山県市(旧美山町)

基幹システム … Panasonic 60MHz帯アナログ同報系防災行政無線

周波数 … 68.205MHz(網掛中継局同報波),57.260MHz(山県市役所中継波)

スピーカー … noboru防災用 レフレックスホーン,ストレートホーン

コールサイン … こうほうやまがた

整備年 … 不明

設備

  • 屋外拡声子局 43箇所

  • 再送信子局 なし

  • 中継局 1箇所(網掛中継局)

  • 戸別受信機 全世帯に配布

ミュージックチャイム

  • 6:00  TOA旧音源恋は水色」テンポ+1

  • 12:00 TOA旧音源スイートメモリーズ」テンポ+1

  • 17:00 TOA旧音源「イエスタデイ」テンポ+1(10~5月)

  • 18:00 TOA旧音源「野ばら」(6~9月)

特記事項

 美山地区は市内広域(旧高富町,伊自良村)とは異なる放送内容で運用されており,2003年市全域整備後も市役所には美山地区専用の操作卓が装備されていた(制御機のメーカーも異なっていた).2003年以降は中継波は山県市役所からの送信となり,旧美山町役場からの送信は無くなっていた.市役所からは中継波が57.260MHzで送信されていたとみられ,同周波数の揖斐川町藤橋地区の中継波と混信が発生していた.中継波は網掛中継局で出力強めの60MHz帯同報波へ変換され,各子局へ向け発信されていた.

 時報は貴重な旧音源の4曲レパートリーだったが,野ばら以外は全てテンポが速いものであった.そんな美山地区特有の時報も,デジタル化により2021年9月末には聞けなくなってしまった.

【子局の特徴】

 マストは基本的に,パンザーマストで太めである.スピーカーや制御ボックスのメーカーは市内広域と異なる.スピーカーはストレートホーンがレフレックスホーンの上にくるという,どちらかといえば少数派な配置で統一されていた.

スピーカーはnoboru防災用,SHがRHの上段にきている.

(【034】みやまあいど)

増設子局が地区内に2箇所あり,この2箇所はマストがエースマストである.

(【042】みやまおちあい)

山沿いであるため,雨量計等の気象データを収集するテレメーター装置付きの子局も各所に見られる.

(【029】みやまかんざき1)

動画

6:00 旧音源恋は水色


・12:00 旧音源スイートメモリーズ

・17:00 旧音源イエスタデイ

・18:00 旧音源野ばら