安八町(アナログ時)

基幹システム … NEC 60MHz帯アナログ同報系防災行政無線

スピーカー … TOA旧型(一部防災用) レフレックスホーン,ストレートホーン

コールサイン … こうほうあんぱち

整備年 … 1987年頃

設備

ミュージックチャイム

特記事項

 アナログ時の安八町では,NECの同報アナログでの運用を行ってい.屋外子局数は4箇所と現在よりさらに少ない.そのため屋外子局によりカバーできた範囲は極めて限定的と思われ,各家庭に配布戸別受信機による運用が中心となっていたと思われる.しかし,この戸別受信機もアナログ時から無償ではなく,加入にはそれなりの価格が必要となった

 時報はデジタル化後の現在と変わらず,1日3回のウエストミンスターによる時報は戸別受信機の感度確認用の点検放送として実施されていた.夕方の時報についてもアナログ時から実施されていたと思われる.夕方に関しては当時,マニアの間で時報の鳴動が全く知られていなかったため音質等は不明であるが,恐らく現在よりも音量が大きかったと思われる.

 【子局の特徴】

 エースマスト型の鋼管柱にホーンスピーカーが4基設置されていた.ホーンスピーカーはレフレックスホーンが多かったがストレートホーンもあり,防災用モデルも一部存在した.受信アンテナは5素子八木型制御ボックスは各子局につき1~2基となってい.ボックスカバー付きの場合,ボックスカバーにはNECの旧ロゴが書かれていた.昭和62年設備とあって古い.

ストレートホーンの割合が多い子局.全てTOA旧型.

(総合運動公園)

ストレートホーンがTOA防災用となっている子局.ボックスカバーに書かれているのはNECの旧ロゴ.

(結小学校)

動画

・10:00 ウエストミンスターの鐘