ってきました。私たちの声もあり野党と市民の共闘が進み、「候補者選定委員会」が開かれ、
蓮舫さんの立候補となりました。「都政を変えたい」という願いが押し上げた候補者です。蓮舫さんの立候補で、革新都政の実現させる道が切り開けました。
東京都の障害者福祉制度は、美濃部革新都政の時代に独自施策が作られました。障害者運動によりどうにか持ち堪えていますが、障害者と家族が要求を出しても応えていません。障害者福祉手当は、28年間支給額が上がっていません。障害者医療費助成制度範囲拡大もされません。都営住宅も28年間新築はありません。今から50年前、国に先駆けて障害児の希望者全員就学を実現した東京ですが、今日は教室不足、教職員不足が深刻です。長く続いた保守都政、そして8年間の小池都政によるものです。
小池都政は、都民の声を聞きません。要請行動の時間と参加人数を制限してきました。蓮舫さんは公約で、当事者参加の会議を開き、上からの押し付けでなく、下からのボトムアップの都政にする、としています。私たちの要求を大いに語れる都政にしていきましょう。16兆円、スウェーデンの国家予算に匹敵する東京都の予算を都民本意に組んでいきましょう。
今回の都知事選は、国政にも大きな影響を与えます。裏金問題など、岸田政権への都民の審判で、日本の政治の流れを大きく変える選挙でもあります。
いよいよ都知事選です。7月7日七夕の投票日まで、次のことを全力で取り組んでください。
*電話、SNSなどで、革新都政実現への思いを知人、友人に伝えてください。直接会っ た人にも。都政への関心は非常に高まっています。
*街頭演説などに誘いあって参加しましょう。
*小集会、懇談会を開きましょう。少人数でもかまいません。革新都政実現への思いを
語り合いましょう。