大垣市
基幹システム … OKI 60MHz帯デジタル同報系防災行政無線
スピーカー … TOA防災用 レフレックスホーン,ストレートホーン
コールサイン … こうほうおおがき
整備年 … 2004~2006年度デジタル整備,アナログ(合併前)は不明
設備
屋外拡声子局 176箇所
再送信子局 2箇所
中継局 1箇所【西山中継局(上石津町西山)】
戸別受信機 公共施設のみ配布
ミュージックチャイム
8:00 TOA「ウエストミンスターの鐘」(テンポ遅)【平日のみ】
17:00 TOA「ウエストミンスターの鐘」(テンポ遅)
特記事項
大垣市では合併後の2007年度頃にデジタル統一化工事が行われた.平成の大合併で全国的にも珍しい大規模な飛地合併を行った大垣市では,各地域により地形が大きく異なっている.旧市域では要望のあった地区に,年4箇所,毎年度計画的に子局の増設が行われている.時報は朝と夕方にウエストミンスターが鳴るのみ.市内の多くの子局にはボックスが1箇所あたり2機設置されているが,墨俣地域や上石津地域では,この限りでない場合も多い.子局ナンバーは地区ごとに付番が分けられ,プレートには「(各地区のイニシャル)-(地区ごとの連番)」の形で表示されている.
大垣市では朝8時(平日のみ)と午後5時に時報としてウエストミンスターが鳴動する以外は,普段あまり放送は入らず,広報も頻度はかなり低い(詐欺の注意喚起や行方不明者等の放送が稀に入るのみである).やや防災特化型の運用である.
合併前は,旧大垣市域には防災行政無線の整備があったが,屋外子局のみでその設置も多くはなく,その可聴域は極めて限定的であった(現在もあまり広範囲ではないと思われる).旧上石津町域に関しては戸別受信機中心の運用で,屋外子局は6箇所のみであったとされる.旧墨俣町域にはもともと防災行政無線は整備されていなかったため,2007年度頃の市内統一(デジタル化)により新規整備ということになる.
【各子局の特徴】
旧市域 … 全身が茶塗装となっており,毎年4箇所ずつ増設が行われている.
旧市域(屋上設置型)… 学校や一部公民館の屋上に設置されている.塗装は無く,スピーカーとアンテナは2~5本の細いマストに分けて設置されており,制御ボックスは建物の壁面または内部に設置されている.
旧墨俣町,上石津町域 … 全身が無塗装のものが多い.旧上石津町ではマストのみ緑色塗装のものもある.
旧市域の子局.全身が茶塗装.
(【O-79】青墓2区自治会館)
旧市域の屋上設置型.マストは細く,2本に分けられている.
(【O-83】青墓小学校)
←旧墨俣町域.ここだけ例外的に合併前設備のコンクリ柱を流用している.
(【S-3】二ツ木コミュニティーセンター)
旧上石津町域には再送信子局もある.マストは深緑塗装.
(【K-6】牧田支所)
旧上石津町域.こちらはマストも無塗装.制御ボックスは1基のみ.
(【K-31】下コミュニティーセンター)
動画
・17:00 ウエストミンスターの鐘