垂井町(アナログ時)

基幹システム … OKI 60MHz帯アナログ同報系防災行政無線

スピーカー … TOA旧型TOA防災用 レフレックスホーン,ストレートホーン

コールサイン … こうほうたるい

整備年 … 1990年頃

設備

  • 屋外拡声子局 76箇所

  • 中継局 なし

  • 戸別受信機 配布無し

ミュージックチャイム

  • 7:00  TOAウエストミンスターの鐘(テンポ遅)

  • 12:00  TOAウエストミンスターの鐘(テンポ遅)

  • 夕方   オリジナル音源 夕焼け小焼け(曲中アナウンス)【10~3月は17:00,4~9月は18:00】

特記事項

 垂井町では,アナログ時には町としてはかなり多い76箇所の屋外子局により住宅地のほぼ全てをカバーしていた.

 養老町と似た感じで,子局には大きく分けて2種類あったと思われ,TOA旧型のスピーカーを使用しているものと,TOA防災用のスピーカーを使用しているものとがあった.後者は恐らく増設と思われるがボックスカバーの汚れ具合は前者とあまり変わらないケースが多かった.前者の子局はマストがパンザーマストのものもあった.また,小規模な住宅地では,マストの背丈が低いものもあった.子局プレートには番号の後ろにA,Bと記入がされている場合があり,時差放送を行っていた可能性がある.

 また,時報については情報が錯綜しており,かつては午前8時や午後3時にもウエストミンスターの鐘が鳴動していたという情報もある.デジタル化着工直後,2020年度~2022年度初頭までは,新音源の時報がアナログ子局からも鳴動していたが,2022年5月9日をもって,アナログで残った子局からの放送は廃止され,9月末にはすべて撤去された.

 【子局の特徴】

  • 既設子局  スピーカーはTOA旧型仕様のもので,エースマストまたはパンザーマストに設置されていた.

  • 増設子局  改修子局の可能性もある.スピーカーがTOA防災用仕様となっており,エースマストに設置されていた.

 両者とも受信アンテナは基本的に3素子が一般的ではあったが,所によって5素子の子局もあり,強電界のエリアにおいては素子数が1つのダイポールアンテナを使用している子局もあった.なお,アンテナは素子の特徴から日本アンテナ製ではなくYAGI製のものであった可能性がある.


既設子局.スピーカーは旧型仕様で,ストレートホーンはシャチホコのように曲がっている.

(【022B】東瀬古)

増設子局.スピーカーは防災用で,マストも比較的新しいように見える.

(【029A】若宮)

小規模な可住域ではスピーカーの設置台数が少なく,マストの背丈が低いなど,設置方法が特殊な場所もあった.

(【057B】梅谷(2))

動画

夕方 オリジナル音源夕焼け小焼け(曲中アナウンス)【廃止


・夕方 新音源夕焼け小焼け(曲中アナウンス)【2021年度のみ

・夕方 新音源家路